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第十章 ダンジョンの外で待つ一騎当千の脅威(第一部終章)
2、逃走? 否! 女神の領域を背後に各個撃破!
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ボク達が早めのお昼と休息を済ませて、ダンジョンから出ると見張りらしき二人の兵士が居た。
こちらを見て緊張するのが、まる分かりだった。すでに、敵に知られたと思った方が良いだろう。
『迷ってる?』『ざいあくかん?』
『この人たち、あくにん?』
ぽち、たま、うさ子が、伝えてくる。呪いを受けることなく女神の領域に入れる人達なら、話をしてみても良いかも知れない。
「ボク達は、女神のダンジョンに入り、力をつけてきました」
話しかけるとビクリとして、こちらを伺っている。
「ボク達、悪い人間に見えますか?」
「「……」」
「ボク達、女神の呪いとか受けてませんよ。……女神様を信用できませんか?」
「「……」」
「もう連絡は、してしまった。すまない」
「はい、何かわかる事はありますか?」
「公爵の増援だという奴らが五人来た。奴らは強い。マリアクアの精鋭が……子ども扱いされた。マリアクアの騎士は五人いる」
「……闇ギルドから、五人来るって言ってた。俺達は見張りで、外が、どうなってるか分からないけど」
色々と胸につかえていた様で、話終わると二人とも安堵したような顔になっていた。
「相手は、十五人ですか……。
大丈夫ですよ。ボク達は戦うために、女神のダンジョンから出てきたんですよ」
更に、さりげなく女神様陣営であることをにおわせる。もう、この二人が敵対することは無いだろう
なかば呆然とする敵の見張りだった兵士に見送られながら、ボク達はダンジョン入り口のセーフティゾーンを出た。
しばらく行くと、うしろから声が聞こえてきた。
「彼女と食べた、プリンとケーキ! 美味しかったです!」
「……応援してます!」
空野家の人達から笑顔の波動が伝わってくる。戦いを前に、リラックスすることができた。
ダンジョンを出た時から、ボク達は念話で繋がって情報を共有していた。作戦も話し合い済みである。
ボク達は突破して逃走する様に見せて、女神の領域を背後にして敵を分断しながら戦う。
周囲の気配を探り始めると、敵は明らかに15を超えていた。
『人数が、多いように見えますが……』
マリアさんの言葉に、うさ子とぽちが答える。
『しんぞうの音、聞こえない。死んで、うごいてる?』
『くさりかけてるよ……』
『うぇ……ゾンビか! ゾンビってどう倒せばいいんですか?』
『スケルトンと同じですね。頭蓋骨から脊椎の骨に沿って、かりそめの命が与えられている筈です』
ボク達が、南東の森へ向かうと、背後を断つようにダンジョンとの間にゾンビ騎士が割り込んで来る。
南東の森からも何人か出てきた。
『生きてる、四人~』
前方の森の敵に、みんなで遠距離での一斉攻撃をする。
『森の敵、残りひとり~』
『ひとりだけ強い~』『森に戻った~』
引き返して、ゾンビ騎士を倒しながら女神の領域に戻る。そのまま北西の森へ向かう。
方角を替え三回ほど繰り返し、敵を減らしていく。さらに街道の側へ進んだ。
前方の敵を葬った時に、遠くから声が聞こえてきた。
「クッハハハハハッ……、おもしれぇ! お前ら、逃げる気なんか無いだろ!」
声の方向へ、サンダーブリットをぶち込む。
『カイト、当たってない』
『いない?』『はずれ……』
「お~い、ちょっと話しようぜ?」
もう一度。また、外した……。
「……話を聞けよ! もう、そんな攻撃でやられる雑魚はいないぞ!」
無言で声のした方向へ……。速度重視、弱めの連射は弾かれた。
「なあ、戦いたいんだろ? 逃げる気は無いんだろ?
なら、やろうぜ! 一対一で正面から!」
さてと、どうするべきか? もう敵は、うかつには近づいてこないだろう。でも、罠だよね?
『……どうしましょう?』
「わかった! 諦めて帰るわっ!
