ドゥームレジスター

バルッ!!

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石柱が青白い光を強く放ち始め、裂け目全体が揺れ始めた。空気は一層重くなり、地面からは輝く模様が浮かび上がる。突然、広間の中央に光の渦が現れ、その中から人型の影が浮かび上がった。

「また守護者か……!」
ロイクが剣を構えながら呟く。

だが、この存在はこれまでの守護者たちとは異なる威圧感を放っていた。全身が大地そのものを思わせるような岩と光で構成され、その目は静かに輝いている。彼の周囲には砂や石の粒が浮遊し、時折それが集まって形を変える。

その存在が低い声で語りかけてきた。
「大地の調和を乱す者に対し、力を試す。未来を背負う覚悟を示せ。」

「未来を背負う覚悟……。」
大地は剣を握りしめ、一歩前に進んだ。


守護者が腕を上げると、広間全体に小さな岩石が雨のように降り注ぎ始めた。それは尋常ではない速さで落下し、一行の動きを封じるように四方から押し寄せてくる。

「全員動きを止めるな!岩石をかわしながら守護者の隙を探せ!」
フィーネが鋭い声で指示を飛ばす。

ロイクは盾を構えて前線に立ち、エリオットは防御の魔法を展開して仲間たちを守る。一方、大地は「時の収束」を発動し、岩石の動きを遅らせながら守護者の核心を狙う隙を探っていた。

「この守護者、普通の攻撃じゃ効きそうにない……!」
ロイクが叫ぶ。


守護者が両手を振り上げると、地面が激しく揺れ、巨大な岩の柱が次々と隆起した。それらは一行を分断し、攻撃のタイミングを奪うように配置される。

「これじゃ守護者に近づけない……!」
フィーネが剣で岩を切り裂こうとするが、柱はすぐに再生する。

守護者が低い咆哮を上げると、岩の柱が崩れて砕け、その破片が一行に向かって飛び散る。エリオットの防御魔法も限界に近づいていた。

大「このままじゃやられる……!」
大地は焦りを感じながらも剣を握りしめた。黒い本が再び光を放ち、静かな声が彼の中に響いた。

《神野大地、貴方の力は進化の頂点に達しようとしています。『大地の共鳴』の力を覚醒させ、この守護者の試練を超えなさい。》

「大地の共鳴……?」
大地は深く息を吸い込み、自分の中に眠る力をさらに引き出す感覚を探った。

《この力は、大地そのものと調和し、環境を制御する力です。裂け目の力を借り、守護者の攻撃を無力化するのです。》

「環境を制御……やってみる!」

大地の共鳴:新たな力の覚醒
大地が剣を掲げると、広間全体に青白い波動が広がった。その波動は地面に浸透し、裂け目全体の力を引き寄せるように感じられた。剣の光がさらに強くなり、大地の足元からは緑色の光が放射状に広がっていく。

「これが……大地の共鳴の力!」

剣を振り下ろすと、広間全体が震え、守護者の動きが鈍くなり始めた。岩の柱が次々と崩れ、その破片は光となって消えていく。

「今だ!みんな、攻撃を集中しろ!」
大地が叫び、一行は再び守護者に向かって突撃した。

フィーネが剣で鋭い一撃を放ち、ロイクが盾で守護者の体を崩すように突進する。エリオットは強力な魔法を放ち、守護者を追い詰めた。


守護者が最後の抵抗を試みようとした瞬間、大地は剣を高く掲げ、全力で振り下ろした。その一撃は守護者の体を貫き、広間全体に閃光が走った。

「これで終わりだ……!」

守護者の体が崩れ始め、光の粒となって消えていく。その場に静寂が訪れ、試練の終わりを告げるように石柱が静かに輝き始めた。


石柱が光を放ち、再び古代文字が浮かび上がる。それをエリオットが慎重に読み取った。

「『大地の調和を乱す者に裁きを。調和を守る者に力を。』……。」

「これが……俺たちに与えられた力なのか。」
大地が剣を握りしめ、石柱を見つめた。

フィーネが深く頷く。
「これで三つ目の封印を解放した。だが、敵はこれ以上黙ってはいないだろう。」

「次の封印に急がなきゃいけない。ローブの男たちが動き出す前に……!」
大地は決意を新たにした。


裂け目を後にした一行が地上へ戻ると、空に異常な黒い雲が広がり、不気味な光が漂っていた。それはさらに激しい戦いの予兆を告げていた。

「次の封印も狙われているかもしれない……。」
エリオットが空を見上げながら呟く。

「もう迷っている暇はない。すぐに次の目的地を目指すぞ!」
フィーネの声に一行は頷き、再び進み始めた。
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