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実例編
08 【R18】あなたは泣いてもいい(フォントの輪郭の効果)
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この表紙、とても気に入っています!!! ドライな話なのでごくシンプルに、モノトーンと虹色の対比を感じさせるカラーリングで攻めたいなと思いました。背景は白と決めていました。白が味気なさや手抜きに見えないような、きっちり計算した配置にしたかった。
枠はFrame Designさんの「スッキリレースレクタングル」を使いました。
https://frames-design.com/2015/01/01/f11561/
最初から長方形のものもあるのですが、あえて正方形のもの(f1156_2.svg)を無理矢理縦長に拡大しています。四隅がちょっと蝶っぽい感じに見えていいなと思って。好きです。
題字と作者名のフォントは「Zen Old Mincho」。名前通り少し古風でやわらかさを感じさせる明朝体がとても素敵だと思って選びました。大平善道さんのフォント、めちゃくちゃ好きです。
下方のラテン語「Licet tibi lacrimare.」のフォント、「Eureka」っていうんです! ヒロインの名前がユリカなので、もう、もう、絶対このフォント、どこかで使おうと思っていました。そういう意味を持たせるのは楽しくて好きです。
R18ロゴは「Exmouth」。シンプルだけど、どこか優美さと華やかさも感じさせて、いいなと思って。
ボツにしたものも割と気に入っています。こちらはR18ロゴが「Eureka」。
フォントの塗りつぶしの色はガチで虹色も作ってみたのですが、ちょっとうるさい感じになってしまったので、色数を減らしました(4色)。7色のグラデーションは、元気な雰囲気の話じゃないと、強すぎて扱いにくいかもしれない。グラデーション設定の内訳は、「04 PowerPointの作業 ③(効果をつけ、図として保存する)」でご紹介したボツ表紙の題字と全く同じで、縦書きなので角度を180度にしているだけです。
基本操作編では「手っ取り早く簡単な作り方」という点に主眼を置いたので、フォントの周囲は「輪郭(縁取り)」ではなく「光彩」を薦めました。そもそも光彩という機能を知らない方も一定数存在するだろうと思ったので、記載しておくのも悪くないだろうと判断したからです。ここまで読み進めてくださった方は、それなりに機能とテクニックに興味がおありだろうと見込んで、輪郭について少し詳しく書きます。扱いが難しいなと個人的には思うのですが、きちんとした印象を与えやすいですし、画像全体の統一感を出しやすいので、私は好きです。
フォントサイズや表現したい雰囲気にもよりますが、文字を自然にくっきり見せたい場合は0.5pt以上、輪郭をきちんと認識させたい場合は1.5pt以上をおすすめします。それ未満だと、画像ではガタガタに見えてしまうからです。
この表紙のフォントは全て輪郭を指定しています。
輪郭は塗りつぶしの色の見え方にかなり影響を与えます。特にR18ロゴは、白地に淡いグレーのフォントなので、輪郭がないと視認しづらいはずです。
題字と作者名は、輪郭にグレーを指定することで、少し落ち着いた色味に見せようと考えました。むしろ輪郭を指定しない方がフォントそのものはくっきり見えるのですが、色味が鮮やかすぎて浮いて見える気がしたので。モノトーンと虹色の架け橋としての輪郭。
ラテン語の「Licet tibi lacrimare.」の部分は、フォントそのものをダークグレー、輪郭をグレーにして、目立ち過ぎないようにしました。文字が読めないと困るけれど、タイトルや作者名より悪目立ちしても仕方ないので、輪郭でバランスを取った形です。
「華やかさとシンプル」、「モノトーンと虹色」、「計算と直感」みたいに、対比を意識して表紙を作るのはとても楽しかったです。
枠はFrame Designさんの「スッキリレースレクタングル」を使いました。
https://frames-design.com/2015/01/01/f11561/
最初から長方形のものもあるのですが、あえて正方形のもの(f1156_2.svg)を無理矢理縦長に拡大しています。四隅がちょっと蝶っぽい感じに見えていいなと思って。好きです。
題字と作者名のフォントは「Zen Old Mincho」。名前通り少し古風でやわらかさを感じさせる明朝体がとても素敵だと思って選びました。大平善道さんのフォント、めちゃくちゃ好きです。
下方のラテン語「Licet tibi lacrimare.」のフォント、「Eureka」っていうんです! ヒロインの名前がユリカなので、もう、もう、絶対このフォント、どこかで使おうと思っていました。そういう意味を持たせるのは楽しくて好きです。
R18ロゴは「Exmouth」。シンプルだけど、どこか優美さと華やかさも感じさせて、いいなと思って。
ボツにしたものも割と気に入っています。こちらはR18ロゴが「Eureka」。
フォントの塗りつぶしの色はガチで虹色も作ってみたのですが、ちょっとうるさい感じになってしまったので、色数を減らしました(4色)。7色のグラデーションは、元気な雰囲気の話じゃないと、強すぎて扱いにくいかもしれない。グラデーション設定の内訳は、「04 PowerPointの作業 ③(効果をつけ、図として保存する)」でご紹介したボツ表紙の題字と全く同じで、縦書きなので角度を180度にしているだけです。
基本操作編では「手っ取り早く簡単な作り方」という点に主眼を置いたので、フォントの周囲は「輪郭(縁取り)」ではなく「光彩」を薦めました。そもそも光彩という機能を知らない方も一定数存在するだろうと思ったので、記載しておくのも悪くないだろうと判断したからです。ここまで読み進めてくださった方は、それなりに機能とテクニックに興味がおありだろうと見込んで、輪郭について少し詳しく書きます。扱いが難しいなと個人的には思うのですが、きちんとした印象を与えやすいですし、画像全体の統一感を出しやすいので、私は好きです。
フォントサイズや表現したい雰囲気にもよりますが、文字を自然にくっきり見せたい場合は0.5pt以上、輪郭をきちんと認識させたい場合は1.5pt以上をおすすめします。それ未満だと、画像ではガタガタに見えてしまうからです。
この表紙のフォントは全て輪郭を指定しています。
輪郭は塗りつぶしの色の見え方にかなり影響を与えます。特にR18ロゴは、白地に淡いグレーのフォントなので、輪郭がないと視認しづらいはずです。
題字と作者名は、輪郭にグレーを指定することで、少し落ち着いた色味に見せようと考えました。むしろ輪郭を指定しない方がフォントそのものはくっきり見えるのですが、色味が鮮やかすぎて浮いて見える気がしたので。モノトーンと虹色の架け橋としての輪郭。
ラテン語の「Licet tibi lacrimare.」の部分は、フォントそのものをダークグレー、輪郭をグレーにして、目立ち過ぎないようにしました。文字が読めないと困るけれど、タイトルや作者名より悪目立ちしても仕方ないので、輪郭でバランスを取った形です。
「華やかさとシンプル」、「モノトーンと虹色」、「計算と直感」みたいに、対比を意識して表紙を作るのはとても楽しかったです。
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