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第拾捌話
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鬼♂✖人♀のRシーンです。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「大丈夫か?」
気が付くと実篤が顔を覗き込んでいた。鬼の姿のままでいるという事は、気をやっていたのはほんのわずかな間だったらしい。知里が頷くとねっとりと唇が重ねられる。
「まだ辛いかもしれないけど、私ももう我慢が出来ない」
「さぁ君……」
知里は返事のかわりに実篤に抱き着いた。彼はもう一度唇を重ねると、彼女の膝裏に手をまわして足を広げさせ、極限まで高ぶった彼自身を秘所にあてがう。知里はその熱を感じただけで体の奥がジンと疼いてくる。
「あぁ……」
知里も待ち望んだ熱が体の中に入ってくる。今までにない大きさで圧迫感は半端ないが、彼が細心の注意を払って腰を進めてくれるおかげで不思議と痛みは感じない。やがて彼の肉棒が奥まで達する。
「ん……」
うっすらと目を開けてみると、彼の赤銅色の肌には玉のような汗が浮き出ていた。当人だとはわかっているのだが、見慣れた姿と異なることが妙な背徳感を生んでいた。それでも流れ落ちてくる汗をぬぐい、張り付く髪をかき上げる仕草はいつもと変わらない。知里はほっと息を吐いて密着している実篤の体に腕を回した。
「気持ち……いい?」
「ああ。知里は痛くないか?」
「大丈夫。ちょっと苦しいけど……」
知里が答えると実篤はフッと笑みを浮かべて腰を動かし始める。しかし、彼女の体を気遣っているのか、負担にならないようその動きは緩やかだった。確かに彼の本性を迎え入れた場所はまだまだ苦しい。それでもなじんできたらしく奥底で沸き起こってくる疼きが強まってくる。快楽を教え込まれている体はその疼きの正体を知っており、貪欲にそれを求めていた。
「さぁ君……私は大丈夫だから……」
「そう煽るな」
「でも……もっと感じたい」
知里が答えたとたんに奥に感じる熱が一層強くなった気がする。実篤は一言「やばい」と呟くと、いままで緩やかだった腰の動きが急に早まってくる。どうやら彼女の一言が引き金となり、彼の中に残っていたわずかな理性がはじけ飛んでしまったらしい。
「あぁっ!」
今まで感じた事がない強い衝撃に知里は思わず実篤の体にしがみついた。すると、彼女の体が二つ折りになるほどまで折り曲げられ、手加減なしでずんずんと奥を突かれる。
「それ、だめぇぇぇ!」
本性の実篤のモノになじみ始めた彼女の中は、その衝撃をいつの間にか快楽に変えていた。彼も彼女のより感じる場所を体で覚えこんでいる。その場所を今までよりも大きなものでゴリゴリと責められれば、たちまち絶頂へと駆け上っていく。
「あぁぁぁぁん!」
「あぁ、知里……知里……」
もちろん、彼女が一度達しただけではその行為は終わらない。余韻でガクガク震えている彼女は陶酔した様子の実篤に抑え込まれ、最奥へ叩きつけるような勢いで攻め続けられた。
「ぁ……ぁ……」
「くっ……」
幾度も高みに上らされ、叫びすぎた知里の上げる声がかすれ始めた頃、ようやく実篤も達して彼女の中に大量の白濁を放った。感じすぎて敏感になっている彼女は、その放たれた熱でも感じてしまい体をビクビクと震わせていた。
朝の柔らかな光を感じて実篤は目を覚ました。傍らの温もりに目をやると、知里が彼にすり寄るように眠っていた。彼女がひどく小さく見えるのは彼がまだ本性の鬼の姿を保ったままだからだ。
「無理……させてしまったな……」
本性の彼を拒むどころか受け入れてくれた妻の頭を優しく撫でる。本性での交わりは思っていた以上に気持ちよく、理性を飛ばした彼はそんな彼女をおもんばかることなく快楽を貪ってしまったのだ。申し訳ないと思うのだが、今は満ち足りた気持ちの方が強かった。
「ん……」
実篤が頭を撫でていると、知里が身じろぎをする。起きた時に鬼のままだと怖がるかもしれないと思い、人の姿になろうとしたところで彼女は目を開けた。
「さぁ……君」
一瞬、驚いた表情を浮かべたが、それでも彼女は嬉しそうに実篤に抱き着く。だが、その声はかわいそうなくらいにかすれていた。
「ごめん、大丈夫?」
実篤が謝ると、知里は頷いた。彼は彼女に水を用意しようと体を起こしかけたが、彼女は鬼の姿のままの彼にピタリと寄り添う。
「知里?」
「好き……」
実篤が抱きつぶしたおかげで身動きがままならない今の彼女の精いっぱいの愛情表現に彼はたまらず抱きしめた。
「ありがとう、受け入れてくれて」
愛しさがこみ上げてきた実篤は改めて妻に感謝を伝える。彼女は笑顔で頷くと自分から彼に口づけた。一度顔を離して見つめあうと、今度はとろけるほどの濃厚な口づけを交わしたのだった。
結局、昼を過ぎても寝室に籠ったままの2人を気遣ったお手伝いさんが声をかけてくるまで、2人は布団の上でイチャイチャしながら過ごしていた。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
