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言ってることとやってる事が噛み合ってないよ!
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「やめ……っ、んん、はなし、あう……って、いった、のにぃ!」
「僕はそのつもりだったんだけど、ヤヨイが一人で身体をくねらせてるんだよ。僕が誘われてるようにしか思えないな」
もう絶対テオフィル王子のせいなのに!
くるまれてたシーツを解かれる。右の胸がぐんにゃりと形を変えて、真っ赤に腫れた先端が潰されてた。
でも、やっぱりそうしてる手は見えない。見えないけど、間違いなく身体はいいように弄ばれてる。
「ヤヨイの身体はいやらしいね」
明らかにおかしい状態になってるのにカケラも疑問に思わない時点で、王子は自分が原因だって白状してるようなもんだ。なのにまだとぼけるつもりらしい。
もしかしてテオフィル王子ってめちゃくちゃ性格悪いんじゃないかな!?
私の責めるような視線に、にっこりと微笑まれる。うん、いま絶対そういう状況じゃないよね!?
中に入れられた指は激しくは動かされないけど、さっき気持ち良くなっちゃった場所を的確に撫でられてびくびく腰が跳ねる。
「ねぇヤヨイ、話し合いをしようか」
「んん、そのまえ、に……っ、ゆび、ぬいてぇ!」
「そう言われてもなぁ。ほら、ぼくの両手はここにあるよ」
私に見えるように手を握ったり広げたりするテオフィル王子。その手じゃなくて、見えない方の手だってばぁっ!
「僕はヤヨイと番になりたいんだ。ヤヨイが可愛くて愛おしくて欲しくてたまらない。勿論どうしてもヤヨイが嫌だって言うなら仕方ないから諦めるけど……。あ、それでもちゃんと約束通りヤヨイの今後の生活は一切心配しなくていいよ、番になれなくてもヤヨイが僕にとって特別なのは変わらないし呪いを解いてくれた恩もあるし、世界の落し子だからみんなヤヨイを大切にするよ」
諦めるって、言ってる事とやってる事が噛み合ってないよ!
全然そんな気配カケラも一滴も感じないんですけど!
諦めないって主張だけがビシバシ伝わってくるよ!
本当に諦めてくれる気があるなら、中を掻き回したりしないよねっ!?
「でもさ、もしもヤヨイが自分から僕の番になりたいって言ってくれたなら諦める必要なんてないよね。言葉には力が宿るってさっき言ったの覚えてる?今度ヤヨイが僕の事を欲しがってくれたら、それを契約の証にしようか。大丈夫、僕には神の加護があるからね。神への誓いは絶対になる」
え、何それ。
詳しいこと全然分かんないけど、次に迂闊なこと言ったら絶対に撤回なんて出来なくなるってこと?
そんでもってテオフィル王子ってば、さっきと同じことしてやろうって気満々だよね!?
私の事を気持ち良くして理性も判断力もなくして有耶無耶のまんま誓わせようとしてきてるよね!?
「そんなの……あ、ああんっ!」
「じゃあ僕はヤヨイが欲しがってくれるように、頑張るね」
爽やかそうに笑う銀色狼の背後にどす黒いオーラが見えた!絶対見えた!見間違いなんかじゃない!
なのに見えない手だけじゃなくて王子の生身の手すらも身体を撫でてきて。
私は甘ったるい悲鳴を飲み込むことすらできずにただシーツを握り締めて震える事しか出来なかった。
「僕はそのつもりだったんだけど、ヤヨイが一人で身体をくねらせてるんだよ。僕が誘われてるようにしか思えないな」
もう絶対テオフィル王子のせいなのに!
くるまれてたシーツを解かれる。右の胸がぐんにゃりと形を変えて、真っ赤に腫れた先端が潰されてた。
でも、やっぱりそうしてる手は見えない。見えないけど、間違いなく身体はいいように弄ばれてる。
「ヤヨイの身体はいやらしいね」
明らかにおかしい状態になってるのにカケラも疑問に思わない時点で、王子は自分が原因だって白状してるようなもんだ。なのにまだとぼけるつもりらしい。
もしかしてテオフィル王子ってめちゃくちゃ性格悪いんじゃないかな!?
私の責めるような視線に、にっこりと微笑まれる。うん、いま絶対そういう状況じゃないよね!?
中に入れられた指は激しくは動かされないけど、さっき気持ち良くなっちゃった場所を的確に撫でられてびくびく腰が跳ねる。
「ねぇヤヨイ、話し合いをしようか」
「んん、そのまえ、に……っ、ゆび、ぬいてぇ!」
「そう言われてもなぁ。ほら、ぼくの両手はここにあるよ」
私に見えるように手を握ったり広げたりするテオフィル王子。その手じゃなくて、見えない方の手だってばぁっ!
「僕はヤヨイと番になりたいんだ。ヤヨイが可愛くて愛おしくて欲しくてたまらない。勿論どうしてもヤヨイが嫌だって言うなら仕方ないから諦めるけど……。あ、それでもちゃんと約束通りヤヨイの今後の生活は一切心配しなくていいよ、番になれなくてもヤヨイが僕にとって特別なのは変わらないし呪いを解いてくれた恩もあるし、世界の落し子だからみんなヤヨイを大切にするよ」
諦めるって、言ってる事とやってる事が噛み合ってないよ!
全然そんな気配カケラも一滴も感じないんですけど!
諦めないって主張だけがビシバシ伝わってくるよ!
本当に諦めてくれる気があるなら、中を掻き回したりしないよねっ!?
「でもさ、もしもヤヨイが自分から僕の番になりたいって言ってくれたなら諦める必要なんてないよね。言葉には力が宿るってさっき言ったの覚えてる?今度ヤヨイが僕の事を欲しがってくれたら、それを契約の証にしようか。大丈夫、僕には神の加護があるからね。神への誓いは絶対になる」
え、何それ。
詳しいこと全然分かんないけど、次に迂闊なこと言ったら絶対に撤回なんて出来なくなるってこと?
そんでもってテオフィル王子ってば、さっきと同じことしてやろうって気満々だよね!?
私の事を気持ち良くして理性も判断力もなくして有耶無耶のまんま誓わせようとしてきてるよね!?
「そんなの……あ、ああんっ!」
「じゃあ僕はヤヨイが欲しがってくれるように、頑張るね」
爽やかそうに笑う銀色狼の背後にどす黒いオーラが見えた!絶対見えた!見間違いなんかじゃない!
なのに見えない手だけじゃなくて王子の生身の手すらも身体を撫でてきて。
私は甘ったるい悲鳴を飲み込むことすらできずにただシーツを握り締めて震える事しか出来なかった。
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FLUFFY! TOTALLY FLUFFY BEASTMAN! AAAAA! THIS IS HAPPINESS! MY NOSE IS BLEEDING! I'm so happy!
え? ちょっと待って!
まさか、ホントにこれで完結ですか?
続編とかどこかに有るんでしょうか?
ここまでで「お預け」はナシで~(>_<)
seraia様>
この後の二人の物語はseraia様の自由に思い描いていただければと思います。
王子がヤヨイをとろっとろにして身体を陥落させ、その後に甘やかしまくって心も落とすのではないかなと予想しますが、未来は確定していません。
最後までお読みくださりありがとうございました♡