12 / 27
12
しおりを挟む
会談が行われた、その夜。
城の一角、静まり返った回廊を歩いていると、ふと――
亮が、(明日の調査だが……その剣じゃない。“桜花”を持っていけ)
思いがけない言葉に、私はわずかに足を緩める。
(……桜花を? どうして?)
問い返すと、少し間があって、淡々とした返答が返ってくる。
(今はいい)
(じきに分かる)
それ以上、彼は何も語らない。
理由を聞き出す隙すら与えない、いつもの調子だった。
胸の奥に、小さな違和感が残る。
(桜花……ね)
亮が、理由もなく名指しするはずがない。
そして、彼が“語らない”選択をした時ほど――
何かが起きる。
夜風が、城の外から静かに吹き込み、回廊を撫でていった。
明日の調査は、きっと――
想定通りには進まない。
翌朝、全員が所定の場所に集合した。
私は、腰に下げた武器を一度だけ確かめる。
そこにあったのは、いつもの剣ではない。
亮に言われた通り、携えているのは――
扇子のような形をした、淡い桜色の武器。《桜花》。
(……これでいいんでしょうね)
内心でそう呟きながらも、理由を問うことはしなかった。
亮が“今は語らない”と言った以上、それ以上を聞いても意味はない。
準備が整ったのを見て、レオンが一歩前に出る。
「今から転移する。現地へ直接向かうぞ」
その言葉と同時に、彼の足元から魔法陣が広がった。
七人が余裕をもって立てるほどの大きさで、幾重にも重なる魔術式が淡く光を放つ。
次の瞬間。
視界が反転し、空間が折り畳まれるような感覚が走った。
――そして、森の中。
湿った土の匂いと、木々のざわめきが一斉に押し寄せる。
一瞬前まで城内にいたとは思えないほど、はっきりとした自然の気配だった。
「……え?」
「うわ……」
王国側の四人――アイリスと三人の勇者は、明らかに戸惑った様子で周囲を見回している。
どうやら、転移魔法は初めてだったらしい。
王国側の四人が、戸惑いを隠せず周囲を見回しているのを、私は横目で眺める。
(魔道具による転移は、対応する魔道具同士の間でしか移動できない)
(でも、魔法による転移なら――術者が知っている場所であれば、どこへでも行ける)
初めての感覚なのだろう。
空間が折り畳まれるあの一瞬は、慣れていなければ驚いて当然だ。
建造物の目前に到着した瞬間、空気が明らかに変わった。
古代の魔力が淀み、呼吸のたびに肌を刺すような違和感がある。
レオンが一歩前に出て、周囲を見渡す。
「……ここから先は危険だ」
「アイリス王女とアウグスト皇帝は、これ以上進むべきではない」
そして、静かにこちらへ視線を向けた。
「光姫、行ってくれるか」
私は短く頷き、建造物の内部へと足を踏み入れる。
背後で、レオンの声が続いた。
「他の者は、王女と皇帝の護衛だ」
その言葉を聞きながら、私は迷いなく奥へ進む。
内部は外観以上に荒廃しており、壁には封印術式の残骸が走っていた。
(……やはり、ここね)
ほどなく、目的の“かけら”を回収し、私は再び外へと戻る。
合流すると、手の中のそれを掲げた。
「これが、かけらよ」
アイリス王女と、三人の勇者たちが息を呑む。
恭介が、一歩前に出て、食い入るようにそれを見つめた。
「これが……」
その瞬間だった。
背筋を撫でる、はっきりとした殺気。
「――伏せて!」
私は反射的に恭介を突き飛ばした。
刹那。
空を裂くような斬撃が、恭介の首があった位置を正確に薙ぐ。
(防御が間に合わない……なら)
迷いはなかった。
私は扇子状の武器――桜花を構え、能力を解放する。
次の瞬間、斬撃が私を捉えた。
鋭い衝撃。
フードが宙を舞い、視界が開ける。
「なっ――」
背後から、勇者たちの驚愕の声が漏れた。
「相変わらず、厄介な力だな」
低く、嘲るような声。
姿を現したのは――魔王。
だが、その斬撃が捉えたはずの私の首は、
――次の瞬間、桜の花弁へと変わり、風に溶けて散っていた。
散ったはずの桜の花弁が、ふわりと舞い戻り、再び私の輪郭を形作る。
何事もなかったかのように、私は魔王を見据えた。
「あら――」
口元に、わざとらしい微笑を浮かべる。
「魔王ともあろう者が、不意打ちなんて。
それとも――復活したばかりで、まだ本調子じゃないのかしら?」
挑発にも等しい言葉。
だが、魔王は眉一つ動かさなかった。
王女、皇帝、勇者たち――
周囲を一瞥し
「この人数か……殺すとなると、少々手間がかかるな」
そして、私へと視線を戻す。
「属性神よ」
「かけらを――全て寄越せ。
すれば、この場は引こう」
その一言で、空気が一段、冷え切った。
私は小さく肩をすくめ、首を傾げる。
「……全部?
