【完】鬼に金棒、エルフに恋。※番外編完結

伊藤クロエ

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Ⅴ エルフの恋も信心から 編

うれしい、だいすき。 ★

「あっ、ん……っ、んあっ、ひうっ」

 うそ、うそ、ラカンが、あのラカンが、俺の足元に跪いて、俺のアレを咥えてるなんて……っ!? ああ、なんてすごい眺め……だって、あの剣鬼・ラカンが。

「あ、あっ、あっ、いやだ、きもちいい、あうんっ」

 同じ男同士だからなのか、ラカンは俺が感じる場所を次々に探り当てては的確にソコを責めたててくる。裏筋をなぞられて、括れを唇で挟んで擦られ、先端をぢゅっと吸われる。
 片方の手で俺の根元から幹を擦って、唇できつく挟んだまま上下にピストンし始めた。

「あっ、ラカン……っ、イイ……っ、ラカン……っ」

 絶え間なく喘ぎながらも、あまりに凄い光景に俺は霞む目を必死に見開いて自分の股間を凝視する。
 俺の前に跪いて、あのラカンが俺のモノをしゃぶってる。もうその事実だけでイッてしまいそうだった。
 するとラカンが両手で俺の尻を掴み、揉みしだき始める。思わず俺は身体を前に倒してラカンの頭を一層強く掴んだ。

「んっ、はっ、ああっ」

 ラカンが喉の奥で亀頭を締め付ける。俺はもう我慢できなくてラカンの頭を股間に押し付けて激しく腰を振ってしまった。するとラカンの方も俺の尻肉を割り開いて指を一本中に入れてくる。

「…………ッ!?」

 ちょ……っ、なに、なんだこれ。今、俺どうなってるの……?
 ラカンに前をしゃぶられながら後ろを指でぬぷぬぷかき回されて、なに? これ、今、頭がどろどろになりそうなほど気持ちがいいのってペニスの方? それともラカンの指が出入りしてるナカの方?
 
 前と後ろを同時に責められて、俺はラカンの頭にしがみついてビクビクと痙攣しながらありったけの精液を吐き出してしまった。
 はあ……、俺、ラカンの口に出してしまうなんて……。は、恥ずかしい……でも、ものすごく気持ちよかった……。
 俺はそのままズルズルと浴室の床にへたり込む。咄嗟にラカンが支えてくれて、そのまま温かい湯が流れる床に寝そべるみたいに倒れ込んでしまった。

「ハァ、ハァ、ハ…………ッ、アッ」

 息が上がって心臓がバクバク痛いくらいに脈打ってる。でもどうしてもラカンの顔が見たくて、なんとか上を向いて霞む目を凝らした。すると俺の上にラカンが覆いかぶさってきて、両膝の裏をぐっと持ち上げたかと思うと、口の中に含んでいた俺の精液を俺の股間にどろり、と垂らした。俺はますます沸騰してきた頭で呆然とそれを見る。

 さっきラカンの指を受け入れていたソコはもっとたくさん虐めてもらいたくてひくひくしていた。
 俺は手を伸ばし、自分の精液に濡れたソコに触れる。そしてラカンの顔を見ながら二本の指でソコを弄り始めた。
 入り口をねっとりと広げて、中に少しだけ押し込む。中指をゆっくりと出し挿れして柔らかな粘膜に自分の精液をなすり付ける。すると、ギラギラした目で食い入るようにそこを見ていたラカンがフッと笑うと、また俺の股間に顔を埋めた。そして俺が指で広げたソコにラカンの舌が入り込む。

「ふぁ…………っ」

 思わずため息が出た。ラカンの舌と俺の指が好き勝手に動いて俺の中を這い回り、俺の身体を再び高めていく。

「ラカン……、おれ、おいしい……? ラカン……っ」

 ラカンはそれには答えず、さらに深く俺のソコに食らいついた。すごい。俺のアソコってばラカンのラカンくんにちゅっちゅしてもらっただけじゃなくて、ラカン本人にまでキスしてもらっちゃった。すごい。すごく嬉しい。

