【R-１８】聖女は悪魔の呪いで一生童貞なイケメン勇者を救いたい【完結】

第四章 最悪の未来

２１．俺の顔を跨いで※

　シエラをベッドへ座らせて、肉棒の先へ性具の柔らかな入り口をあてがうと、ローションで滑りをよくしてあったそこは、ぐちゅぅと音を立てながら簡単に彼の先端部分を飲み込んだ。

「…………っ！」

　彼がビクッと体を震わせたから、

「痛かったかしら……」

　と顔を見ると、眉をひそめて頬を染めなんとも悩ましい表情を浮かべていた。

「痛く、ないよ……」

　だらしなく開いていた口元を手の甲で隠しながら言った。

　ゆっくりと動かしていくと柔らかな性具は、ヌチ、ズジュゥと音を上げ、彼のものに合わせてぼってりと変形しそうなほど広がりながら屹立を飲み込んでいく。

　根元まで行かないうちに貫通タイプのそれの先からシエラの亀頭が飛び出した。
　塗り込んだローションか彼の先から出た透明な液かわからないが、亀頭はぬらぬらと濡れそぼっていた。

　呪いの証の敏感なつぶつぶも中で押しつぶされるのだろう、彼は斜め上を見上げてはあはあ息をして快感に耐えている。



　ようやく根元まで到達したので、今度は完全に抜けきらない程度まで引き抜こうと上へ向かって移動させた。

　ぐちゅぅ、ズチッと相変わらず恥ずかしい音がする。

　張り出したカリ首が引っかかったが気にせずグリッと少々強引に通過させたら、

「んっ！　……それ、やば…い……っ」

　と彼が泣きそうな声を上げて、さらに顔をとろけさせた。

　私は普段クールでかっこいい彼の感じている顔にドキドキしていたが、彼は私が見ていることに気付いて、恥ずかしそうに片手で顔を覆った。

「ねえ、アイネも服脱いで」

　一度性具を彼のものから抜き取り、私は彼に促されるまま修道服を脱いで、ベールや下着、胸から下げた十字架すらも外し、何もまとわない姿になった。

「俺の顔を跨いで」

「え、そんな……」

　ベッドへ仰向けに寝たシエラにそう言われたが、何も身に着けていないのにそんなこと出来ない。

「アイネのあそこを見ながらされたら、もっと気持ちよくなれそうだから」

　以前にも強引に足を開かれてここをいじられたことはあったけど、こんなふうに彼の目の前へここを差し出すことに抵抗がないわけがない。

「ほら、早く……」

　と急かされ、私は躊躇いながらシエラの顔を跨いだ。

「すごく、とろとろ……」

　濡れたそこをからかう彼の意地悪な声に私の花芽がぴくっと震えた。

　彼が秘部をじっと見ていると思うと、触られてもいないのに全身の神経がそこに集中してしまう。



　私が目の前にある彼の猛りに再び性具を貫通させると、

「……んっ」

　と甘い声を漏らした。

「ねえ、その性具に入っている俺のものが自分のここへ入っていると想像しながら動かして」

　彼の顔は私の秘部に触れそうなほど近いから、しゃべるたび私の濡れた花弁に彼の吐息がかかり、それだけで私は、

「ひぅぅ……っ」

　と背中を震わせた。