随分と強欲ね」
次の瞬間、魔王の視線が、ゆっくりと私の背後へと流れた。
勇者たち。
アイリス王女。
アウグスト皇帝。
逃げ場のない存在たちを、品定めするように。
「お荷物を抱えながら、戦うか?」
声音は静かだったが、そこに含まれる意味はあまりにも明確だ。
これは取引ではない。
脅迫だ。
(……この場で倒すこと自体は、可能)
冷静に、即座に算段する。
(でも――
全員の生死まで、責任は持てない)
一瞬でも判断を誤れば、
誰かが確実に死ぬ。
刹那の沈黙を楽しむように、魔王は口角を吊り上げた。
「それとも――」
わざと、間を置く。
「主殺しの次は、
王族殺しでも、するか?」
くつくつと、喉を鳴らすような笑いが響いた。
「――貴様……!」
レオンの声に、抑えきれぬ怒気が滲む。
戦鬼の殺気が、空間を震わせた。
私は、ゆっくりと息を吸う。
(……感情で動けば、最悪の結果になる)
怒りを押し殺し、
私は真正面から魔王を見据えた。
「……全部渡したら」
言葉を選ぶように、区切る。
「本当に、引くの?」
魔王は、迷いなく答えた。
「――魔王の名に誓おう」
重い言葉だった。
嘘をつく必要のない立場の者の、断言。
一瞬の沈黙。
「……ちっ」
小さく舌打ちし、
私は手の中の“かけら”を――すべて、放った。
「……受け取りなさい」
「では、受け取った」
魔王はそれを掴み、満足げに頷く。
その身体が、闇に溶けるように後退しかけた――その瞬間。
私は低く、確かな声音で告げた。
「次は」
「封印じゃなく――確実に、殺してあげる」
闇の中で、魔王が嗤う。
「ふっ……楽しみだ」
その言葉を最後に、気配は完全に消え去った。
残されたのは、重く沈黙した空間と、
誰一人、すぐには言葉を発せぬほどの緊張だけだった。
魔王と、フードの少女――いや、「光姫」と呼ばれる存在の会話を聞きながら、
恭介は、ただ立ち尽くしていた。
言葉一つひとつが、重すぎた。
魔王。
その名だけで、世界を揺るがす存在。
(……勝てるわけがない)
剣を握る手が、わずかに震えていることに、恭介は気づいていた。
技量だとか、勇気だとか、そういう次元ではない。
あれは――
(力の“差”ですらない)
同じ土俵に立っていない。
存在そのものが、違う。
その恐怖に拍車をかけたのは、目の前に立つ少女だった。
(……死んだ、はずだ)
訓練中。
崖から落ち、誰もが――恭介自身も――
「もう助からない」と思った少女。
(……なのに、どうして)
今、ここにいる。
平然と魔王と向き合い、言葉を交わし、命を賭けた駆け引きをしている。
脳が、現実を拒絶していた。
理解しようとするほど、思考が追いつかなくなる。
(生きてる……?)
(いや、そんなはずは……)
混乱の最中、魔王の言葉が耳に刺さる。
――主殺し。
(……主、殺し?)
意味が、繋がらない。
誰のことを指しているのかも、
なぜそれを笑いながら口にするのかも。
(何を……言ってるんだ……?)
