ドゥームレジスター

バルッ!!

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北へ向かう道中、一行はかつて訪れた地を再び通り過ぎていった。炎の峡谷、氷の大地、天空の塔――どれも壮絶な戦いを繰り広げた場所だが、いずれも封印が健在であることを確認した。

「封印はまだ維持されている。だが、影の大地にはそれ以上の真実が隠されている気がする。」
エリオットが地図を見つめながら言った。

「影の大地……そこには一体何があるんだ?」
ロイクが肩越しに尋ねる。

「伝説によれば、影の大地には『大いなる影』と呼ばれる存在が封印されている。それが原初の王とどう関係しているのかは不明だが、何か重大な手がかりが得られるはずだ。」

「どんな敵が待ち受けていようと、俺たちは進むしかない。」
大地が力強く答える。


旅の末、影の大地の入り口にたどり着いた一行の目に飛び込んできたのは、荒廃しきった風景だった。黒く焦げた大地には、かつての文明の痕跡が点々と残っている。廃墟となった建物や崩れた塔が立ち並び、不気味な静寂が漂っていた。

「ここが……影の大地か。」
フィーネが剣を握りながら周囲を見渡す。

「ただの廃墟じゃない。この空気、何かが潜んでいる……。」
エリオットが魔力を感じ取りながら呟く。

一行が進むと、足元に刻まれた古代文字が光り始めた。その文字は不規則に点滅し、何かを警告しているように見えた。

「気をつけろ……これは罠かもしれない。」
ロイクが盾を構えながら警戒を促す。


突然、大地が震え、周囲の廃墟から黒い霧が立ち上った。その霧は次第に形を成し、鎧を纏った人型の敵へと変化していった。彼らは全身が黒い影のように揺らめき、武器を構えて一行を囲み始めた。

「これは……影そのものが具現化したのか!」
エリオットが驚きの声を上げる。

「全員、陣形を組んで戦え!」
フィーネが叫び、剣を抜く。

影の敵たちは静かに動き始めたかと思うと、瞬間的に姿を消し、次の瞬間には一行の背後に現れて攻撃を仕掛けてきた。

「速すぎる……!」
ロイクが盾を振り回しながら必死に防御する。

「これじゃ、まともに戦えない!」
フィーネが敵を追いながら叫ぶが、その動きは時間を超越しているかのようだった。


「このままじゃ、やられる……!」
大地は剣を握りしめ、黒い本が再び光を放つのを感じた。

《神野大地、貴方の力は影をも超える存在になることができます。「時の輪廻」の力を進化させ、『永遠の灯』を解放しなさい。》

「永遠の灯……?」

《影は光によってのみ消える。貴方がこの力を解放すれば、影の力を打ち破ることができるでしょう。ただし、その代償として、貴方の体力と魔力を大きく消耗します。》

大地は深く息を吸い込み、剣を掲げた。
「これしかないなら……やるしかない!」


大地が剣を振り上げると、剣が青白く輝き始め、その光は次第に広がっていった。その光は影の敵たちの動きを鈍らせ、姿を完全に浮かび上がらせた。

「これが……永遠の灯の力!」

大地が剣を振り下ろすと、その光が広間全体を包み込み、影の敵たちは次々と消滅していった。黒い霧も浄化され、大地には再び静寂が訪れた。

「やったか……?」
ロイクが周囲を見渡す。

フィーネが剣を収めながら言った。
「影の敵を退けたのは確かだ。でも、これが終わりじゃない。」


一行は荒廃した廃墟を進み、影の大地の中心へとたどり着いた。そこには、これまで見たどの封印とも異なる、巨大な黒い祭壇がそびえていた。祭壇の周囲には無数の古代文字が浮かび上がり、不気味な光を放っている。

「これが……影の封印の核か。」
エリオットが慎重に祭壇を調べ始めた。

「でも、誰かがここを先に訪れているようだ。」
フィーネが地面に残る足跡を見つけ、警戒を強めた。

突然、祭壇が激しく揺れ、中心から黒い光が立ち上がった。その光の中から姿を現したのは、ダリウスやアークスを超える圧倒的な存在感を持つ者だった。

「待ちわびたぞ……。」
その声は一行の心に直接響き渡るようだった。

「お前は……!」
大地が剣を構え、緊張に満ちた声を上げた。

物語は、影の封印の核心へ――そして、原初の王の真実へと迫る。次なる戦いが、運命の扉を開こうとしていた。
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