 ラカンの舌が俺の中をちゅくちゅくと出入りして剥き出しの粘膜をえぐる。そして同じく中を抜き挿ししている俺の指をからかうようにちろっと舐めた。ふあぁああぁあ、なんか、もう、声が出ない。

 このままここで最後までイってしまいたかったけれど、でも駄目だ。
 俺はとろとろに蕩けた後腔からなんとか指を引き抜き、ラカンの頭をそっと押しやる。渾身の力を振るって身体を起こすと、嬉しいことにラカンのモノもしっかりと鎌首をもたげていた。

「アドルティス?」
「風呂、出よう。ここじゃ、のぼせるか風邪引くかしてしまうから」

 そう言うとラカンがちょっと驚いた顔をして、それからニッと笑った。俺はラカンに手を引っ張ってもらって浴室を出ると、さっきのベッドまで戻る。そしてラカンの大きな身体を押してベッドに寝てもらい、その上に乗り上げるように覆いかぶさった。

「ラカン」

 おでこがくっつくくらい顔を近づけて言う。

「俺はいつも、ラカンが欲しくて欲しくてたまらないんだ」

 でも今日も、こないだもずっと我慢してたんだ。だから、今は俺の番な。

 そう言って舌舐めずりすると、俺はラカンの目蓋に、鼻先に、唇の端に、次々にキスをしていく。いつかラカンにされたみたいに耳の付け根にもキスをして、喉仏を舐めて、ドクドクと脈打つ心臓の上を通り、くっきりと割れた腹筋をなぞり、ヘソをくすぐって更に下へと降りていった。
 時々ラカンの呻くような声が聞こえてきて俺はにんまりと笑う。そしてガチガチに勃起して反り返ってるラカンくんの先端にちゅっとキスをすると、唾液をためた口の中へと招き入れた。

 はあああ、ラカンの味。ちょっとしょっぱいけどすっごく熱くて硬い。本当に太くて長いからとても根元までは咥えられないけど、でもできるだけ喉の奥を開いてきゅううっと口全体で吸い上げてあげた。
 一旦口から出して両手で支えてしげしげと眺める。このあいだ、俺の家の風呂場でシた時にラカンのを咥えさせられた。あの時はなぜかラカンの機嫌が悪くてすごく強引で、頭を掴まれて俺もちょっと動揺してたし、とにかく無我夢中だったから正直あんまり詳細は覚えてない。だからこそ今日はじっくりしっかりラカンのモノを味わいたかった。

「……おい、アドルティス」

 我慢できなくなったのか、ラカンが急き立てるように俺の名を呼ぶ。

「ん、待ってて」

 恐ろしく長大なラカンのモノを持って横ざまにはむっと咥えてみる。唇ですりすりしながらねっとりと舌を絡めて熱くてすべすべしたその感触を味わった。
 ああ、すごい、太い血管が浮いてる。いやらしいな。これがいつも俺の頭をどろっどろに溶かしてぐちゃぐちゃにして、そして死にそうなくらい気持ちよくしてくれるんだ。

 今も俺の口の中でますます大きく硬くなってるこの男根が、もうすぐ俺の中を散々突いてかき回していっぱいいっぱい子種を注いでくれる。それを思うと、なんとも言えない震えがゾクゾクと全身を這い上がってくる。
 あふれ出す唾液でベタベタの口内からようやくラカンを解放すると、それは支えてやらなくても天を向いてそそり立ち、先端の小さな穴は早く精液を出したくてパクパクしていた。

「すごい……ラカンの、こんなに……っ」
「誰のせいだと思ってるんだ、クソッ」

 そう言うラカンの声が今まで聞いた事がないくらい余裕がなくて、すごく興奮してしまう。
 ねえ、俺がラカンをそんな風にしてるんだよね? それがものすごく嬉しくて、ものすごくワクワクする。