恐怖と疑問が、絡まり合い、胸の奥に沈殿する。
城の一角、静まり返った回廊を歩いていると、ふと――
亮が、(明日の調査だが……その剣じゃない。“桜花”を持っていけ)
思いがけない言葉に、私はわずかに足を緩める。
(……桜花を? どうして?)
問い返すと、少し間があって、淡々とした返答が返ってくる。
(今はいい)
(じきに分かる)
それ以上、彼は何も語らない。
理由を聞き出す隙すら与えない、いつもの調子だった。
胸の奥に、小さな違和感が残る。
(桜花……ね)
亮が、理由もなく名指しするはずがない。
そして、彼が“語らない”選択をした時ほど――
何かが起きる。
夜風が、城の外から静かに吹き込み、回廊を撫でていった。
明日の調査は、きっと――
想定通りには進まない。
翌朝、全員が所定の場所に集合した。
私は、腰に下げた武器を一度だけ確かめる。
そこにあったのは、いつもの剣ではない。
亮に言われた通り、携えているのは――
扇子のような形をした、淡い桜色の武器。《桜花》。
(……これでいいんでしょうね)
内心でそう呟きながらも、理由を問うことはしなかった。
亮が“今は語らない”と言った以上、それ以上を聞いても意味はない。
準備が整ったのを見て、レオンが一歩前に出る。
「今から転移する。現地へ直接向かうぞ」
その言葉と同時に、彼の足元から魔法陣が広がった。
七人が余裕をもって立てるほどの大きさで、幾重にも重なる魔術式が淡く光を放つ。
次の瞬間。
視界が反転し、空間が折り畳まれるような感覚が走った。
――そして、森の中。
湿った土の匂いと、木々のざわめきが一斉に押し寄せる。
一瞬前まで城内にいたとは思えないほど、はっきりとした自然の気配だった。
「……え?」
「うわ……」
王国側の四人――アイリスと三人の勇者は、明らかに戸惑った様子で周囲を見回している。
どうやら、転移魔法は初めてだったらしい。
王国側の四人が、戸惑いを隠せず周囲を見回しているのを、私は横目で眺める。
(魔道具による転移は、対応する魔道具同士の間でしか移動できない)
(でも、魔法による転移なら――術者が知っている場所であれば、どこへでも行ける)
初めての感覚なのだろう。
空間が折り畳まれるあの一瞬は、慣れていなければ驚いて当然だ。
建造物の目前に到着した瞬間、空気が明らかに変わった。
古代の魔力が淀み、呼吸のたびに肌を刺すような違和感がある。
レオンが一歩前に出て、周囲を見渡す。
「……ここから先は危険だ」
「アイリス王女とアウグスト皇帝は、これ以上進むべきではない」
そして、静かにこちらへ視線を向けた。
「光姫、行ってくれるか」
私は短く頷き、建造物の内部へと足を踏み入れる。
背後で、レオンの声が続いた。
「他の者は、王女と皇帝の護衛だ」
その言葉を聞きながら、私は迷いなく奥へ進む。
内部は外観以上に荒廃しており、壁には封印術式の残骸が走っていた。
(……やはり、ここね)
ほどなく、目的の“かけら”を回収し、私は再び外へと戻る。
合流すると、手の中のそれを掲げた。
「これが、かけらよ」
アイリス王女と、三人の勇者たちが息を呑む。
恭介が、一歩前に出て、食い入るようにそれを見つめた。
「これが……」
その瞬間だった。
背筋を撫でる、はっきりとした殺気。
「――伏せて!」
私は反射的に恭介を突き飛ばした。
刹那。
空を裂くような斬撃が、恭介の首があった位置を正確に薙ぐ。
(防御が間に合わない……なら)
迷いはなかった。
私は扇子状の武器――桜花を構え、能力を解放する。
次の瞬間、斬撃が私を捉えた。
鋭い衝撃。
フードが宙を舞い、視界が開ける。
「なっ――」
背後から、勇者たちの驚愕の声が漏れた。
「相変わらず、厄介な力だな」
低く、嘲るような声。
姿を現したのは――魔王。
だが、その斬撃が捉えたはずの私の首は、
――次の瞬間、桜の花弁へと変わり、風に溶けて散っていた。
散ったはずの桜の花弁が、ふわりと舞い戻り、再び私の輪郭を形作る。
何事もなかったかのように、私は魔王を見据えた。
「あら――」
口元に、わざとらしい微笑を浮かべる。
「魔王ともあろう者が、不意打ちなんて。
それとも――復活したばかりで、まだ本調子じゃないのかしら?」
挑発にも等しい言葉。
だが、魔王は眉一つ動かさなかった。
王女、皇帝、勇者たち――
周囲を一瞥し
「この人数か……殺すとなると、少々手間がかかるな」
そして、私へと視線を戻す。
「属性神よ」
「かけらを――全て寄越せ。
すれば、この場は引こう」
その一言で、空気が一段、冷え切った。
私は小さく肩をすくめ、首を傾げる。
「……全部?
