掌中の珠のように Honey Days

花影

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★雛の家8

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お待たせしました


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 沙耶が目を覚ますと、目の前に幸嗣の顔があった。驚いて声が出そうになるのを堪え、寝ぼけた頭で状況を整理する。途中から記憶がないことから、帰りの車の中で眠ってしまったのだと気付いた。
「……おはよう、沙耶」
 飾り気のないシンプルな内装から幸嗣の部屋にいることに気付く。車からこの部屋まで運んでもらっただけでなく、いつものナイトウエアに着替えさせてくれていた。彼の手を煩わせてしまった失態に1人で身もだえていると、幸嗣が目を覚ました。上掛けからのぞく素肌が妙に色っぽく感じる。沙耶は顔を赤らめて視線を逸らすと、しどろもどろになりながら挨拶を返した。
「お、おはようございます、幸嗣さん。ごめんなさい、その、寝てしまって」
「たくさん歩いたから疲れちゃったんだよね? 気にしなくていいよ」
 幸嗣は優しくほほ笑むと、彼女の額に口づけ、体を密着させてくる。そのため、彼の下半身から伝わる熱に意識しなくても気づいてしまう。
「でも、ちょっと寂しかったから、時間まで付き合ってくれる?」
 上掛けをはねのけた幸嗣に極上の笑顔でベッドに組み敷かれる。ちらりと時計を見れば朝の5時。彼はエトワールの監査役員として今日は出社する予定となっているが、まだ時間的な余裕はあるのだろう。おずおずと沙耶が頷くと、彼は一度ついばむように唇を重ねてから深く口づける。
「ん……」
 割り込んできた彼の舌に応じると、そのまま激しく絡め取られる。彼が満足して口を離した時には、沙耶はすっかり息が上がっていた。
「脱がすよ」
 見上げた彼はすっかり獲物を狙う目つきとなっていた。沙耶が返事をする間もなくあっという間に簡素なデザインのナイトウエアは脱がされる。露になった双丘の頂は既にピンと経っており、白い肌には義総が付けたと思われる真新しい痕がいくつも散っている。それを目にした彼は対抗心が燃え上がったらしく、新たに吸い付いて痕を付けていく。
「あぁぁ……」
 ピンと立った乳首をなめ転がされ、胸のふくらみを揉みしだかれると、ビリビリとした快楽が押し寄せてきて体が跳ねる。そんな沙耶の反応に気を良くした幸嗣は、一旦体を離すと唯一身に付けていた下着を脱ぎ捨てる。そして再びのしかかってくると、彼女の膝を割り開いた。秘所に指を這わせるとそこは既に濡れている。指はグチュリと音を立ててすんなりと中に入り、数度かき回す様に動かしてから抜くとまとわりついた蜜が糸を引いていた。
「挿れるよ」
 いつもであればもっと時間をかけて解すのだが、今は時間が惜しかった。沙耶が頷くと、幸嗣はいきり立った自身をあてがい、奥まで貫いた。
「あぁん!」
 貫かれる快感に沙耶は体を仰け反らせる。しかし、昨夜からお預けを食らっていた幸嗣は、その体を抑え込むとそのままガツガツと夢中になって腰を動かし始める。
「ああ、沙耶、いい」
「あ、あ、あっ、もう、きちゃう、あっ、あぁぁぁ!」
 激しい動きに沙耶はたちまち上り詰め、幸嗣に縋りつくようにしてガクガクと体が震わせる。
「沙耶、沙耶、あぁ……」
「あぁぁぁぁん!」
 額に浮かぶ汗が流れ落ちるのも気にせず、彼は愛しい少女の名を呼びながら貪るように腰を動かし続け、やがて最奥へ精を放った。
「沙耶……」
 ぐったりとしている沙耶に唇を重ねる。再び舌を絡め合い、汗ばんだ胸を揉んでいると、入れたままになっている彼のモノは再び大きくなってくる。今朝はこれで終わろうと思っていたが、到底我慢など出来るはずもない。
 幸嗣は一度自身を引き抜くと、まだぐったりとしている彼女をうつぶせにする。そして彼が放ったものがあふれ出る彼女の中に、今度は背後から貫いた。まだ先程の快楽の余韻が残っているらしく、彼女はそれだけで軽く達したようだ。
「気持ちいい?」
「んっ」
 幸嗣の問いかけに沙耶はただ頷くしかできない。そんな彼女の反応に気をよくした彼は、その腰を掴んでまたもや激しく腰を動かす。彼女は、しわくちゃになったシーツを握りしめて彼の長大なモノが与える快感に耐えた。しかし、彼は容赦なく彼女を責め立て、彼女はすぐに絶頂に達した。
「きゃぁぁぁぁん!」
 それでも幸嗣は動きを止めない。過ぎた快楽に目の前が真っ白になり、彼女は意識を飛ばしていた。



「ん……」
「沙耶、起きた?」
 沙耶が目を開けると、心配そうな表情の幸嗣が顔を覗き込んでいた。そんなに心配するのならば無茶をしなければいいのだが、元より沙耶には彼を責める考えがない。逆に心配かけてしまったと反省する。
「幸嗣さん、お仕事は?」
「まだ大丈夫」
 彼はそう微笑むと、彼女を優しく抱き起こし、封を開けたミネラルウォーターのペットボトルを手渡してくれる。時計を見ればまだそれほど時間は経っていない。気をやっていたのは数分程度だったのだろう。
 喉がカラカラだった沙耶は礼を言って受け取ると、中身を飲み干した。空のペットボトルを捨てようとして自分で体を起こすと、体の中で放たれた精が流れ出てくる。
「あ……」
「無理させちゃって、ごめんね。お風呂用意できてるけど入る?」
「大丈夫……。お風呂入りたいです」
 沙耶が答えると、幸嗣はにっこり笑って彼女からペットボトルを受け取り代わりにゴミ箱へ放り込んだ。
「じゃあ、先に掻き出しちゃおう」
「え?」
 疑問に思う間もなく沙耶は再びベッドに押し倒され、抵抗する間もなく膝を割り広げられる。そしてのしかかってきた幸嗣に口づけられ、彼が先程放った白濁があふれ出ている秘所に指を入れる。
「んんっ」
 幸嗣が白濁を掻き出す様に指を動かすと、それで治まったはずの熱がまた沸き起こってくる。結局、達するまで中をかき回され、ぐったりとした沙耶は浴室まで抱き上げられて運ばれた。


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やはり暴走した幸嗣君……。もう1話続きます
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