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3話
しおりを挟むなんて会話をしていると、機動要塞が地響きと共にミルカ村の外れへと着陸した。
「さて、まあまずはゆっくりと今後について中に話そう。今後はエルメア・ランラを拠点として活動する」
「では、部隊の一部をこの地の防衛に回しますわ。ちなみに、向こうから攻撃してきた場合の反撃は?」
「構わん。だがこちらから手を出すのは許さん。専守防衛だ。あとこちらの人間はお前らの姿に怯えて攻撃してくるかもしれない。明確な敵意と悪意を持つ者以外は出来る限り許容しろ」
「かしこまりました、では指揮して参ります」
ネシアが優雅に俺に向かってお辞儀すると、背後の兵達の方へと向かった。
「僕はどうすれば?」
「情報収集をしたい。先行させているクカの情報だけで十分だと思うが……別角度からの情報とジスの演算能力も併用したいんだ」
「なるほど。分かりました。この星の極小生物を何匹か捕獲してそれを模したドローンを量産してばら撒きますね。少しだけ御時間をいただいても?」
「構わないとも。俺の前では時間という概念は意味を為さない」
「そうでした! ではちょっとこの星の生態系の調査がてらフィールドワーク行ってきます!」
ジスが無機質な瞳を輝かせて、走り去っていった。ジスはちょっとマッドサイエンティストの気があるが、見た目同様に子供っぽい仕草に好感が持てる。まあ、本来の姿はアレではないのだが……まあそれはネシアも兵士達も一緒か。
「さてと。一人一人、ゆっくりと時間を掛けて追い詰めてやる。じっくりとじっくりと破壊してやる。絶望を……あらん限りの絶望を」
僕はあえて、歩いて要塞へと向かった。地に足付けて歩くのは随分と久し振りだった。
そして嫌でも思い出す。なぜこうなったかと。
どうやってただの農民に過ぎない俺が異次元の神になれたかを。
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