随分と強欲ね」
次の瞬間、魔王の視線が、ゆっくりと私の背後へと流れた。
勇者たち。
アイリス王女。
アウグスト皇帝。
逃げ場のない存在たちを、品定めするように。
「お荷物を抱えながら、戦うか?」
声音は静かだったが、そこに含まれる意味はあまりにも明確だ。
これは取引ではない。
脅迫だ。
(……この場で倒すこと自体は、可能)
冷静に、即座に算段する。
(でも――
全員の生死まで、責任は持てない)
一瞬でも判断を誤れば、
誰かが確実に死ぬ。
刹那の沈黙を楽しむように、魔王は口角を吊り上げた。
「それとも――」
わざと、間を置く。
「主殺しの次は、
王族殺しでも、するか?」
くつくつと、喉を鳴らすような笑いが響いた。
「――貴様……!」
レオンの声に、抑えきれぬ怒気が滲む。
戦鬼の殺気が、空間を震わせた。
私は、ゆっくりと息を吸う。
(……感情で動けば、最悪の結果になる)
怒りを押し殺し、
私は真正面から魔王を見据えた。
「……全部渡したら」
言葉を選ぶように、区切る。
「本当に、引くの?」
魔王は、迷いなく答えた。
「――魔王の名に誓おう」
重い言葉だった。
嘘をつく必要のない立場の者の、断言。
一瞬の沈黙。
「……ちっ」
小さく舌打ちし、
私は手の中の“かけら”を――すべて、放った。
「……受け取りなさい」
「では、受け取った」
魔王はそれを掴み、満足げに頷く。
その身体が、闇に溶けるように後退しかけた――その瞬間。
私は低く、確かな声音で告げた。
「次は」
「封印じゃなく――確実に、殺してあげる」
闇の中で、魔王が嗤う。
「ふっ……楽しみだ」
その言葉を最後に、気配は完全に消え去った。
残されたのは、重く沈黙した空間と、
誰一人、すぐには言葉を発せぬほどの緊張だけだった。
魔王と、フードの少女――いや、「光姫」と呼ばれる存在の会話を聞きながら、
恭介は、ただ立ち尽くしていた。
言葉一つひとつが、重すぎた。
魔王。
その名だけで、世界を揺るがす存在。
(……勝てるわけがない)
剣を握る手が、わずかに震えていることに、恭介は気づいていた。
技量だとか、勇気だとか、そういう次元ではない。
あれは――
(力の“差”ですらない)
同じ土俵に立っていない。
存在そのものが、違う。
その恐怖に拍車をかけたのは、目の前に立つ少女だった。
(……死んだ、はずだ)
訓練中。
崖から落ち、誰もが――恭介自身も――
「もう助からない」と思った少女。
(……なのに、どうして)
今、ここにいる。
平然と魔王と向き合い、言葉を交わし、命を賭けた駆け引きをしている。
脳が、現実を拒絶していた。
理解しようとするほど、思考が追いつかなくなる。
(生きてる……?)
(いや、そんなはずは……)
混乱の最中、魔王の言葉が耳に刺さる。
――主殺し。
(……主、殺し?)
意味が、繋がらない。
誰のことを指しているのかも、
なぜそれを笑いながら口にするのかも。
(何を……言ってるんだ……?)
