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灰色の世界の天上の青
03.暁の国の“月の魔女”
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“竜屋敷”は、その名の通り広くて立派なお屋敷だった。こんなお屋敷に入ったのは初めてだと、ヴィエナはきょろきょろと周りを見回す。
周囲に気を取られるばかりのヴィエナの手を引いて、オーウェンはエルヴィラの案内に従って奥の部屋へと向かった。
「ミケ! 兄上だ!」
「ん……何の用?」
ノックもせずにいきなり扉を開けるエルヴィラに、ヴィエナは驚いてしまう。自分が同じことをしたらものすごく怒られたのに、いいのだろうか。
何も言わないオーウェンの顔を窺ってからおそるおそる部屋を覗くと、そこはもともと応接用の部屋だったように見えた。
だが、今はエルヴィラの言葉通り、辺りに羊皮紙を散らかし放題に散らかしたまま、不機嫌そうな顔の男がじっと3人を眺めていた。
「兄上が、ミケに訊きたいことがあるんだそうだ。あと、兄上の見習いも一緒なんだ。小さくてかわいいぞ」
「ふうん?」
あからさまに不機嫌な顔を崩さず、男はちらりとヴィエナに視線を向ける。
「僕はミーケル。そこのやたら無駄に元気のいい脳筋妊婦の夫だよ。君は?」
「わ、私は、ヴィエナ」
「あ、そ」
ミーケルは、ヴィエナに関心など欠片もないという態度でオーウェンに視線を戻してしまった。なんとなく拍子抜けで、ヴィエナはオーウェンとミーケルを見比べる。
ひたすら機嫌の悪そうなミーケルに比べて、オーウェンはやたらとにこにこ笑顔を浮かべていた。いつも教会で見ている、ひたすら愛想を振りまく時の笑顔だ。
「で、義兄殿が訊きたいことって何」
「実は少々立て込んだ事情があってな」
軽く首を傾げたオーウェンが、じっとミーケルを見た。
どうやらふたりだけで話がしたいということなのだろう。ミーケルはますます不機嫌そうに顔を顰め、目を細める。
「……ヴィー、その子、イヴリンとアライトにも紹介してきなよ」
「ん? ああ、そうだな」
ミーケルの唐突な言葉を不審とも何とも感じないのか、エルヴィラはすぐにそれもそうだなと頷いた。
「ついでだ、ここの家主にも紹介するから来い。半竜の子もいるんだ。まだ翼も小さくて、すごくかわいいんだぞ」
ヴィエナの手を取って、エルヴィラはまたぱたぱたと部屋を出て行った。
ふたりが行ってしまうのを確認して、ミーケルは改めてオーウェンを向いた。オーウェンも笑みを消して真剣な顔を向けている。
「で、何の話がしたいのさ」
「黒い手、もしくは炎に焼かれる手を印にしているような悪しき集団、教会、悪魔……そういうものに心当たりはないか?」
「──ずいぶん唐突な話だし、なんか長くなりそうだね。座りなよ」
勧められるまま、オーウェンが向かいに座る。ミーケルはじっと考えながら、口の中でぶつぶつとオーウェンの言葉を反芻する。
「黒い手、焼かれる手……ねえ。すぐには思いつかないな。それがどうしたの」
「あの、ヴィエナに関わる何か……なのだと思う」
ミーケルはエルヴィラとヴィエナが出て行った扉を一瞥した。
「ふうん? じゃあ、あの子は何?」
「わからない。突然現れて……おそらくはヴィエナに憑いている何者かが、私にあの娘を預けると言ってきた」
「……最初から、全部話してくれるかな」
軽く身を乗り出して、ミーケルはオーウェンに先を促した。
あの夜の出来事から、順を追ってオーウェンはミーケルに話す。じっと黙ったまま聞き終えて、ミーケルは宙を睨むように考える。
「……あの子の容姿」
「容姿?」
ミーケルの呟きにオーウェンは小さく瞠目する。
ヴィエナの容姿がいったいなんだというのか。
「そう……“長い髪に淡く輝く月の光を纏い、瞳には夜の帳を映す。その美しさたるや、魔のものすら魅入られるほどであろう”」
オーウェンは訝しむように眉を顰めた。今しがたミーケルの歌った詩が、ヴィエナにどう関わっているというのか。
確かに、ヴィエナの長い髪は月光に喩えられそうなほどに淡い金だし、目は暮れたばかりの夜空のような紫ではあるが……。
「その詩は何だ?」
「“月の魔女”、もしくは、“月夜の魔女”って、聞いたことはある?」
「いや……」
「じゃあ、“大災害”以前に興盛を誇った、東の果ての“暁の国”は?」