結局、お手伝いさんが声をかけるまで実篤は鬼の姿で過ごした。
次、最終話です。
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「大丈夫か?」
気が付くと実篤が顔を覗き込んでいた。鬼の姿のままでいるという事は、気をやっていたのはほんのわずかな間だったらしい。知里が頷くとねっとりと唇が重ねられる。
「まだ辛いかもしれないけど、私ももう我慢が出来ない」
「さぁ君……」
知里は返事のかわりに実篤に抱き着いた。彼はもう一度唇を重ねると、彼女の膝裏に手をまわして足を広げさせ、極限まで高ぶった彼自身を秘所にあてがう。知里はその熱を感じただけで体の奥がジンと疼いてくる。
「あぁ……」
知里も待ち望んだ熱が体の中に入ってくる。今までにない大きさで圧迫感は半端ないが、彼が細心の注意を払って腰を進めてくれるおかげで不思議と痛みは感じない。やがて彼の肉棒が奥まで達する。
「ん……」
うっすらと目を開けてみると、彼の赤銅色の肌には玉のような汗が浮き出ていた。当人だとはわかっているのだが、見慣れた姿と異なることが妙な背徳感を生んでいた。それでも流れ落ちてくる汗をぬぐい、張り付く髪をかき上げる仕草はいつもと変わらない。知里はほっと息を吐いて密着している実篤の体に腕を回した。
「気持ち……いい?」
「ああ。知里は痛くないか?」
「大丈夫。ちょっと苦しいけど……」
知里が答えると実篤はフッと笑みを浮かべて腰を動かし始める。しかし、彼女の体を気遣っているのか、負担にならないようその動きは緩やかだった。確かに彼の本性を迎え入れた場所はまだまだ苦しい。それでもなじんできたらしく奥底で沸き起こってくる疼きが強まってくる。快楽を教え込まれている体はその疼きの正体を知っており、貪欲にそれを求めていた。
「さぁ君……私は大丈夫だから……」
「そう煽るな」
「でも……もっと感じたい」
知里が答えたとたんに奥に感じる熱が一層強くなった気がする。実篤は一言「やばい」と呟くと、いままで緩やかだった腰の動きが急に早まってくる。どうやら彼女の一言が引き金となり、彼の中に残っていたわずかな理性がはじけ飛んでしまったらしい。
「あぁっ!」
今まで感じた事がない強い衝撃に知里は思わず実篤の体にしがみついた。すると、彼女の体が二つ折りになるほどまで折り曲げられ、手加減なしでずんずんと奥を突かれる。
「それ、だめぇぇぇ!」
本性の実篤のモノになじみ始めた彼女の中は、その衝撃をいつの間にか快楽に変えていた。彼も彼女のより感じる場所を体で覚えこんでいる。その場所を今までよりも大きなものでゴリゴリと責められれば、たちまち絶頂へと駆け上っていく。
「あぁぁぁぁん!」
「あぁ、知里……知里……」
もちろん、彼女が一度達しただけではその行為は終わらない。余韻でガクガク震えている彼女は陶酔した様子の実篤に抑え込まれ、最奥へ叩きつけるような勢いで攻め続けられた。
「ぁ……ぁ……」
「くっ……」
幾度も高みに上らされ、叫びすぎた知里の上げる声がかすれ始めた頃、ようやく実篤も達して彼女の中に大量の白濁を放った。感じすぎて敏感になっている彼女は、その放たれた熱でも感じてしまい体をビクビクと震わせていた。
朝の柔らかな光を感じて実篤は目を覚ました。傍らの温もりに目をやると、知里が彼にすり寄るように眠っていた。彼女がひどく小さく見えるのは彼がまだ本性の鬼の姿を保ったままだからだ。
「無理……させてしまったな……」
本性の彼を拒むどころか受け入れてくれた妻の頭を優しく撫でる。本性での交わりは思っていた以上に気持ちよく、理性を飛ばした彼はそんな彼女をおもんばかることなく快楽を貪ってしまったのだ。申し訳ないと思うのだが、今は満ち足りた気持ちの方が強かった。
「ん……」
実篤が頭を撫でていると、知里が身じろぎをする。起きた時に鬼のままだと怖がるかもしれないと思い、人の姿になろうとしたところで彼女は目を開けた。
「さぁ……君」
一瞬、驚いた表情を浮かべたが、それでも彼女は嬉しそうに実篤に抱き着く。だが、その声はかわいそうなくらいにかすれていた。
「ごめん、大丈夫?」
実篤が謝ると、知里は頷いた。彼は彼女に水を用意しようと体を起こしかけたが、彼女は鬼の姿のままの彼にピタリと寄り添う。
「知里?」
「好き……」
実篤が抱きつぶしたおかげで身動きがままならない今の彼女の精いっぱいの愛情表現に彼はたまらず抱きしめた。
「ありがとう、受け入れてくれて」
愛しさがこみ上げてきた実篤は改めて妻に感謝を伝える。彼女は笑顔で頷くと自分から彼に口づけた。一度顔を離して見つめあうと、今度はとろけるほどの濃厚な口づけを交わしたのだった。
結局、昼を過ぎても寝室に籠ったままの2人を気遣ったお手伝いさんが声をかけてくるまで、2人は布団の上でイチャイチャしながら過ごしていた。
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結局、お手伝いさんが声をかけるまで実篤は鬼の姿で過ごした。
次、最終話です。
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