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★アドベンドカレンダー5
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沙耶が目を覚ますと、義総と幸嗣の間に寝かされていた。見慣れたベッドは沙耶の部屋のもので、彼女が意識を飛ばした後、体を清めてこちらに運んできてくれたらしい。身に付けていたのがあの煽情的なベビードールではなく、いつも身に付けているネグリジェだったことに安堵する。
「起きたか?」
「メリークリスマス、沙耶」
そういえば、今日はクリスマス。沙耶も挨拶を返そうとするが、声がかすれて出てこない。久々に激しく交わったせいか、体のあちこちが痛くて出てくるのはうめき声だけだった。
「沙耶、これを」
義総が綾乃特製ジュースを口移しで飲ませてくれる。すると反対側に顔を向けられ、今度は幸嗣が飲ませてくれた。2人とも舌を絡ませてくれるというオプションも付けてくれたので、1杯分を飲み終えた後には軽く息が弾んでいた。
「……お仕事……は?」
「私は夕方まで大丈夫だ」
「俺はもうちょっとしたら出るけどね」
気付けばもうお昼を過ぎている。忙しい2人がそろってここに居ても大丈夫なのだろうかと不安がこみ上げてくるが、安心させるように2人は代わる代わる沙耶に口づける。
「沙耶、見せたいものがあるんだ。体起こしてもいい?」
何だろうかと疑問に思いながら彼女は頷く。すると幸嗣はベッドの天蓋を開け放ち、義総が彼女の体を支えて優しく起こしてくれる。
「どう……したの、これ」
あのツリーの周りに沢山のプレゼントボックスと花束が置いてある。沙耶は困惑して2人の顔を見比べる。
「ん~と、アドベンドに入りきらなかった残りかな?」
幸嗣の弁明によると、引き出しの大きさに限りがあり、用意していた服とか靴が入らなかったらしい。2人の話では他にも帽子やモコモコの室内履きにブランド物のバッグなんかもあるらしい。当然、花束は枯れてしまうから入れられない。そこでここにこうして並べてクリスマスの朝に渡すつもりでいたらしい。
「もらいすぎです……」
沙耶がポツリと呟くと、義総が宥める様に肩を抱いた。
「私達が忙しすぎて寂しい思いをさせたからそのお詫びもある」
「そうだよ」
反対側から幸嗣も抱き寄せて旋毛に唇を落とした。
「最後にとっておきがある」
柔らかな笑みを浮かべて義総が何かを差し出す。この上何をと思いながら受け取った封書にはサイラムの紋章が箔押しされていた。戸惑いながら2人の顔を見ると口元に笑みを浮かべてうなずいている。
幸嗣が手渡してくれたペーパーナイフで封を開けて中身を開けると、見慣れたダーヴァッドの筆跡が目に飛び込んできた。
全て英文だが、今まで学んできたおかげでどうにか読む事が出来る様になっていた。要約すると、来年8月に即位式をするから来てほしいという内容だった。特筆すべきは手紙の最後「2人の夫も国賓として招くから、ハネムーン感覚で来てほしい」と結ばれていたのだ。
「じゃあ……」
「私達の事、ようやく認めてくれる気になったらしい」
1人の女性に夫が2人などと普通はあり得ない。それでも3人はあえてそれを通す覚悟を決めたのだが、沙耶の保護者を自称するダーヴァッドはなかなか首を縦に振ろうとはしなかった。
1年近くかけ、彼らはあらゆる手段を用いて彼の説得を試みていた。今月に入ってからも義総は商談も兼ねて直接彼に会って話をしている。それが功を奏したのか、ダーヴァッドが折れる形となり、この招待状を言付かったのだ。
「よかった……」
沙耶は手紙を胸に抱いて安堵の涙を流す。これが今年一番のクリスマスの贈り物となったのだった。
「起きたか?」
「メリークリスマス、沙耶」
そういえば、今日はクリスマス。沙耶も挨拶を返そうとするが、声がかすれて出てこない。久々に激しく交わったせいか、体のあちこちが痛くて出てくるのはうめき声だけだった。
「沙耶、これを」
義総が綾乃特製ジュースを口移しで飲ませてくれる。すると反対側に顔を向けられ、今度は幸嗣が飲ませてくれた。2人とも舌を絡ませてくれるというオプションも付けてくれたので、1杯分を飲み終えた後には軽く息が弾んでいた。
「……お仕事……は?」
「私は夕方まで大丈夫だ」
「俺はもうちょっとしたら出るけどね」
気付けばもうお昼を過ぎている。忙しい2人がそろってここに居ても大丈夫なのだろうかと不安がこみ上げてくるが、安心させるように2人は代わる代わる沙耶に口づける。
「沙耶、見せたいものがあるんだ。体起こしてもいい?」
何だろうかと疑問に思いながら彼女は頷く。すると幸嗣はベッドの天蓋を開け放ち、義総が彼女の体を支えて優しく起こしてくれる。
「どう……したの、これ」
あのツリーの周りに沢山のプレゼントボックスと花束が置いてある。沙耶は困惑して2人の顔を見比べる。
「ん~と、アドベンドに入りきらなかった残りかな?」
幸嗣の弁明によると、引き出しの大きさに限りがあり、用意していた服とか靴が入らなかったらしい。2人の話では他にも帽子やモコモコの室内履きにブランド物のバッグなんかもあるらしい。当然、花束は枯れてしまうから入れられない。そこでここにこうして並べてクリスマスの朝に渡すつもりでいたらしい。
「もらいすぎです……」
沙耶がポツリと呟くと、義総が宥める様に肩を抱いた。
「私達が忙しすぎて寂しい思いをさせたからそのお詫びもある」
「そうだよ」
反対側から幸嗣も抱き寄せて旋毛に唇を落とした。
「最後にとっておきがある」
柔らかな笑みを浮かべて義総が何かを差し出す。この上何をと思いながら受け取った封書にはサイラムの紋章が箔押しされていた。戸惑いながら2人の顔を見ると口元に笑みを浮かべてうなずいている。
幸嗣が手渡してくれたペーパーナイフで封を開けて中身を開けると、見慣れたダーヴァッドの筆跡が目に飛び込んできた。
全て英文だが、今まで学んできたおかげでどうにか読む事が出来る様になっていた。要約すると、来年8月に即位式をするから来てほしいという内容だった。特筆すべきは手紙の最後「2人の夫も国賓として招くから、ハネムーン感覚で来てほしい」と結ばれていたのだ。
「じゃあ……」
「私達の事、ようやく認めてくれる気になったらしい」
1人の女性に夫が2人などと普通はあり得ない。それでも3人はあえてそれを通す覚悟を決めたのだが、沙耶の保護者を自称するダーヴァッドはなかなか首を縦に振ろうとはしなかった。
1年近くかけ、彼らはあらゆる手段を用いて彼の説得を試みていた。今月に入ってからも義総は商談も兼ねて直接彼に会って話をしている。それが功を奏したのか、ダーヴァッドが折れる形となり、この招待状を言付かったのだ。
「よかった……」
沙耶は手紙を胸に抱いて安堵の涙を流す。これが今年一番のクリスマスの贈り物となったのだった。
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