「それなら少し。魔術こそ至上とする魔術師たちの国だろう?」
「そう。で、魔術師たちが、自分たちこそが至高の存在だとして“魔導師”を名乗り、神を否定し、魔術を使えない者を奴隷に落とし、司祭や魔法使い、それに人間以外の種族を迫害した国だ」
オーウェンは頷く。
“大災害”以前、その優れた魔術で他国の追随を許さないほどに栄えながら、その魔術ゆえに“大災害”の直撃を受けて消えた国。
“暁の国”にしかなかった魔術も多く、おかげでこの世界の魔術が数百年は後退したとも言われるほどだ。
「それと、ヴィエナにどんな関係が?」
「確証はないんだ。あの子が魔法使いならかなり可能性は上がるんだけど……その、“月の魔女”と言われる相当な力を持った魔法使いが、“暁の国”にいたっていう話があるんだよ。
あの子はあまりない、気になる容姿だからね。まるっきりの無関係とも思えない。気をつけておいたほうがいい」
「魔法使いか……」
理論と技術に裏打ちされた“魔術”を使う魔術師と違い、魔法使いはその血統と才能で“魔法”を使うと言われている。
魔法使いは、遠く竜や悪魔、魔神の血を引き、その血統ゆえに身のうちに魔力を蓄え、魔法を使う、と。
彼らは遅くても十代の初めの頃には周囲で不可思議な現象を起こすようになり、歳を経るにつれてだんだんとその力を制御できるようになっていく。
魔法使いの血統に生まれた魔法使いであれば、早くからその方法を教えられ、ゆくゆくは強い魔法を操れるようにもなるのだ。
だが、オーウェンの知る限りではあるが、今のところヴィエナが魔法使いである兆しを見せたことはない……ように思える。
「ヴィエナに魔法使いの兆しは見えなかったが?」
「かなり歳がいくまで魔法使いの素質が現れないこともあるって聞くから、注意はしておいたほうがいいかな。
“月の魔女”とは無関係の偶然というには、いろいろありすぎるからね。
何しろ、その“月の魔女”が魔術師の国である“暁の国”で語られるほどに大きな力を持ったのは、悪魔と契約を結んだからだとも言われてるんだから」
「……悪魔だと?」
「それも、ちょっとやそっとのやつじゃない。悪魔大公と呼ばれる、九層地獄界のひとつの階層を丸ごと統べる力を持つようなやつだ」
オーウェンはくっきりと眉間に皺を刻んで黙り込む。
「ま、そうは言っても、確信を持てるような決定的な何かがあるわけじゃない。当分は様子を見ることだよ。で、うまいことヴィエナに憑いてるっていうやつが出てきたら、どうにか聞き出すんだね」
「ああ……」
肩を竦めるミーケルに、オーウェンは頷いた。
「あ、それと、義兄殿」
声を低めたミーケルに、オーウェンはかおを上げた。
「この件について、ヴィーは巻き込まないでくれるかな。わかってると思うけど、あの子は今ひとりの身体じゃない。だから、僕もあくまで情報を提供するだけだ。それ以上のことに首を突っ込むつもりはないよ」
「わかっている。エルヴィラには話を聞かせることもしない」
「ならいい」
息を吐くミーケルに、オーウェンはふっと笑う。
「だが、我が義弟よ、あまりあの子を侮らないほうがいい。ああ見えて、あの子はなかなか勘が鋭い……特に戦いが絡むことではな。くれぐれも目を離すなよ」
「そうする。じゃ、何かわかったらあとで知らせるよ」
「頼んだぞ、我が義弟よ」
オーウェンはまるきりの手探りでなくなったことに少しだけ安堵した。
「あ、兄上! 兄上!」
ばたばたという大きな足音とエルヴィラの声がして、扉がばたんと開いた。
「ヴィー、何を大騒ぎしてるのさ。走るなっていつも言ってるだろう?」
顔を顰めるミーケルに、「ごめん、でも」とエルヴィラが小さく頭を下げる。
「兄上、ヴィエナに聞いたんだ。兄上がヴィエナを買ったって、本当なのか!?」
「──何のことだ?」
大きく目を瞠り、心当たりがないと首を捻るオーウェンと息を切らせたエルヴィラを見比べて、ミーケルがにやっと笑う。
「へえ? その話、ちゃんと聞かせてもらおうかな」
すっと立ち上がって歩き出すミーケルの後を、慌ててオーウェンも追うように歩き出す。ミーケルの機嫌が直ったみたいだと考えながら、エルヴィラも後に続く。
「ま、待て。おそらく何かの誤解だ」
眉を寄せて少し狼狽えるオーウェンの姿は珍しいなと考えながら、ミーケルはにやにや笑いを浮かべて歩く。
「じゃあ、その誤解についてちゃんと聞かないとね」
