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第十章 ダンジョンの外で待つ一騎当千の脅威(第一部終章)
1、ダンジョン包囲網再び~悪党集合~
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☆☆☆
マリアクアの騎士達は、ダンジョンに交代で見張りを置き、女神の領域の外で野営していた。
その人数は、40名ほどである。
10名ほどが2部隊に分かれて、ダンジョン内に偵察に入り人数が減っていた。
これは長期戦になると、騎士隊長のドナルド・ロウレンスは思った。
ドナルドは、伯爵の下で公務として裏の仕事もこなして来た。
騎士隊長になれたのは、実力よりは裏の仕事をしていた事によるものだろう。
今回、主戦力となりそうな面々は裏の仕事の顔なじみだった。この仕事の性質が分かろうというものである。
特に怪しい気配は無かった筈だ。だが、いつの間にか、その男達は野営地の中に入り込んでいた。
野営地にいる兵士達は、いっせいに戦慄した。
いきなり危険な気配があたり一帯を支配していた。ぞくりと、死を予感させる気配だ。
ドナルドは直ぐに、戦力を集中させるべく動いた。自分が生き残る為には、他に道は無いと感じていたのだ。
主力メンバーは、お互いに力を合わせないと生き残れないと悟って速やかに集まっていた。
緊張と静寂の中に、不意に声が響いた。嫌な気配が増えていく……。
「クッククク……カスばかりじゃないか。こいつら、ほとんど役に立たないよ」
「ドナルド……?」「隊長……」
「…う、動くな」
指示を仰ぐ部下に、小さく呟く……。こいつら、まずい。ドナルドは、捕食者の前で動きを止める小動物になった気分だった。
「お前とそいつ。あいつとその隣の……それとあっちにいる奴。
あとは、いらないかな?」
「いやいや、ダンジョンの見張りと、買出しと雑用係りが必要だろ。
俺らは、女神の領域には入れない」
「あっ、そうか。でも、こいつらにやらせれば良くないか?」
何なんだ……いらない? いらないと言われた兵士はどうなるんだ? 増えた強者の気配の数に、ドナルドは逃走を諦めていた。
「無礼な! 貴様ら何者だ!」
相手の強さを感じ取る事ができないほど未熟だった。故に声を出せたのだが……。声を上げた兵士が崩れ落ちた。
「おいおい、今回は一応は味方なんだぜ。許してやれよ」
「闇ギルドからは、5人来るはずだよ。そいつら要らなくない?」
「……ここは、カークが仕切りだ」
闇の気配を纏う男たちが、剣士風の男をみる。場を穏便に収めようとした男だった。ドナルドに向かって声をかける。
「ハワード伯爵から連絡が来てるだろ? 俺達は公爵からの増援だ」
「……なっ、み、味方なのか?」
ドナルドは安堵した。……助かるかも知れない。
だが、そのためには、この男達に逆らわないでいる必要がある。
そうドナルドは心に刻み込んだ。
野営地にいたマリアクアの騎士は8人を残して、帰還する事になる。
だが、その32人の兵士は帰り着く事はできなかった。
たった一人を相手に、何も出来ずに屍を晒していた。
「こいつらも、これで少しは役に立つようになっただろ?」
そう言ってほくそ笑むと、動き出した死体が男に付き従っていく。その男は、死霊術士のジョブを持っていた。
ひとりの兵士が、その死の直前にスキルに目覚めた。
最後に、友に言葉を伝えたくて……。
☆☆☆
マリアクアの騎士マイルズはダンジョン地下25階で、仲間とともに休息していた。
ここでの話題と言えば、ダンジョンのモンスターとプリン堂一味の事になる。
「モンスター強いな、この先もっと厳しくなって行くんだろ?」
「俺たちじゃ、30階のセーフティゾーン迄いくのは無理かな」
「……しかし、居ないよな」
「プリン堂って、甘み屋だろ?」
「そんなに、強いものなのか……」
「しらみつぶしに来たから、見逃す筈はないと思うぜ」
「甘み屋が、俺達より強いって言うのか?」
「いや、冒険者も一緒にいたんだろ」
「あのさ甘み屋が悪の組織とか、無理が無くないか?」
「……伯爵って、グルメで有名だよな」
「それに、本当の悪党はダンジョンには入らないって聞くよ」
「女神様の領域だものね……」
「……だけど、街道モンスターには関わっている筈だって! 俺は、殺されかけたんだからな!」
