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なくしもの
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「ねーねー、みずきのズボンどこにあるか知らない?」
「え?タンスにこの前入れてなかったっけ?」
「そう思ってずっと探してるんだけど全然見当たらないの」
妻はよく物をなくす。
というよりも、一度しまった物をどこに入れたか忘れてしまう。
そして、目的の物とは別のものを見つけてしまうことが多々ある。
「あれ?なにこれ?」
ほらきた。
「なにがあったの?」
「なんか封筒みたい」
封筒?
妻が僕にその発見した封筒を差し出す。
僕はへそくりなんかしてないし…
まさか妻のへそくりかっ!?
いや、それにしては妻の反応が鈍い。
妻もお金?へそくり?みたいな顔で僕を見つめている。
いや、僕は違いますよと顔で否定しながら、外身を触って中身を判断しようとする。
札よりも小さく固い。
カード?
「早く開けてよ」
いや、ごもっともです。
封筒を開け、中を取り出すと…
「チケット?」
それは某夢の国ディ◯ニーへの招待状だった。
「なんで、こんなのが出てくるの?」
妻の疑問ももっともだ。
こんなチケット買った覚えがない……
「いや、ある」
そういえば、一つだけ心当たりがあった。
「え?ゆうちゃん買ったの?いつ?」
「買ったんじゃなくて、もらったんだよ。10月くらいにやった結婚式の二次会で」
「あ~」
妻も思い出したのだろう。
友達の結婚式の二次会にお呼ばれして、これまでの運を使い果たすが如くの運でチケットが当たったんだった。
たしか、その後なくしたと思ってたけどこんなところに。
2.3ヶ月前のこと思い出していると突然、
「ちょうどいいじゃん。これを今度のゆうちゃんの誕生日旅行にしよう」
「えー!!」
妻が突拍子のないことを言い出した。
というか、探してたズボンは?
「え?タンスにこの前入れてなかったっけ?」
「そう思ってずっと探してるんだけど全然見当たらないの」
妻はよく物をなくす。
というよりも、一度しまった物をどこに入れたか忘れてしまう。
そして、目的の物とは別のものを見つけてしまうことが多々ある。
「あれ?なにこれ?」
ほらきた。
「なにがあったの?」
「なんか封筒みたい」
封筒?
妻が僕にその発見した封筒を差し出す。
僕はへそくりなんかしてないし…
まさか妻のへそくりかっ!?
いや、それにしては妻の反応が鈍い。
妻もお金?へそくり?みたいな顔で僕を見つめている。
いや、僕は違いますよと顔で否定しながら、外身を触って中身を判断しようとする。
札よりも小さく固い。
カード?
「早く開けてよ」
いや、ごもっともです。
封筒を開け、中を取り出すと…
「チケット?」
それは某夢の国ディ◯ニーへの招待状だった。
「なんで、こんなのが出てくるの?」
妻の疑問ももっともだ。
こんなチケット買った覚えがない……
「いや、ある」
そういえば、一つだけ心当たりがあった。
「え?ゆうちゃん買ったの?いつ?」
「買ったんじゃなくて、もらったんだよ。10月くらいにやった結婚式の二次会で」
「あ~」
妻も思い出したのだろう。
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たしか、その後なくしたと思ってたけどこんなところに。
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