「兄上、何が誤解なんだ?」
その誤解を解こうという話の中で、ヴィエナがオーウェンについて他にもたくさんの誤解をしていたことは、すぐに判明したのだった。
周囲に気を取られるばかりのヴィエナの手を引いて、オーウェンはエルヴィラの案内に従って奥の部屋へと向かった。
「ミケ! 兄上だ!」
「ん……何の用?」
ノックもせずにいきなり扉を開けるエルヴィラに、ヴィエナは驚いてしまう。自分が同じことをしたらものすごく怒られたのに、いいのだろうか。
何も言わないオーウェンの顔を窺ってからおそるおそる部屋を覗くと、そこはもともと応接用の部屋だったように見えた。
だが、今はエルヴィラの言葉通り、辺りに羊皮紙を散らかし放題に散らかしたまま、不機嫌そうな顔の男がじっと3人を眺めていた。
「兄上が、ミケに訊きたいことがあるんだそうだ。あと、兄上の見習いも一緒なんだ。小さくてかわいいぞ」
「ふうん?」
あからさまに不機嫌な顔を崩さず、男はちらりとヴィエナに視線を向ける。
「僕はミーケル。そこのやたら無駄に元気のいい脳筋妊婦の夫だよ。君は?」
「わ、私は、ヴィエナ」
「あ、そ」
ミーケルは、ヴィエナに関心など欠片もないという態度でオーウェンに視線を戻してしまった。なんとなく拍子抜けで、ヴィエナはオーウェンとミーケルを見比べる。
ひたすら機嫌の悪そうなミーケルに比べて、オーウェンはやたらとにこにこ笑顔を浮かべていた。いつも教会で見ている、ひたすら愛想を振りまく時の笑顔だ。
「で、義兄殿が訊きたいことって何」
「実は少々立て込んだ事情があってな」
軽く首を傾げたオーウェンが、じっとミーケルを見た。
どうやらふたりだけで話がしたいということなのだろう。ミーケルはますます不機嫌そうに顔を顰め、目を細める。
「……ヴィー、その子、イヴリンとアライトにも紹介してきなよ」
「ん? ああ、そうだな」
ミーケルの唐突な言葉を不審とも何とも感じないのか、エルヴィラはすぐにそれもそうだなと頷いた。
「ついでだ、ここの家主にも紹介するから来い。半竜の子もいるんだ。まだ翼も小さくて、すごくかわいいんだぞ」
ヴィエナの手を取って、エルヴィラはまたぱたぱたと部屋を出て行った。
ふたりが行ってしまうのを確認して、ミーケルは改めてオーウェンを向いた。オーウェンも笑みを消して真剣な顔を向けている。
「で、何の話がしたいのさ」
「黒い手、もしくは炎に焼かれる手を印にしているような悪しき集団、教会、悪魔……そういうものに心当たりはないか?」
「──ずいぶん唐突な話だし、なんか長くなりそうだね。座りなよ」
勧められるまま、オーウェンが向かいに座る。ミーケルはじっと考えながら、口の中でぶつぶつとオーウェンの言葉を反芻する。
「黒い手、焼かれる手……ねえ。すぐには思いつかないな。それがどうしたの」
「あの、ヴィエナに関わる何か……なのだと思う」
ミーケルはエルヴィラとヴィエナが出て行った扉を一瞥した。
「ふうん? じゃあ、あの子は何?」
「わからない。突然現れて……おそらくはヴィエナに憑いている何者かが、私にあの娘を預けると言ってきた」
「……最初から、全部話してくれるかな」
軽く身を乗り出して、ミーケルはオーウェンに先を促した。
あの夜の出来事から、順を追ってオーウェンはミーケルに話す。じっと黙ったまま聞き終えて、ミーケルは宙を睨むように考える。
「……あの子の容姿」
「容姿?」
ミーケルの呟きにオーウェンは小さく瞠目する。
ヴィエナの容姿がいったいなんだというのか。
「そう……“長い髪に淡く輝く月の光を纏い、瞳には夜の帳を映す。その美しさたるや、魔のものすら魅入られるほどであろう”」
オーウェンは訝しむように眉を顰めた。今しがたミーケルの歌った詩が、ヴィエナにどう関わっているというのか。
確かに、ヴィエナの長い髪は月光に喩えられそうなほどに淡い金だし、目は暮れたばかりの夜空のような紫ではあるが……。
「その詩は何だ?」
「“月の魔女”、もしくは、“月夜の魔女”って、聞いたことはある?」
「いや……」
「じゃあ、“大災害”以前に興盛を誇った、東の果ての“暁の国”は?」
「それなら少し。魔術こそ至上とする魔術師たちの国だろう?」
「そう。で、魔術師たちが、自分たちこそが至高の存在だとして“魔導師”を名乗り、神を否定し、魔術を使えない者を奴隷に落とし、司祭や魔法使い、それに人間以外の種族を迫害した国だ」