恐怖と疑問が、絡まり合い、胸の奥に沈殿する。
0
あなたにおすすめの小説
私はもう必要ないらしいので、国を護る秘術を解くことにした〜気づいた頃には、もう遅いですよ?〜
AK
ファンタジー
ランドロール公爵家は、数百年前に王国を大地震の脅威から護った『要の巫女』の子孫として王国に名を残している。
そして15歳になったリシア・ランドロールも一族の慣しに従って『要の巫女』の座を受け継ぐこととなる。
さらに王太子がリシアを婚約者に選んだことで二人は婚約を結ぶことが決定した。
しかし本物の巫女としての力を持っていたのは初代のみで、それ以降はただ形式上の祈りを捧げる名ばかりの巫女ばかりであった。
それ故に時代とともにランドロール公爵家を敬う者は減っていき、遂に王太子アストラはリシアとの婚約破棄を宣言すると共にランドロール家の爵位を剥奪する事を決定してしまう。
だが彼らは知らなかった。リシアこそが初代『要の巫女』の生まれ変わりであり、これから王国で発生する大地震を予兆し鎮めていたと言う事実を。
そして「もう私は必要ないんですよね?」と、そっと術を解き、リシアは国を後にする決意をするのだった。
※小説家になろう・カクヨムにも同タイトルで投稿しています。
どうやらお前、死んだらしいぞ? ~変わり者令嬢は父親に報復する~
野菜ばたけ@既刊5冊📚好評発売中!
ファンタジー
「ビクティー・シークランドは、どうやら死んでしまったらしいぞ?」
「はぁ? 殿下、アンタついに頭沸いた?」
私は思わずそう言った。
だって仕方がないじゃない、普通にビックリしたんだから。
***
私、ビクティー・シークランドは少し変わった令嬢だ。
お世辞にも淑女然としているとは言えず、男が好む政治事に興味を持ってる。
だから父からも煙たがられているのは自覚があった。
しかしある日、殺されそうになった事で彼女は決める。
「必ず仕返ししてやろう」って。
そんな令嬢の人望と理性に支えられた大勝負をご覧あれ。
主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します
白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。
あなたは【真実の愛】を信じますか?
そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。
だって・・・そうでしょ?
ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!?
それだけではない。
何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!!
私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。
それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。
しかも!
ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!!
マジかーーーっ!!!
前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!!
思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。
世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
そう言うと思ってた
mios
恋愛
公爵令息のアランは馬鹿ではない。ちゃんとわかっていた。自分が夢中になっているアナスタシアが自分をそれほど好きでないことも、自分の婚約者であるカリナが自分を愛していることも。
※いつものように視点がバラバラします。
もう二度と、あなたの妻にはなりたくありません~死に戻った嫌われ令嬢は幸せになりたい~
桜百合
恋愛
旧題:もう二度と、あなたの妻にはなりたくありません〜死に戻りの人生は別の誰かと〜
★第18回恋愛小説大賞で大賞を受賞しました。応援・投票してくださり、本当にありがとうございました!
10/24にレジーナブックス様より書籍が発売されました。
現在コミカライズも進行中です。
「もしも人生をやり直せるのなら……もう二度と、あなたの妻にはなりたくありません」
コルドー公爵夫妻であるフローラとエドガーは、大恋愛の末に結ばれた相思相愛の二人であった。
しかしナターシャという子爵令嬢が現れた途端にエドガーは彼女を愛人として迎え、フローラの方には見向きもしなくなってしまう。
愛を失った人生を悲観したフローラは、ナターシャに毒を飲ませようとするが、逆に自分が毒を盛られて命を落とすことに。
だが死んだはずのフローラが目を覚ますとそこは実家の侯爵家。
どうやらエドガーと知り合う前に死に戻ったらしい。
もう二度とあのような辛い思いはしたくないフローラは、一度目の人生の失敗を生かしてエドガーとの結婚を避けようとする。
※完結したので感想欄を開けてます(お返事はゆっくりになるかもです…!)
独自の世界観ですので、設定など大目に見ていただけると助かります。
※誤字脱字報告もありがとうございます!
こちらでまとめてのお礼とさせていただきます。
愛していました。待っていました。でもさようなら。
彩柚月
ファンタジー
魔の森を挟んだ先の大きい街に出稼ぎに行った夫。待てども待てども帰らない夫を探しに妻は魔の森に脚を踏み入れた。
やっと辿り着いた先で見たあなたは、幸せそうでした。
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる