161 / 293
最終章 運命の人
11.※
しおりを挟む
僕は自分が、自分の勝手な妄想に笑香を巻き込みたくない、などと考えていたことも忘れはて、いつもの情景を思い描いていた。
僕の目の前に開かれた、柔らかそうな太腿のつけ根。僕はまずそっと笑香の内腿に自分の手のひらをふれさせた。
やっぱり、やわらかい。
さらに奥へと僕が手のひらをすべらせようとしたとたん、再びびくんと力が入って膝が股間を刺激する。僕は自分が耐えきれなくて笑香を拘束するのを止めた。
そうだ。笑香は僕に自ら体を開いてくれたんだ。
ここでやっと思い出した僕は、笑香の足の間にぐいと自分の頭をわり込ませた。
「あ……!」
笑香がはっと顔を上げる。かまわず僕は薄暗がりでも見える漆黒の草むらに、遠慮なく自分の顔をよせた。さすがに膝をそろえようとする笑香の抵抗を腕で封じる。
「足、閉じないで。これじゃ続きができないよ」
僕が落ち着いた態度で伝えると、笑香は頭をベッドに落とし、ためらいながらもゆっくりと両足を左右に開いてくれた。
「は、はずかしいんだけど……!」
両方の拳を固く握って腕で大きく顔をおおう。僕は微笑み、再び奥へと自分の指先をのばした。黒い茂みをそっと爪で割り、そのしゃりしゃりとした触感を楽しむ。
「や……!」
笑香は身をよじらせた。「やめて」と言いたいけれど言い出せない、可愛いまな板の上の鯉に、僕はできるだけ優しく言った。
「かわいい。可愛いよ、笑香。大丈夫、もうちょっとだけさわらせて?」
それだけ言い置き、下からすくい上げるようにして中指を深くふれさせる。するとぬるりとした感触がしっかり指に伝わって、僕は一瞬驚いた。それに気づいてしまったらしく、笑香がついに肩を揺らしてしゃくり上げる。
「もう、やだ……‼」
涙を含んだ声を聞き、僕は無言で体を起こすと着ていたシャツのボタンをはずした。
手間取る自分にいらついて、そのままボタンを引きちぎりたくなる。下着代わりのTシャツを脱ぎ捨て、音を立てながらベルトをはずすと下着ごとズボンを引き下ろす。
僕は全裸の自分の体を、包帯におおわれた背中を丸める笑香の隣に横たえた。僕の素肌の感触に笑香がびくっと肩を震わせる。
「こっち、向いて。笑香、顔が見たい。──頼むから」
僕の言葉のやるせない響きに、耳まで真っ赤な笑香の顔が振り向いた。濡れたまつげが頼りなさそうに揺れていて、心の動揺を伝えている。
僕は言った。
「ごめん。もう我慢できない。……色々やって君を満足させてあげたいんだけど、もしもう準備ができてるんだったら、すぐに僕のを入れていい?」
僕の目の前に開かれた、柔らかそうな太腿のつけ根。僕はまずそっと笑香の内腿に自分の手のひらをふれさせた。
やっぱり、やわらかい。
さらに奥へと僕が手のひらをすべらせようとしたとたん、再びびくんと力が入って膝が股間を刺激する。僕は自分が耐えきれなくて笑香を拘束するのを止めた。
そうだ。笑香は僕に自ら体を開いてくれたんだ。
ここでやっと思い出した僕は、笑香の足の間にぐいと自分の頭をわり込ませた。
「あ……!」
笑香がはっと顔を上げる。かまわず僕は薄暗がりでも見える漆黒の草むらに、遠慮なく自分の顔をよせた。さすがに膝をそろえようとする笑香の抵抗を腕で封じる。
「足、閉じないで。これじゃ続きができないよ」
僕が落ち着いた態度で伝えると、笑香は頭をベッドに落とし、ためらいながらもゆっくりと両足を左右に開いてくれた。
「は、はずかしいんだけど……!」
両方の拳を固く握って腕で大きく顔をおおう。僕は微笑み、再び奥へと自分の指先をのばした。黒い茂みをそっと爪で割り、そのしゃりしゃりとした触感を楽しむ。
「や……!」
笑香は身をよじらせた。「やめて」と言いたいけれど言い出せない、可愛いまな板の上の鯉に、僕はできるだけ優しく言った。
「かわいい。可愛いよ、笑香。大丈夫、もうちょっとだけさわらせて?」
それだけ言い置き、下からすくい上げるようにして中指を深くふれさせる。するとぬるりとした感触がしっかり指に伝わって、僕は一瞬驚いた。それに気づいてしまったらしく、笑香がついに肩を揺らしてしゃくり上げる。
「もう、やだ……‼」
涙を含んだ声を聞き、僕は無言で体を起こすと着ていたシャツのボタンをはずした。
手間取る自分にいらついて、そのままボタンを引きちぎりたくなる。下着代わりのTシャツを脱ぎ捨て、音を立てながらベルトをはずすと下着ごとズボンを引き下ろす。
僕は全裸の自分の体を、包帯におおわれた背中を丸める笑香の隣に横たえた。僕の素肌の感触に笑香がびくっと肩を震わせる。
「こっち、向いて。笑香、顔が見たい。──頼むから」
僕の言葉のやるせない響きに、耳まで真っ赤な笑香の顔が振り向いた。濡れたまつげが頼りなさそうに揺れていて、心の動揺を伝えている。
僕は言った。
「ごめん。もう我慢できない。……色々やって君を満足させてあげたいんだけど、もしもう準備ができてるんだったら、すぐに僕のを入れていい?」
0
あなたにおすすめの小説
久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…
しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。
高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。
数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。
そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【R18】幼馴染がイケメン過ぎる
ケセラセラ
恋愛
双子の兄弟、陽介と宗介は一卵性の双子でイケメンのお隣さん一つ上。真斗もお隣さんの同級生でイケメン。
幼稚園の頃からずっと仲良しで4人で遊んでいたけど、大学生にもなり他にもお友達や彼氏が欲しいと思うようになった主人公の吉本 華。
幼馴染の関係は壊したくないのに、3人はそうは思ってないようで。
関係が変わる時、歯車が大きく動き出す。
【完結】退職を伝えたら、無愛想な上司に囲われました〜逃げられると思ったのが間違いでした〜
来栖れいな
恋愛
逃げたかったのは、
疲れきった日々と、叶うはずのない憧れ――のはずだった。
無愛想で冷静な上司・東條崇雅。
その背中に、ただ静かに憧れを抱きながら、
仕事の重圧と、自分の想いの行き場に限界を感じて、私は退職を申し出た。
けれど――
そこから、彼の態度は変わり始めた。
苦手な仕事から外され、
負担を減らされ、
静かに、けれど確実に囲い込まれていく私。
「辞めるのは認めない」
そんな言葉すらないのに、
無言の圧力と、不器用な優しさが、私を縛りつけていく。
これは愛?
それともただの執着?
じれじれと、甘く、不器用に。
二人の距離は、静かに、でも確かに近づいていく――。
無愛想な上司に、心ごと囲い込まれる、じれじれ溺愛・執着オフィスラブ。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
【R18】純粋無垢なプリンセスは、婚礼した冷徹と噂される美麗国王に三日三晩の初夜で蕩かされるほど溺愛される
奏音 美都
恋愛
数々の困難を乗り越えて、ようやく誓約の儀を交わしたグレートブルタン国のプリンセスであるルチアとシュタート王国、国王のクロード。
けれど、それぞれの執務に追われ、誓約の儀から二ヶ月経っても夫婦の時間を過ごせずにいた。
そんなある日、ルチアの元にクロードから別邸への招待状が届けられる。そこで三日三晩の甘い蕩かされるような初夜を過ごしながら、クロードの過去を知ることになる。
2人の出会いを描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスを野盗から助け出したのは、冷徹と噂される美麗国王でした」https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/443443630
2人の誓約の儀を描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスは、冷徹と噂される美麗国王と誓約の儀を結ぶ」
https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/183445041
サンスクミ〜学園のアイドルと偶然同じバイト先になったら俺を3度も振った美少女までついてきた〜
野谷 海
恋愛
「俺、やっぱり君が好きだ! 付き合って欲しい!」
「ごめんね青嶋くん……やっぱり青嶋くんとは付き合えない……」
この3度目の告白にも敗れ、青嶋将は大好きな小浦舞への想いを胸の内へとしまい込んで前に進む。
半年ほど経ち、彼らは何の因果か同じクラスになっていた。
別のクラスでも仲の良かった去年とは違い、距離が近くなったにも関わらず2人が会話をする事はない。
そんな折、将がアルバイトする焼鳥屋に入ってきた新人が同じ学校の同級生で、さらには舞の親友だった。
学校とアルバイト先を巻き込んでもつれる彼らの奇妙な三角関係ははたしてーー
⭐︎第3部より毎週月・木・土曜日の朝7時に最新話を投稿します。
⭐︎もしも気に入って頂けたら、ぜひブックマークやいいね、コメントなど頂けるととても励みになります。
※表紙絵、挿絵はAI作成です。
※この作品はフィクションであり、作中に登場する人物、団体等は全て架空です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる