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【水泡誕生日・番外編】反復性幸福(前編)
しおりを挟むお久しぶりです。
長らく更新をお待たせしてしまい申し訳ございません。
同居している人が体調を崩しておりまして、バタバタした生活を送っています。
しかし落ち着いた生活を取り戻しつつあるので、この水泡の生誕をきっかけに更新をまた再開していこうと思います。
一先ずリハビリがてら水泡生誕番外編を前後編で掲載、そのあと本編に戻ります。本編も書き進めておりますので、早めに掲載ができるかと思います。
リハビリなので普段生誕ではあまり書かないえっちなシーン多めで……でもラブラブなやつで……
2年目の誕生日はまだ書けないので、前回の誕生日プレゼントのそのあとのお話です。お楽しみいただけましたら幸いです。
※※※※※※※※※※※※※※※※
隼人がオイルの補充をしてくれたあとのジッポがなんだかピカピカしていると気がついたのは、補充をお願いして三回目くらいの時だった。
返ってきたジッポで早速煙草に火を点け、キンとしたトライアングルを思わせる金属音を響かせて蓋を締める。最後にジャックダニエルの凹凸を親指で擦るのはすっかり癖になってしまった。
撫でながらその表面をじっと見つめる。鈍い銀色の輝きが渋くて気に入っているが、鈍いながらにも光沢があってより美しく感じるのだ。
「磨いてる?」
「あ?」
「きれい」
「あー、まぁ一応……メンテナンスだしな」
実用性を考えればオイルや石の具合を確認すればいいだけなのに。それだけでも嬉しいのに。
僕が毎日使っているこのジッポをじっくり眺め、綺麗に磨いてくれているんだ。僕の手に収まるそれが完璧な状態であるように。
しかもそんなひと手間をひけらかすこともせず、気づかれれば照れくさそうにそっぽを向く。そこまでしていると思われたくないみたいだ。こんなに素敵なことなのに。
僕らは今、ベットにうつ伏せに寝て肘をつき、素肌で隣に並んでる。セックスはまだしてない。二人でシャワーを浴びてベッドに入ったところでジッポを返却されたのだ。
どう考えてもそのままセックスする流れだったのだが、唐突にピカピカになった小さな銀色を渡された。ぎこちなく僕が受け取るとバツが悪そうに唇を尖らせて「思い出した時に渡さねぇと忘れるから」とぶつぶつ言うのが真面目なこの子らしくて可愛かった。
「隼人」
そっぽ向く隼人の乳首をつつく。
「ぅ、ちょっとお前っ!」
振り向いたので、ちゅ、とする。
「あ……」
唇を押し当てて、吸って、舌を入れて。隼人は時折小さな声を漏らすだけでされるがまま僕に口内を蹂躙されている。
上顎から歯列の根元を舐めあげた時には「ああっ」と大きな声が溢れて唇が離れた。お口の中の感度が良すぎてちんちん舐めさせたくなる。
小さな顔のお口の中に僕の規格外なちんちんをめいっぱい頬張って、それだけで苦しそうなのに中を擦られて突かれてビクビクと身体を震わせながら自分のちんちんも先走りでべたべたにしているところが可愛くて仕方ない。
再度唇を重ねながら舐めてと言ってみる。すると潤んだ瞳で「ちんぽ舐めたい」と返してくるから堪らなかった。
「舐めたかったの?」
「そうゆうわけじゃねぇけど……」
「本当は?」
むぐりと口を噤む。
横目を向ける顔は気まずそうだ。
「口ん中……煙草の匂い、塗りつけられてるみたいで……もっと口ん中犯されたくなった。水泡で満たされたい……」
「やらしいね……いいよ。小さいお口、僕の大っきいちんちんでいっぱいにして?」
ゾクリと背を震わせるのがわかった。そして僕の肩にすりすりと頬ずりしてきて、仰向けに転がされる。