「なあ、ラカン」

 俺はこれ見よがしにラカンのモノをそっと撫でながら囁く。

「これ、早く挿れたい……?」
「…………ああ、挿れたくてたまんねぇな」

 肩で息をしながらラカンが答える。それに思わずうっとりしながら再び問う。

「挿れたいって、どこに……?」
「……お前の中に、だ。アディ」

 アディ。そのかわいらしい呼び名に胸がきゅうううっ、となる。
 ラカンの上に跨る俺の腰をラカンが掴もうとした。それを素早く遮って手首を捉え、頭の上に縫いとめる。
 ラカンなら俺なんて簡単にひっくり返してしまえるだろうに、そうはしないで俺の好きにさせてくれている。それが本当に嬉しい。
 俺はラカンと額を合わせて、それから鼻の頭を擦って触れそうで触れないギリギリのところまで唇を近づける。

「俺の中ってどこ? どこに入れたいの?」

 ドクドクと高鳴る心臓が全身に血液を送り出し、俺の中に宿る熱もどんどん大きくなっていく。ペニスは痛いくらい張り詰めて、後ろの穴は一刻も早くラカンに奪われたくてひくひくしてる。

「ね、言ってよラカン……っ」

 耐え切れずに目を閉じて熱い吐息と一緒に吐き出すと、ラカンがギラギラと光る鬼の目をして、ひどく掠れた声で言った。

「お前の、とろとろに蕩けて俺を欲しがってる、この尻にめちゃくちゃにぶち込んでやりてぇな」

 思わず、満面の笑みを浮かべてしまった。

「……待ってて、すぐにあげるから」

 身体を起こして背筋を伸ばすと、後ろ手にラカンのモノを支えてゆっくりとその上に腰を落としていく。
 くぷ、と先端が当たった。そしてゆっくり、少しずつ中へ入れていく。一番嵩のあるカリ首で一旦止め、大きく息を吐き出してから一気にそれを飲み込んだ。

「ふぁあ…………っ!!」

 我慢しきれず声が出る。いつまでたってもこの瞬間の衝撃には慣れない。俺は身体を折り曲げるみたいにしてラカンの胸に額を押し付けて息を整えようとする。そしてラカンの手を離すと、ベッドに手を突いて自分を支えた。だって俺が完全に座り込んじゃったら重いかもしれないから。

 ちょっとばかり恥ずかしくなってきて、顔を見られないようにラカンの胸に埋めたままゆっくり腰を上下させる。するとラカンのモノが俺の中をずくずくと行ったり来たりするのを感じてため息と嬌声が漏れる。

「あっ、あっ、んっ、っ、ふ……っ」

 ああ、きもちいい、きもちいい、おかしいよな。男がこんな場所にこんなモノを挿れられてこんなに気持ちがいいなんて。ラカンのモノも、俺の中ですごく熱くなってビクビクしてるのが手に取るようにわかる。

「ラカン、きもちいい……?」

 するとラカンが凄味のある笑みを浮かべて答えた。

「ああ? 当たり前だろ」
「ふふっ、ラカン、男の俺の中になんて挿れて、俺のナカできゅうきゅう締め付けられて、気持ちよくてたまらないのか」
「うるさい」

 尻を上下させるだけじゃなくて前後にも動かすと中で違うところを突かれて思わず声が出てしまう。それに自分のモノがラカンの硬い下腹や臍から続く黒い茂みに擦りつけられてすごく、すごく気持ちが良かった。

「はあっ、んっ、はいって、はいってる、すごい、おっきくなってる……っ」
「ああ、めちゃくちゃ、気持ちいいぜ、アディ」
「んっ、はっ、う、うれしい……っ」

 ああ、でもなんか違う。微妙にイイとこに当たらない。難しいな、姿勢が悪いのか? それともやっぱ俺が下手なのか? 

「あっ、んっ、なんで、なんで、……っ!」

 イけない、このままじゃ多分イけない。前触ればすぐイけるんだろうけど、今は後ろでラカンのこといっぱい感じたかった。だってラカンが言ってくれたんだ、俺のココに入れたいって。俺のココが欲しいって。
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