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第一章 初恋
第六話 テスト
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勉強会から3日後、一学期末のテストが始まった。文系と理系では、受ける科目数が違うため文理選択が同じ人とテスト期間は一緒にいた。私と冬也、そして栞ちゃんは理系で、そのほかの3人は文系を選択している。勉強会のおかげで、いつもよりも早く解き終わり4回も見直しをする時間があった。
すべてのテストが終了し、みんなで結果を報告しあった。一番驚いたのは、いままで学年5位以内とかなり好成績だったまな香が、とうとう学年1位になったことだった。まさかの、全教科満点。一部ではカンニングしたんじゃないかと、嫌味を言ってくる人もいたがまな香本人はまったく気にしないどころか、言ってきた相手になら次はミスしないように頑張ろうと言い返していた。
テスト前に、すごく不安そうだった琴美も前より成績が良くなったらしい。というより、あの勉強会に参加した人はみんな成績が良くなっていた。
テストが終わったことで、部活が再開した。当然弓道部も、テスト最終日から活動を再開した。図書室に行って勉強しようかと思っていたのだが、今日は図書委員が本のラベル替えのため、図書委員以外立ち入り禁止になっていた。隣の席だから、いつでも細田君の姿を見ることはできるのだが、弓を引いている袴姿は部活の時しか見られないので見学に行くことにした。
学校にある自販機で、スポーツ飲料を2本買って弓道場に向かった。弓道場に着くと、すでに練習が始まっていた。そしてちょうど休憩になるところだった。一人で来るのは初めてだったから、すごく緊張していた。冬也が、弓道場から出てきて私に気づき、細田君を呼んでくれた。細田君が私のほうに駆け寄ってきて、どうした?と声をかけてくれた。
「図書室今日は開いてないから、差し入れ持ってこうかなって」
「そうなんだ。本でも借りてたの?」
「いや、勉強しようかと思って。うちの母親の論文読みながらわからないところを図書室にある本で調べるつもりだったの。あっはいこれ」
「おうありがとう。論文って花沢のお母さん何してる人なの?」
「あれ?言ってなかったっけ。生物学者でいろんな国を飛び回ってるの。今は日本にいるけど」
「そうなんだ。じゃあそんなに頑張ってるのは、お前もそっちの仕事したいから?」
「うん。臨床検査技師になりたいんだ。だから東京の大学に行こうと思ってる」
「そっか。俺はまだあんまり進路決まってないな」
「おーい!休憩そろそろ終わりだぞー」
「おう分かった。今行く。じゃ、また来週だな。気をつけて帰れよ」
「うん、わかった。これ冬也に渡しといて」
スポーツ飲料を、細田君に渡して帰った。ケータイを見ると、まな香から
『今、進路相談室にいて雪菜の気になってた学校の案内あったからあとで渡すね。
帰り時間あいそうなら、一緒にお茶でもしてかない?』
とメッセージが来ていた。5分前だったので、まだ学校にいるかもしれないと思って、いいよと送り返した。そして、まな香と近くのカフェに行って、一緒に帰った。
家に帰って、部屋で1人本を読んでいた。すると、冬也からメッセージが来た。
『差し入れありがとな。
夏休み中ってなんか予定ある?』
『夏期講習ぐらいかな。どうしたの?』
『大学のオープンキャンパス一緒に行かね?
前に気になるって言ってたとこなんだけど、どうかな』
『いいよ。私も行こうと思ってたし。冬也の志望ってそっちだっけ?』
『雪菜とは違うけど、教員免許取れるからさ』
『そっか、高校教師だっけ。何日かあったよね?
予定確認して、後で連絡するね』
数日後、終業式を迎えその日勉強会をしたみんなで、夏休み中に近くの水族館に行く約束をした。夏休みは、学校に行かなくなって、細田君と会えなくなるからとまな香が提案してくれた。今回は、前の勉強会より気合を入れて服を選ぶことにした。
すべてのテストが終了し、みんなで結果を報告しあった。一番驚いたのは、いままで学年5位以内とかなり好成績だったまな香が、とうとう学年1位になったことだった。まさかの、全教科満点。一部ではカンニングしたんじゃないかと、嫌味を言ってくる人もいたがまな香本人はまったく気にしないどころか、言ってきた相手になら次はミスしないように頑張ろうと言い返していた。
テスト前に、すごく不安そうだった琴美も前より成績が良くなったらしい。というより、あの勉強会に参加した人はみんな成績が良くなっていた。
テストが終わったことで、部活が再開した。当然弓道部も、テスト最終日から活動を再開した。図書室に行って勉強しようかと思っていたのだが、今日は図書委員が本のラベル替えのため、図書委員以外立ち入り禁止になっていた。隣の席だから、いつでも細田君の姿を見ることはできるのだが、弓を引いている袴姿は部活の時しか見られないので見学に行くことにした。
学校にある自販機で、スポーツ飲料を2本買って弓道場に向かった。弓道場に着くと、すでに練習が始まっていた。そしてちょうど休憩になるところだった。一人で来るのは初めてだったから、すごく緊張していた。冬也が、弓道場から出てきて私に気づき、細田君を呼んでくれた。細田君が私のほうに駆け寄ってきて、どうした?と声をかけてくれた。
「図書室今日は開いてないから、差し入れ持ってこうかなって」
「そうなんだ。本でも借りてたの?」
「いや、勉強しようかと思って。うちの母親の論文読みながらわからないところを図書室にある本で調べるつもりだったの。あっはいこれ」
「おうありがとう。論文って花沢のお母さん何してる人なの?」
「あれ?言ってなかったっけ。生物学者でいろんな国を飛び回ってるの。今は日本にいるけど」
「そうなんだ。じゃあそんなに頑張ってるのは、お前もそっちの仕事したいから?」
「うん。臨床検査技師になりたいんだ。だから東京の大学に行こうと思ってる」
「そっか。俺はまだあんまり進路決まってないな」
「おーい!休憩そろそろ終わりだぞー」
「おう分かった。今行く。じゃ、また来週だな。気をつけて帰れよ」
「うん、わかった。これ冬也に渡しといて」
スポーツ飲料を、細田君に渡して帰った。ケータイを見ると、まな香から
『今、進路相談室にいて雪菜の気になってた学校の案内あったからあとで渡すね。
帰り時間あいそうなら、一緒にお茶でもしてかない?』
とメッセージが来ていた。5分前だったので、まだ学校にいるかもしれないと思って、いいよと送り返した。そして、まな香と近くのカフェに行って、一緒に帰った。
家に帰って、部屋で1人本を読んでいた。すると、冬也からメッセージが来た。
『差し入れありがとな。
夏休み中ってなんか予定ある?』
『夏期講習ぐらいかな。どうしたの?』
『大学のオープンキャンパス一緒に行かね?
前に気になるって言ってたとこなんだけど、どうかな』
『いいよ。私も行こうと思ってたし。冬也の志望ってそっちだっけ?』
『雪菜とは違うけど、教員免許取れるからさ』
『そっか、高校教師だっけ。何日かあったよね?
予定確認して、後で連絡するね』
数日後、終業式を迎えその日勉強会をしたみんなで、夏休み中に近くの水族館に行く約束をした。夏休みは、学校に行かなくなって、細田君と会えなくなるからとまな香が提案してくれた。今回は、前の勉強会より気合を入れて服を選ぶことにした。
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