緊縛のバイト

ごろつき

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第2章

初めての縄

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あかりは覚悟を決め、気を付けをして一茂の前に立った。
一茂はあかりの身体に制服のセーラー服の上から縄を掛けていった。
あかりは緊張でガチガチになりながら一茂の縄を受け入れた。

みるみるあかりの身体は縄にからめ取られていった。
首、胸、腹、腰、二の腕、と全身に縄が食い込んでゆく。
特に胸は両の乳房を絞り出すかのような胸を強調した縛りだった。
あかりは羞恥心を刺激されドキドキした。
一茂はあかりの両腕を後ろに回し後ろ手に組むような形で腕を縛り上げた。
両手首と二の腕をギッチリ拘束され全く動かす事が出来なくなった。
あかりは今までの人生で経験した事の無い拘束感を感じた。
その時、あかりの中に何かが芽生え疼いた。
(う・・・何だろ・・何か変な感じがする)
あかりは息が荒くなっていた。
一茂は作業的に黙々とあかりを縛り続けた。
身体を縛り終えると足の拘束に取りかかった。太股、膝、足首と足がピッタリと閉じて動かないよう縛り上げた。
あかりはすっかり全身ギチギチに縛られてしまった。全く動く事が出来ず、正に手も足も出ない状態だった。
そしてあかりの中に芽生えた疼きが大きくなっていった。
「あれ?何か息荒い?大丈夫か?」
一茂があかりの身を案じて聞いた。
「だっ大丈夫だよ、何かこんなの初めてで緊張しちゃって・・・」
あかりは焦った。縛られた事で自分の中に何かが芽生えた事を一茂に悟られまいとした。
「そうか、じゃあちょっともがいてみてくれるか?」
「う、うん」
あかりは自由にならない身体をよじりもがいた。
するとゾクゾクとした何とも言えない感覚が、あかりの内部に駆け抜けた。
自由にならない身体、全身に食い込む縄、一茂に拘束され支配されているような恥ずかしさ、それらがあかりの何かのスイッチをオンにした。
「はぁ・・ん・・」
変な声が漏れた。
「ん?どうした?」
漏れた声を一茂に聞かれてしまった。
「な、何でもないよ・・・ちょっと窮屈で・・・」

一茂は突然スマホを手に取るとLINEか何かをチェックし始めた。
「あ、横山悪りぃ、ちょっと俺急に出なきゃいけなくなった」
「へ?」
「すぐ戻るからそのまま待っててくれ」
そう言うと一茂はあかりを自分のベッドに腰掛けさせた。
そして急いで部屋から出て行ってしまった。
玄関のドアが閉まるとガチャンと鍵を掛けた音が聞こえた。
あかりは全身緊縛された状態で一人取り残されてしまった。
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