ドゥームレジスター

バルッ!!

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天空の塔から無事に脱出した一行は、砦に戻りつつ次なる行動について話し合っていた。封印が解放されるたびにローブの男たちの計画が進行していることは明らかであり、次の封印がどこにあるのかを突き止めることが最優先事項だった。

「これまで解放した三つの封印は、炎、氷、風と、それぞれ異なる自然の力に関連していた。」
エリオットが地図を広げながら話し始めた。

「古代の文献によれば、最後の封印は『大地』と呼ばれる力に関係している可能性が高い。その場所はおそらく……ここだ。」

彼が指差したのは、大地の裂け目のさらに南に位置する広大な砂漠地帯だった。その地図には「忘却の砂海」と記されている。

「忘却の砂海……あの危険地帯に封印があるのか?」
ロイクが眉をひそめながら言った。

「過去の探査記録では、砂漠の中心に奇妙な石柱群が発見されている。そこが封印の核である可能性がある。」
エリオットが答える。


一行は砂漠地帯への長旅に備え、十分な準備を整えることにした。砂漠の過酷な環境に適応するための水や食料、防具などが用意された。

「砂漠の中での戦いは、これまでのようにはいかないだろう。過酷な環境そのものが敵になる。」
フィーネが厳しい表情で言った。

「それでも進むしかない。奴らに先を越されたら、世界がどうなるか分からないんだ。」
大地が力強く答える。

「その意気だ。だが油断するなよ。」
ロイクが笑いながら肩を叩いた。


砦を出発した一行は、南へ向かって旅を続けた。道中、砂嵐や高温による厳しい条件が彼らを苦しめたが、少しずつ砂海の中心へと近づいていった。

砂漠の中央に到達すると、目の前には奇妙な石柱群がそびえていた。それらは高さがバラバラで、表面には古代文字が刻まれている。石柱の間からは微かな光が漏れ、そこから強い魔力が放たれているのを全員が感じた。

「ここが封印の場所だ。」
エリオットが地図を確認しながら言った。


一行が石柱群に近づいた瞬間、砂の中から複数の黒いローブを纏った男たちが現れた。その顔はフードで隠されているが、その存在感と漂う魔力はこれまでの敵とは一線を画していた。

「待っていたぞ、神野大地。」
その中の一人が静かに口を開いた。

「お前たちが……ローブの男たちか。」
大地が剣を構えながら睨む。

「封印を解放し、古代の力を目覚めさせる。それが我々の使命だ。だが、お前たちのような妨害者には消えてもらおう。」

男たちが杖を掲げると、砂漠全体が揺れ始め、砂嵐が巻き起こった。その中から巨大な魔獣が姿を現した。それは砂そのものから生まれたかのようで、四足歩行の巨大な体と、鋭い爪を持っていた。

「これが……砂の守護者か。」
フィーネが剣を握りしめた。

「いや、奴らが呼び出した偽物だ。」
エリオットが魔力を探りながら言う。「だが、厄介なのは変わらない!」


砂の守護者が咆哮を上げ、一行に向かって突進してきた。ロイクが盾で攻撃を防ぐが、その衝撃の強さに大きく後退する。

「こいつ、砂漠そのものを利用して攻撃してきてる……!」
ロイクが息を切らしながら言った。

「私たちも砂の動きを封じる方法を考えないと……。」
フィーネが敵の動きを見極めながら言う。

その時、大地は剣を握りしめ、新たな力を引き出す決意をした。黒い本が光を放ち、静かな声が彼の中に響いた。

《神野大地、貴方の力はついに完成に近づいています。『大地の響動』の力を覚醒させ、この環境そのものを制御しなさい。》

「大地の響動……これが最後の力か!」


大地が剣を掲げると、剣が青白く輝き始め、その輝きは次第に砂漠全体に広がっていった。その光は砂の動きを止め、守護者の体を徐々に拘束していく。

「これが……大地の響動の力だ!」

剣を振り下ろすと、砂漠全体が共鳴するように震え、守護者の体が砕け散っていった。

「よし、やったぞ!」
ロイクが声を上げる。

しかし、ローブの男たちは静かに笑いながら言った。
「まだ終わりではない。この封印が解かれるとき、我々の使命は成就するのだ。」


石柱群の中心に向かうと、大きな光が立ち上り、その中に封印の核と思われる巨大な装置が現れた。その装置は不気味に輝き、封印を解こうとする力と戦っているようだった。

「これを守り抜かないと……!」
フィーネが剣を構え、一行を鼓舞する。

だが、そのとき空が裂け、さらに強力な敵が姿を現した。最後の封印を巡る決戦が今、始まろうとしていた――。
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