僕を見下ろす顔が綺麗だ。
赤みがかった透き通る睫毛が暗がりの中でも光を反射して艶やかで、瞬きのたび上下するのをじっくりと眺める。
「みなわ、すき。俺さ、水泡のこと大好き」
「どうしたの?」
聞くが、キスで返された。
唇を舐められ、舌を吸われる。僕の匂いがもっと欲しいのかもしれない。
「あ、みなわ…………ン……」
自分で舌先を擦り合わせてくるくせに甘い声をあげているのが愛らしい。
「きもちいいね」
唇に吐息をかけるように囁くと、隼人は瞼を閉じて頷いた。その隙に煙草を吸って、また僕から唇を合わせる。すると隼人は嬉しそうに「あっ」と声を出してまた舌を一生懸命吸ってきた。けれどそれが可愛くて乳首に指を伸ばすと、舌が引っ込んでしまう。でも逃がすわけはなくて、人差し指で下から柔らかい乳輪から先を擦りながら、ざらざらとした舌の表面を擦り、上顎の凹凸に舌をぴったりと合わせて舐め回す。
「はんっ、ん、んっ、ふぁっ、あっ」
キスをして乳首をちょっと指先でこすこすしてるだけなのに、腰をびくんびくんと何度も反応させながら嬌声を響かせて。
まだ下の方には何も触ってないのに、お尻の穴が収縮して勝手に気持ちよくなっちゃっているのが容易にわかってしまう。キスしながらこっそりと表情を盗み見ると虚ろな瞳が薄目を開けた瞼の奥に見える。
このまま続けたらイッちゃうんじゃないか。本当に身体がいやらしすぎる。
「まだなにもしてないのにお尻きもちよくなってる?」
「あっ、や、ちが」
「なってるでしょ? 隼人は乳首気持ちよくなるだけで、お尻きゅうきゅうして気持ちよくなっちゃうもんね? すぐおまんこになっちゃうもんね?」
「や、まんこって言うなぁっ……! やだぁっ……」
「ほら……今隼人の好きな乳首カリカリしてるけど……それでおまんこ締まっちゃうのが気持ちいいんでしょ?」
「あっ……あっあっ、だめ、まっ、ちんぽ舐めるのぉっ、だめ、やだぁ! あ、ケツ穴ヒクヒクする、だめぇ、だめぇ……」
「ほら、認めた。かわいいね」
軽くキスをする。気持ちよくさせようとかじゃなくて、したくなった。だって可愛いから。
でも隼人はすぐに離れた唇をちろちろと舐めてきた。もっとしてほしいらしい。
「は、あぁ……」
もう一度キスをすると、あまりにとろけた声が聞こえてきて、僕の下半身にも大分きた。
キスしながら手探りで煙草をベッド脇の灰皿に押し付けて、両方のさきっぽをいじってやる。優しく擦って高めて、爪を立てて。優しく柔らかいところを指の腹で掠るようにうんと撫でて、摘んで。
それを繰り返しているうちに隼人は、ギリギリまだキスをしているのだが、舌を大きく垂らしてハァハァと息を垂らしてまるで犬のようになっていた。
そのだらしない様が堪らず、舌先を上方へ追いやり、舌先と上顎をまとめてぐりぐりと舌を押し付けるように舐めまわした。ふぐっと隼人は大きな声を出したが気にせず、ぷっくりと膨らんだ小さな乳首も下から人差し指で持ち上げながら親指の爪でたくさんカリカリと掻いてやる。
隼人は口内でふぐふぐと気持ちよさに戸惑いの混じった声をこもらせながら、ビクッと腰を大きく跳ねさせた。
あ、と思って胸を弄るのは左手のみに任せて右手で腰を抱く。びくびくびくびくっと小刻みに震え上がっているのがわかる。イッてるのだとすぐにわかった。
「は、ぁ……あっ? あ……あぁ……?」
唇を離してもまだなんだかよくわかってない様子の隼人の身体を支えながら、僕はずるずる背中を引き摺りあげるように起き上がってその場に座り、周囲にはてなマークをたくさん浮かべてたとろけきったその顔を自分の股ぐらに寄せさせた。