オーウェンは頷く。
“大災害”以前、その優れた魔術で他国の追随を許さないほどに栄えながら、その魔術ゆえに“大災害”の直撃を受けて消えた国。
“暁の国”にしかなかった魔術も多く、おかげでこの世界の魔術が数百年は後退したとも言われるほどだ。
「それと、ヴィエナにどんな関係が?」
「確証はないんだ。あの子が魔法使いならかなり可能性は上がるんだけど……その、“月の魔女”と言われる相当な力を持った魔法使いが、“暁の国”にいたっていう話があるんだよ。
あの子はあまりない、気になる容姿だからね。まるっきりの無関係とも思えない。気をつけておいたほうがいい」
「魔法使いか……」
理論と技術に裏打ちされた“魔術”を使う魔術師と違い、魔法使いはその血統と才能で“魔法”を使うと言われている。
魔法使いは、遠く竜や悪魔、魔神の血を引き、その血統ゆえに身のうちに魔力を蓄え、魔法を使う、と。
彼らは遅くても十代の初めの頃には周囲で不可思議な現象を起こすようになり、歳を経るにつれてだんだんとその力を制御できるようになっていく。
魔法使いの血統に生まれた魔法使いであれば、早くからその方法を教えられ、ゆくゆくは強い魔法を操れるようにもなるのだ。
だが、オーウェンの知る限りではあるが、今のところヴィエナが魔法使いである兆しを見せたことはない……ように思える。
「ヴィエナに魔法使いの兆しは見えなかったが?」
「かなり歳がいくまで魔法使いの素質が現れないこともあるって聞くから、注意はしておいたほうがいいかな。
“月の魔女”とは無関係の偶然というには、いろいろありすぎるからね。
何しろ、その“月の魔女”が魔術師の国である“暁の国”で語られるほどに大きな力を持ったのは、悪魔と契約を結んだからだとも言われてるんだから」
「……悪魔だと?」
「それも、ちょっとやそっとのやつじゃない。悪魔大公と呼ばれる、九層地獄界のひとつの階層を丸ごと統べる力を持つようなやつだ」
オーウェンはくっきりと眉間に皺を刻んで黙り込む。
「ま、そうは言っても、確信を持てるような決定的な何かがあるわけじゃない。当分は様子を見ることだよ。で、うまいことヴィエナに憑いてるっていうやつが出てきたら、どうにか聞き出すんだね」
「ああ……」
肩を竦めるミーケルに、オーウェンは頷いた。
「あ、それと、義兄殿」
声を低めたミーケルに、オーウェンはかおを上げた。
「この件について、ヴィーは巻き込まないでくれるかな。わかってると思うけど、あの子は今ひとりの身体じゃない。だから、僕もあくまで情報を提供するだけだ。それ以上のことに首を突っ込むつもりはないよ」
「わかっている。エルヴィラには話を聞かせることもしない」
「ならいい」
息を吐くミーケルに、オーウェンはふっと笑う。
「だが、我が義弟よ、あまりあの子を侮らないほうがいい。ああ見えて、あの子はなかなか勘が鋭い……特に戦いが絡むことではな。くれぐれも目を離すなよ」
「そうする。じゃ、何かわかったらあとで知らせるよ」
「頼んだぞ、我が義弟よ」
オーウェンはまるきりの手探りでなくなったことに少しだけ安堵した。
「あ、兄上! 兄上!」
ばたばたという大きな足音とエルヴィラの声がして、扉がばたんと開いた。
「ヴィー、何を大騒ぎしてるのさ。走るなっていつも言ってるだろう?」
顔を顰めるミーケルに、「ごめん、でも」とエルヴィラが小さく頭を下げる。
「兄上、ヴィエナに聞いたんだ。兄上がヴィエナを買ったって、本当なのか!?」
「──何のことだ?」
大きく目を瞠り、心当たりがないと首を捻るオーウェンと息を切らせたエルヴィラを見比べて、ミーケルがにやっと笑う。
「へえ? その話、ちゃんと聞かせてもらおうかな」
すっと立ち上がって歩き出すミーケルの後を、慌ててオーウェンも追うように歩き出す。ミーケルの機嫌が直ったみたいだと考えながら、エルヴィラも後に続く。
「ま、待て。おそらく何かの誤解だ」
眉を寄せて少し狼狽えるオーウェンの姿は珍しいなと考えながら、ミーケルはにやにや笑いを浮かべて歩く。
「じゃあ、その誤解についてちゃんと聞かないとね」
「兄上、何が誤解なんだ?」
その誤解を解こうという話の中で、ヴィエナがオーウェンについて他にもたくさんの誤解をしていたことは、すぐに判明したのだった。
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