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第5章 創・再・滅
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城下町に戻る二人は、激しい口喧嘩したあと、アユハの思い出話をしている。
「へぇ。それで?」
「私はその二人は好きじゃなかったから、もちろん、断ったわよ」
「…うん。フツーに笑えるな」
「何よその相づち!?」
どうやら、アユハが好きな男二人ががアユハを巡って決闘にまで発展した話らしい。
歩きながら楽しく(?)帰り道を行く二人は、今度はフユシの方から思い出話をするらしい。
「じゃあ、今度は俺な。良い話ではないけどね」
「そんな怖い事言わないでよ」
「悪い悪い。ではひとつ、とある世界の凄く愚かな人類の話をしよう」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
その世界は、科学も魔法もハイレベルな文明を持つ人類たちがいた。
AIもいれば、機械仕掛けの魔法まであった。
だがある時、世界中を揺るがす事件が起きた。
ハイレベルな科学と魔法の文明の利器を使って世界征服、いや、銀河を支配しようとした人間がいた。もちろん、平和を愛する者たちや色々な事情を持った者たちが反抗した。
だが、征服をしようとしている彼、シルヴァリンは〔黒〕を従えていた。
シルヴァリンは最強の軍隊を持っていたんだ。
人工的に〔黒〕を生み出し、それを従えさせると言う天才でもありえない発明をしたんだ。
普通では倒せない〔黒〕に、彼ら(仮に反抗軍と呼ぼう)は最後の手段として、はるか昔に存在したと言われる伝説の虹竜を呼び出した。
そして、結局はシルヴァリンと同じことをしようとした。
その力は強大すぎるからだ。だが、虹竜にとってそれは無意味なことだ。
むしろ逆鱗に触れた。
しかし、〔黒〕を滅するのは虹竜の宿命。
色々な事が起きたが、最終的には虹竜は反抗軍に弱点を突かれて捕まってしまうんだ。
反抗軍が取った手段は、人間に虹竜の力を強制的に封じ込めるという危険極まりない手段。
そして、封じ込めた結果その人間は暴走して世界を破滅させ、再生させ、創造した…
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「てな感じです。感想は~?」
「それってアンタが見てきたものなの?」
「ああ。もちろん」
「にしては何か凄く怪しいわね…」
手の平の汗がにじむフユシ。
怪しそうに見るアユハ。
緊張した空気が流れる中、フユシは深呼吸すると
「あー!向こうに珍しい龍がいるぞ~!」
「えっ!どこどこっ!って引っ掛かるかぁ!!」
ドカッ!
腹に一発入ったフユシは膝から崩れ落ちる。
「ぐおぉぉーーぉ…」
痛みに顔を歪め、涙を流す。
「お前、パワー上がっt」
「…」
ドゴッ、バキッ!
「ガァァァー!?」
「アンタは、ほんっとに天然なのかただの間抜けなのか、全っ然わかんない!」
「い、いやまて…何でそんなに殴るん…」
「しばらくそこでのたばっていなさい!」
かなり頭に来ているアユハは、とても分かりやすいほど顔に出ていた。
だが、その怒りが反応を鈍らせた。
「キャッ…!?」
草むらの影から飛び出る影が、アユハを一瞬で気絶させた。
そして、その影はアユハを背負い飛び去っていった(強烈な脚力で)。
ーー5分後
「痛いなあ。もうちょい、加減と言うものを…」
町中を歩く彼は城へ向かっている。
もちろん、連れ去られているだろうアユハを救出するために。
「(手際からして、部下は有能なのになぁ。殿さんがあんなんじゃ可哀想だぜ…)」
そうしているうちに、城門の前まで歩いてきたフユシは早速探知魔法を使う。
「うん、見つけた。【落雷】!」
即座に雷魔法。近くにいた兵士は全て気絶した。
「さーてと。パーティの始まりだぜ…」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
解説⬇
シルヴァリン・ガルガン
とある世界の住人。世界を征服しようと企み、暴走した虹竜の力を持った人間に、反抗軍もろとも消滅した。天才学者。
虹竜
とある世界に伝わる竜。一匹しか存在せず、どこからともなく現れ、調整を行う。現在、行方は誰も知らない。
【落雷】
雷魔法。中級魔法だが、威力は十分に上級魔法に優るとも劣らない。使用条件があり、天候が曇り、または雨であること。そして屋外であることが条件。部類としては天候を操る魔法に近いが、影響力が低いため雷魔法に属する。魔力消費量は多くはない。
「へぇ。それで?」
「私はその二人は好きじゃなかったから、もちろん、断ったわよ」
「…うん。フツーに笑えるな」
「何よその相づち!?」
どうやら、アユハが好きな男二人ががアユハを巡って決闘にまで発展した話らしい。
歩きながら楽しく(?)帰り道を行く二人は、今度はフユシの方から思い出話をするらしい。
「じゃあ、今度は俺な。良い話ではないけどね」
「そんな怖い事言わないでよ」
「悪い悪い。ではひとつ、とある世界の凄く愚かな人類の話をしよう」
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その世界は、科学も魔法もハイレベルな文明を持つ人類たちがいた。
AIもいれば、機械仕掛けの魔法まであった。
だがある時、世界中を揺るがす事件が起きた。
ハイレベルな科学と魔法の文明の利器を使って世界征服、いや、銀河を支配しようとした人間がいた。もちろん、平和を愛する者たちや色々な事情を持った者たちが反抗した。
だが、征服をしようとしている彼、シルヴァリンは〔黒〕を従えていた。
シルヴァリンは最強の軍隊を持っていたんだ。
人工的に〔黒〕を生み出し、それを従えさせると言う天才でもありえない発明をしたんだ。
普通では倒せない〔黒〕に、彼ら(仮に反抗軍と呼ぼう)は最後の手段として、はるか昔に存在したと言われる伝説の虹竜を呼び出した。
そして、結局はシルヴァリンと同じことをしようとした。
その力は強大すぎるからだ。だが、虹竜にとってそれは無意味なことだ。
むしろ逆鱗に触れた。
しかし、〔黒〕を滅するのは虹竜の宿命。
色々な事が起きたが、最終的には虹竜は反抗軍に弱点を突かれて捕まってしまうんだ。
反抗軍が取った手段は、人間に虹竜の力を強制的に封じ込めるという危険極まりない手段。
そして、封じ込めた結果その人間は暴走して世界を破滅させ、再生させ、創造した…
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「てな感じです。感想は~?」
「それってアンタが見てきたものなの?」
「ああ。もちろん」
「にしては何か凄く怪しいわね…」
手の平の汗がにじむフユシ。
怪しそうに見るアユハ。
緊張した空気が流れる中、フユシは深呼吸すると
「あー!向こうに珍しい龍がいるぞ~!」
「えっ!どこどこっ!って引っ掛かるかぁ!!」
ドカッ!
腹に一発入ったフユシは膝から崩れ落ちる。
「ぐおぉぉーーぉ…」
痛みに顔を歪め、涙を流す。
「お前、パワー上がっt」
「…」
ドゴッ、バキッ!
「ガァァァー!?」
「アンタは、ほんっとに天然なのかただの間抜けなのか、全っ然わかんない!」
「い、いやまて…何でそんなに殴るん…」
「しばらくそこでのたばっていなさい!」
かなり頭に来ているアユハは、とても分かりやすいほど顔に出ていた。
だが、その怒りが反応を鈍らせた。
「キャッ…!?」
草むらの影から飛び出る影が、アユハを一瞬で気絶させた。
そして、その影はアユハを背負い飛び去っていった(強烈な脚力で)。
ーー5分後
「痛いなあ。もうちょい、加減と言うものを…」
町中を歩く彼は城へ向かっている。
もちろん、連れ去られているだろうアユハを救出するために。
「(手際からして、部下は有能なのになぁ。殿さんがあんなんじゃ可哀想だぜ…)」
そうしているうちに、城門の前まで歩いてきたフユシは早速探知魔法を使う。
「うん、見つけた。【落雷】!」
即座に雷魔法。近くにいた兵士は全て気絶した。
「さーてと。パーティの始まりだぜ…」
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解説⬇
シルヴァリン・ガルガン
とある世界の住人。世界を征服しようと企み、暴走した虹竜の力を持った人間に、反抗軍もろとも消滅した。天才学者。
虹竜
とある世界に伝わる竜。一匹しか存在せず、どこからともなく現れ、調整を行う。現在、行方は誰も知らない。
【落雷】
雷魔法。中級魔法だが、威力は十分に上級魔法に優るとも劣らない。使用条件があり、天候が曇り、または雨であること。そして屋外であることが条件。部類としては天候を操る魔法に近いが、影響力が低いため雷魔法に属する。魔力消費量は多くはない。
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