「関わっているって、どう関わってるのかな? モンスターだよ」
「……エサとか?」
「プリンとケーキが? 高いらしいぜ」
「そうなら、ちょっと羨ましいかも……」
マイルズは不満だった。
彼は正義を遂行できるものと思って、この探索に志願していたのだ。
そう、相手が悪党ならば、女神様もお許しになるハズである。彼は、悪の一味をダンジョン内で討伐するつもりで参加していた。
それは、地下28階でゴーレムやスケルトンを相手にしている時だった。
『マイルズ、マイルズ……俺は死ぬ。俺達に、正義はなかった――――――』
野営地に居る筈の親友の声が聞こえてきた。思念が流れ込んでくる……不気味な男達が見えた。そして、殺された。
「!?$#&&'"#%!$&&$#ー!」
叫びを上げ、ダンジョンの奥へ駆けて行く。彼は正気を失っていた。
「マイルズ!」「「「……!」」」
残されたパーティーは体勢を立て直すのが精一杯だった……。ゴーレムを倒し終えた時には、すでにマイルズが駆けさって半時は経っている。
「25階まで、引き返すぞ」
「「「……!」」」
「……あきらめろ」
正気を取り戻したとき、マイルズは自分がダンジョンの中で、道に迷っていることを知った。
いつの間にか、モンスターに囲まれていた。
最後を迎えるかと思った時に、もういちど親友の声が蘇り覚悟を決めた。
もう知らないうちに悪事に加担する愚を犯すことはないのだと笑おうとして、……気を失った。
マイルズは、気が付くと地下25階のセーフティゾーンにいた。
そして、数日分の食料が置いてあった。
その数時間後マイルズは、はぐれていた仲間と再開することになる。
☆☆☆
ボク達は、ダンジョン地下50階から地上に向かった。
途中の階で、ぽち、たま、うさ子がダンジョンで死に掛けてる人を見つける。
助けて、治療をしながら25階のセーフティゾーンまで運んでおく。
『カイト~ぽち、えらい?』『たま、良い子?』
『うさ子は~?』
『うん、人命救助えらいぞ~!』
「……昼前には、ダンジョンの外に出れますね。そこで、しばらく様子を見てみましょう」
外に出てもダンジョン領域内では、仕掛けてこないハズである。
女神様は、ダンジョン内に比べれば大したことはできないというが、何も出来ないわけではない。
女神の領域に入れば、ステータスにマイナス補正をかけることくらいは出来るのだ。
マリアクアの騎士達は、ダンジョンに交代で見張りを置き、女神の領域の外で野営していた。
その人数は、40名ほどである。
10名ほどが2部隊に分かれて、ダンジョン内に偵察に入り人数が減っていた。
これは長期戦になると、騎士隊長のドナルド・ロウレンスは思った。
ドナルドは、伯爵の下で公務として裏の仕事もこなして来た。
騎士隊長になれたのは、実力よりは裏の仕事をしていた事によるものだろう。
今回、主戦力となりそうな面々は裏の仕事の顔なじみだった。この仕事の性質が分かろうというものである。
特に怪しい気配は無かった筈だ。だが、いつの間にか、その男達は野営地の中に入り込んでいた。
野営地にいる兵士達は、いっせいに戦慄した。
いきなり危険な気配があたり一帯を支配していた。ぞくりと、死を予感させる気配だ。
ドナルドは直ぐに、戦力を集中させるべく動いた。自分が生き残る為には、他に道は無いと感じていたのだ。
主力メンバーは、お互いに力を合わせないと生き残れないと悟って速やかに集まっていた。
緊張と静寂の中に、不意に声が響いた。嫌な気配が増えていく……。
「クッククク……カスばかりじゃないか。こいつら、ほとんど役に立たないよ」
「ドナルド……?」「隊長……」
「…う、動くな」
指示を仰ぐ部下に、小さく呟く……。こいつら、まずい。ドナルドは、捕食者の前で動きを止める小動物になった気分だった。
「お前とそいつ。あいつとその隣の……それとあっちにいる奴。
あとは、いらないかな?」
「いやいや、ダンジョンの見張りと、買出しと雑用係りが必要だろ。
俺らは、女神の領域には入れない」
「あっ、そうか。でも、こいつらにやらせれば良くないか?」
何なんだ……いらない? いらないと言われた兵士はどうなるんだ? 増えた強者の気配の数に、ドナルドは逃走を諦めていた。
「無礼な! 貴様ら何者だ!」
相手の強さを感じ取る事ができないほど未熟だった。故に声を出せたのだが……。声を上げた兵士が崩れ落ちた。
「おいおい、今回は一応は味方なんだぜ。許してやれよ」
「闇ギルドからは、5人来るはずだよ。そいつら要らなくない?」
「……ここは、カークが仕切りだ」
闇の気配を纏う男たちが、剣士風の男をみる。場を穏便に収めようとした男だった。ドナルドに向かって声をかける。
「ハワード伯爵から連絡が来てるだろ? 俺達は公爵からの増援だ」
「……なっ、み、味方なのか?」
ドナルドは安堵した。……助かるかも知れない。
だが、そのためには、この男達に逆らわないでいる必要がある。
そうドナルドは心に刻み込んだ。
野営地にいたマリアクアの騎士は8人を残して、帰還する事になる。
だが、その32人の兵士は帰り着く事はできなかった。
たった一人を相手に、何も出来ずに屍を晒していた。
「こいつらも、これで少しは役に立つようになっただろ?」
そう言ってほくそ笑むと、動き出した死体が男に付き従っていく。その男は、死霊術士のジョブを持っていた。
ひとりの兵士が、その死の直前にスキルに目覚めた。
最後に、友に言葉を伝えたくて……。
☆☆☆
マリアクアの騎士マイルズはダンジョン地下25階で、仲間とともに休息していた。
ここでの話題と言えば、ダンジョンのモンスターとプリン堂一味の事になる。
「モンスター強いな、この先もっと厳しくなって行くんだろ?」
「俺たちじゃ、30階のセーフティゾーン迄いくのは無理かな」
「……しかし、居ないよな」
「プリン堂って、甘み屋だろ?」
「そんなに、強いものなのか……」
「しらみつぶしに来たから、見逃す筈はないと思うぜ」
「甘み屋が、俺達より強いって言うのか?」
「いや、冒険者も一緒にいたんだろ」
「あのさ甘み屋が悪の組織とか、無理が無くないか?」
「……伯爵って、グルメで有名だよな」
「それに、本当の悪党はダンジョンには入らないって聞くよ」
「女神様の領域だものね……」
「……だけど、街道モンスターには関わっている筈だって! 俺は、殺されかけたんだからな!」
「関わっているって、どう関わってるのかな? モンスターだよ」
「……エサとか?」
「プリンとケーキが? 高いらしいぜ」
「そうなら、ちょっと羨ましいかも……」
マイルズは不満だった。
彼は正義を遂行できるものと思って、この探索に志願していたのだ。
そう、相手が悪党ならば、女神様もお許しになるハズである。彼は、悪の一味をダンジョン内で討伐するつもりで参加していた。
それは、地下28階でゴーレムやスケルトンを相手にしている時だった。
『マイルズ、マイルズ……俺は死ぬ。俺達に、正義はなかった――――――』
野営地に居る筈の親友の声が聞こえてきた。思念が流れ込んでくる……不気味な男達が見えた。そして、殺された。
「!?$#&&'"#%!$&&$#ー!」
叫びを上げ、ダンジョンの奥へ駆けて行く。彼は正気を失っていた。
「マイルズ!」「「「……!」」」
残されたパーティーは体勢を立て直すのが精一杯だった……。ゴーレムを倒し終えた時には、すでにマイルズが駆けさって半時は経っている。
「25階まで、引き返すぞ」
「「「……!」」」
「……あきらめろ」
正気を取り戻したとき、マイルズは自分がダンジョンの中で、道に迷っていることを知った。
いつの間にか、モンスターに囲まれていた。
最後を迎えるかと思った時に、もういちど親友の声が蘇り覚悟を決めた。
もう知らないうちに悪事に加担する愚を犯すことはないのだと笑おうとして、……気を失った。
マイルズは、気が付くと地下25階のセーフティゾーンにいた。
そして、数日分の食料が置いてあった。
その数時間後マイルズは、はぐれていた仲間と再開することになる。
☆☆☆
ボク達は、ダンジョン地下50階から地上に向かった。
途中の階で、ぽち、たま、うさ子がダンジョンで死に掛けてる人を見つける。
助けて、治療をしながら25階のセーフティゾーンまで運んでおく。
『カイト~ぽち、えらい?』『たま、良い子?』
『うさ子は~?』
『うん、人命救助えらいぞ~!』
「……昼前には、ダンジョンの外に出れますね。そこで、しばらく様子を見てみましょう」
外に出てもダンジョン領域内では、仕掛けてこないハズである。
女神様は、ダンジョン内に比べれば大したことはできないというが、何も出来ないわけではない。
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