笑顔が似合う可愛い幼馴染が俺にだけ冷たくなったけど、気持ちまでは変わっていないのかな?

藍坂いつき

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第6話「幼馴染は攻めまくる2」

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☆霧島和人☆

 夏休み初日、10時24分。
 俺は突き上げるパトカーのサイレンの音で目を覚ました。

「——ぁ、あぁ……っ……うるせぇ」

 まったく、札幌も物騒だな。ススキノとかそっちの方は物騒だと聞いていたが中央区も案外、だな。ははっ。ん、あ、そう言えば済んでる場所とか言ってなかったっけ? 俺も四葉も札幌生まれ札幌育ちの所謂、道産子ってやつだ。

「んあぁ……だるいなぁあああ」

 欠伸《あくび》も漏れる。

 さすが夏休みだ。ミンミンとなく蝉の声とじめじめとした暑さが夏の雰囲気を醸し出していて、体がずっしりと重くなる。

 これがまた、風物詩で味もある——なんていうどこぞの俊介っていう男がいるのだが俺にはその気持ちが一切合切分からない。

「こんなの地獄だぞったく……」

 ふぅ……と小さな部屋で響いた溜息を聞いて、俺もベットから出ることにした。適当に服を着て、リビングへ向かう。

 電気がついていることから確実に四葉は起きていることが分かったが、あいつのことだ。どうせこんな日でも女子と電話しながら適当に遊びの約束でもしているのだろう。

 俺とは違う次元で生きる彼女の事だ。俺には理解はできないし、考える必要もない。

「ふぅ……開けるか」

 そうして、ガチャリ。
 俺はリビングの扉をゆっくりと開けた。

「——っ⁉」

 すると、俺の右脚は空中で静止した。まるでカンフーか何かのポーズみたいになったがそんなことなど気にならないほどに凄い光景が今、目の前で広がっている。

「なっ——」

 思わず言葉が詰まる。
 喉元から漏れ出てしまった「な」が閑散とした真夏のリビングに響く。

「ん……むにゃ……ぁ、あぁ……」

「ど、っな……な、ん……でっ……」

 一体全体、可愛すぎる……じゃなくて! 久々に見た……じゃなくて‼
 なんで四葉がこんなのところで眠っているんだ⁉

「四葉っ……」

 思わず名前まで呼んでしまって起きるかと思ったがむにゃむにゃと幸せそうに寝る彼女の顔は変わらないようで、少し安堵した。

 いやしかし、どうしてこんなところで寝てるんだ。俺の家だし、俺と四葉の二人だけの家で、さらには誰もが使うリビングで無防備に寝ていることが……すごい。きっと、寝顔なんて見られようものなら、鬼のような形相で殴り込んでくるはずなのに……そんな四葉が気持ちよさそうに、心なしか笑顔を浮かべながら眠っている。

 短パンからはみ出た水色のパンツに、ぷっくりと飛び出たもも裏のぷにっとしたお肉。そして、キャミソールからはブラジャーの紐がはみ出ていて、真夏で噴き出た汗でおへそが透けて見えていた。

「ん……」

 ゴクリと生唾を飲み込んで、おへそを覗こうと顔を近づけたが途端に寝返りした四葉に驚いて、数歩下がってしまう。

 こわ、マジであぶねぇ。

「すぅ……すぅ……ぅ……」

 鼻息がここまで大きく聞こえると胸がドキドキしてしまいそうだ。数年前までは一緒に寝たり、お風呂に入ったことまであるのに、月日の流れは偉大だ。少しでも離さない期間が続くだけでここまで感じ方が変わるのだから、凄いものだ。

 ……っ、触りたい。

 だめだ、それにしても我慢ができない。

 その透けたおへそを拝めたい。別にフェチでも何でもないのだが、なんか見たい。見たくてたまらない。というか見る義務すら感じてくる。

 神が——見ろと言っている気がするのだ。

「っふぅ……」

 そして、溜息を挟み。俺は覚悟を決める。
 恐る恐る、彼女を起こさないように手をお腹当たりに向けて進行させていく途中のことだった。

「——なに、してるわけ?」

 ドスの効いた低い声が聞こえた。その圧から、確実に幻想ではない。それは明白だった。

「——もう一回、何しているの?」

 瞬間。
 すべてが終わったチャイムが俺の耳元で鳴った気がした。
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感想 1

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みんなの感想(1件)

花雨
2021.08.08 花雨

四葉ちゃんとの恋物語気になります(^^)気になったのでお気に入り登録しました。また遊びにきますね(^^)/

2021.08.08 藍坂いつき

是非是非!!
ありがとうございます!!

解除

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