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15話:アーミスの怒り
しおりを挟む一方その頃。
天界で、様子見していたグラウは驚愕していた。
グラウの視線の先には、顔を手で覆ったアーミスがいた。
「ああああ!! なぜ!!! 何が起こっているの!!!」
発狂したような声を出すアーミスが顔を上げた。
天界一美しいと言われていたその顔には、無数のシワとシミが出来ており、まるで老婆のような顔付きになっていた。身体は若いままな分、余計に違和感があった。
「アーミス様……もしや神力が落ちているのでは?」
「黙れ!! なぜ私の神力が無くなった!?」
「分かりません……」
アーミスが自分の使い魔に怒鳴るが、アーミスに分からない物を使い魔が分かるはずがなかった。
「下界で何か起きているの? いや信仰が無くなったところでそれまでに溜めていた私の力は絶対になくならないはずよ……」
「分かりません……下界と言えば……ミネルヴァ様が」
「……まさか……あいつのせいか……?」
アーミスの怒りが膨らむ。胸に渦巻くのは、嫉妬と怒りだ。
「ああああああ!! 居なくなってなおあたしを苦しめるなんて……!! 永久追放では足りない!! あいつを殺さないと!! 神兵と魔獣を呼べ!!」
それを効いたグラウはこっそりと天界から離れた。
「まずいよミネルヴァ! 何をしたか知んないけど一大事だ!」
グラウは全速力でミネルヴァの元へと向かったのだった。
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