……ただし、憂さ晴らしに町の人間殺していくけどな!」
『話だけでも聞きましょう』『……罠です。無視すべきです』
『受けましょう』『『……!?』」
『……くっ、外道が~』
『とりあえず、時間を稼ぎます……』
「……分かった! 話だけは、聞いてやる!」
しばらくすると一人の男が、姿を現して近づいて来た。一目で分かる、こいつは強い。ダンジョンに入る前のボクなら、確実に負けているだろう。
こちらを見て緊張するのが、まる分かりだった。すでに、敵に知られたと思った方が良いだろう。
『迷ってる?』『ざいあくかん?』
『この人たち、あくにん?』
ぽち、たま、うさ子が、伝えてくる。呪いを受けることなく女神の領域に入れる人達なら、話をしてみても良いかも知れない。
「ボク達は、女神のダンジョンに入り、力をつけてきました」
話しかけるとビクリとして、こちらを伺っている。
「ボク達、悪い人間に見えますか?」
「「……」」
「ボク達、女神の呪いとか受けてませんよ。……女神様を信用できませんか?」
「「……」」
「もう連絡は、してしまった。すまない」
「はい、何かわかる事はありますか?」
「公爵の増援だという奴らが五人来た。奴らは強い。マリアクアの精鋭が……子ども扱いされた。マリアクアの騎士は五人いる」
「……闇ギルドから、五人来るって言ってた。俺達は見張りで、外が、どうなってるか分からないけど」
色々と胸につかえていた様で、話終わると二人とも安堵したような顔になっていた。
「相手は、十五人ですか……。
大丈夫ですよ。ボク達は戦うために、女神のダンジョンから出てきたんですよ」
更に、さりげなく女神様陣営であることをにおわせる。もう、この二人が敵対することは無いだろう
なかば呆然とする敵の見張りだった兵士に見送られながら、ボク達はダンジョン入り口のセーフティゾーンを出た。
しばらく行くと、うしろから声が聞こえてきた。
「彼女と食べた、プリンとケーキ! 美味しかったです!」
「……応援してます!」
空野家の人達から笑顔の波動が伝わってくる。戦いを前に、リラックスすることができた。
ダンジョンを出た時から、ボク達は念話で繋がって情報を共有していた。作戦も話し合い済みである。
ボク達は突破して逃走する様に見せて、女神の領域を背後にして敵を分断しながら戦う。
周囲の気配を探り始めると、敵は明らかに15を超えていた。
『人数が、多いように見えますが……』
マリアさんの言葉に、うさ子とぽちが答える。
『しんぞうの音、聞こえない。死んで、うごいてる?』
『くさりかけてるよ……』
『うぇ……ゾンビか! ゾンビってどう倒せばいいんですか?』
『スケルトンと同じですね。頭蓋骨から脊椎の骨に沿って、かりそめの命が与えられている筈です』
ボク達が、南東の森へ向かうと、背後を断つようにダンジョンとの間にゾンビ騎士が割り込んで来る。
南東の森からも何人か出てきた。
『生きてる、四人~』
前方の森の敵に、みんなで遠距離での一斉攻撃をする。
『森の敵、残りひとり~』
『ひとりだけ強い~』『森に戻った~』
引き返して、ゾンビ騎士を倒しながら女神の領域に戻る。そのまま北西の森へ向かう。
方角を替え三回ほど繰り返し、敵を減らしていく。さらに街道の側へ進んだ。
前方の敵を葬った時に、遠くから声が聞こえてきた。
「クッハハハハハッ……、おもしれぇ! お前ら、逃げる気なんか無いだろ!」
声の方向へ、サンダーブリットをぶち込む。
『カイト、当たってない』
『いない?』『はずれ……』
「お~い、ちょっと話しようぜ?」
もう一度。また、外した……。
「……話を聞けよ! もう、そんな攻撃でやられる雑魚はいないぞ!」
無言で声のした方向へ……。速度重視、弱めの連射は弾かれた。
「なあ、戦いたいんだろ? 逃げる気は無いんだろ?
なら、やろうぜ! 一対一で正面から!」
さてと、どうするべきか? もう敵は、うかつには近づいてこないだろう。でも、罠だよね?
『……どうしましょう?』
「わかった! 諦めて帰るわっ!
……ただし、憂さ晴らしに町の人間殺していくけどな!」
『話だけでも聞きましょう』『……罠です。無視すべきです』
『受けましょう』『『……!?』」
『……くっ、外道が~』
『とりあえず、時間を稼ぎます……』
「……分かった! 話だけは、聞いてやる!」
しばらくすると一人の男が、姿を現して近づいて来た。一目で分かる、こいつは強い。ダンジョンに入る前のボクなら、確実に負けているだろう。
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