猫みたいに突き出した腰をまだぴくぴくとさせながら隼人は「おちんぽぉ?」と間抜けな声で目の前のモノを見る。
「なんでおちんぽあんのぉ……?」
「舐めたいんだよね?」
「ん……なめる……ちんぽだいすき……ちんぽなめたい……」
「いいよ」
よしよしと頭を撫でながら、つい煙草に手を伸ばす。ジッポは近くに転がっていた。
「おれ、イッたぁ……」
「知ってる」
「え、なんでぇ……?」
「わかるでしょ」
「でもイッたのに、身体むずむずすんの。とくにケツ」
「ちゃんと触って……いっぱい、イかせてあげるから。そしたら、むずむず治るよ」
「あっ……いま、もっとむずむずすんのにぃ……?」
「うん、大丈夫」
煙草に火をつけて。キンと金属音を響かせる。いい音だ。
隼人は僕が煙を吐き出すのを見て、目の前の自分の顔より大きい男性器に口をつけた。あちこちキスして、濡れた亀頭をべろりべろりと舐めまわして、ぱくりと咥える。いいこいいこと頭を撫でてあげたら咥えたまま嬉しそうに瞼を細めた。
抱き始めた頃よりは本当に上手になったけど、まだたまに歯が当たる。でも一生懸命に小さい頭が動いてるのを見ると文句など言えなくて、ただ愛しかった。ぺろぺろちゅぽちゅぽとおちんちんで遊んでるみたいなところも可愛い。
隼人を見下ろしながら、自然と親指がジッポの表面を撫でた。ジャックダニエルの刻印がすっかり指に馴染んでいて心地いい。
手のひらに乗せたジッポを見る。
隼人は毎回これを少し照れくさそうに返してくるから、その度に誕生日の日のことを思い出す。
その度にプレゼントをもらっているみたいで。君が持ち帰って手入れをしていることだって、ずっとずっと、僕が生まれたことをお祝いしてくれているみたいで。
本当になんて素敵なプレゼントをもらったのだろうと噛み締める。
「みなわ?」
「うん?」
咥え煙草のままジッポは灰皿の横に置き、僕を見上げる可愛い頭を撫でる。
「ほれ、気にひった?」
舐めながら聞いてくるから言葉が変だ。意味は伝わるけど。
「うん」
「ぷは」
亀頭から口を離し、足りなくなった酸素をめいっぱい取り込んでから、上目遣いに僕を見る。白目がつやつやだ。
「俺もさ、渡して終わりのじゃなくてよかったなーって」
「うん?」
「ずっと手入れしてくのかなって…………わかんねぇ?」
「面倒くさくない?」
「別にいまんとこへーき。なんかむしろ、また水泡の手に戻ると思うと嬉しーかなって……」
僕を見たり、横を見たり、おちんちんいじったりしながら恥ずかしそうに語るのがまた愛おしい。
それだけ言って照れくさそうにぱくりとおちんちん食べちゃうとこも可愛い。
隼人のフェラはもどかしいから、頭掴んで喉奥ゴリゴリするのが一番いいのだけれど(涙目で苦しそうな恍惚そうな表情を見せるのも含め)、今日はすっかり愛しさマシマシになってしまったのでそんなことよりもっともっと可愛がりたくなった。
隼人の顎を撫でて、優しく男性器から離れさせる。そうして腕を掴んで引き上げて、膝立ちにまで無理やりもっていった細い腰をぎゅうっと抱きしめた。
「あれ、みなわ? は?」
上半身を屈めて、お腹にたくさんキスをする。これから僕を迎え入れてくれるお腹に。おへその近くに唇が当たった時「あ」と微かに声が漏れた。ああ、君もよくわかってくれてるね。
「腰……落として?」
言われた君はちゃんと僕の意図を察して、僕を跨いだ状態で膝立ちをしたまま、少し膝の間隔を広げて腰を落とした。そうして開いたお尻の割れ目に指を滑らせる。
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