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第二部二章 第三王家所領にてドラゴン退治!
1、第三王家スフィアレイクの町☆花音の弟子入り?
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☆☆☆
聖王都からの使節が第六王都に着いた。使者の役目は、公爵の指令で動いた犯罪組織の調査である。グルメと独占欲で事件に関わったハワード伯爵も呼び出され査問を受けることになった。
その査問で、伯爵は病気療養のため隠居する事になる。そして一時的に、マリアクアは第六王家直轄地となった。伯爵は隔離された部屋で、一年以内には深刻な病状になる予定だ……。
第六王家に使節として派遣されたのは、聖王家伯爵ヘンドリックと騎士四名。
公爵の悪事の後始末を終え、情報をまとめ帰還する。のだが、帰りは一名少なくなりそうだった。
ハワード伯爵や関係者からの報告でカイト達の事を聞いて、騎士の一人マイク・ハンティングが仲間に話しかける。
「その戦力を相手に、生き残るとか面白そうな人達だね。ちょっと、会って見たいかな。……追跡調査とか、必要だよね」
用心のためにと、騎士四名の中に混じっていたのは化け物である。聖王家騎士団の若手ナンバーワン。期待に満ちた目で、ヘンドリック伯爵を見ている。
明らかな強者の気配。常人に毛が生えたレベルの伯爵からすれば、存在自体が脅威である。使節団トップとは言えど、その言葉に逆らうのは困難だった。
「そうですね、私が報告しておきましょう。……追跡調査をお願いします」
聖王家騎士団マイク・ハンティングは、山本海斗と空野和弘、花織、和也、花音の名前を記憶に刻みつけると朗らかな笑みを浮かべ答える。
「はい。ちょっと会って、どんな人物なのか確かめてきま~す」
会ってどうするつもりか不安になったが、自分の関与すべきことでは無いとヘンドリック伯爵は割り切ることにした。
追跡対象は、冒険者ギルドに所属していた。聖王家の権威を持ってすれば、ギルドの情報を得る事はたやすい。
簡単に、カイト達の足跡をつかんでしまった。エンワイルドの町から、第七王都。そして、第三王家所領の町スフィアレイク、今は第三王都にいる。
マイクは追跡調査という名目で、面白そうな強者の後を追って第三王都へ向かう事になる。
聖王家騎士団若手ナンバーワンとして名高いマイク・ハンティングは、明朗快活にして傲岸不遜な男として知られている。
とび抜けた杭だが、どこか憎めなく叩かれてはいない。そこそこの人気者だ。
そして、バトルジャンキーである。
☆☆☆
ボク達は、第三王家の所領に入った。
スフィアレイクの町で宿を取ると、いつも通りギルドへ行って情報収集をする。
第三王都の北の山に、はぐれ竜が住み着いたと話題になっていた。ドラゴンが、その住処から出て来るなんてのは伝説や神話の世界の話だとか……。
「ドラゴンだって? 花音ちゃん見たことある?」
「ないです。でも第六王家のダンジョンの辺りからなら、見えたかも知れませんね」
聖王家の所領と第七お受けの所領の間にある山が、竜たちの住処らしい。人が踏み入れる余地はなかったようだが、あのダンジョンからは近かったようだ。
知っていれば、ドラゴンウォッチングをしてたかも……。
「第三王都の近くまで行けば、遠くから眺められるかもしれないね」
『カイト、ドラゴン倒す?』『カイト、ドラゴンより強い~』
『ドラゴン退治~!』
『倒さないよ~。眺めるだけのドラゴンウォッチングだよ~』
三匹の言葉に驚いた花音ちゃん。ボクの言葉にホッとしている。
流石は、ドラゴンである。この世界でも途轍もなく強い存在として周知されているのだ。近くで見たいという気持ちはあるが、動物園のように安全は保障されない。
もしかしたら、今のボク達ならドラゴンより強いのかもしれないが……。むやみやたらと殺して回るつもりもない。
それよりも、しばらく落ち着いて分解生成やMP共有化など、色々と確かめたいこともあった。
三匹とのMPの共有化なのだが、その最大値も三匹との合計値になった。MPの回復速度も倍近くになっている。現在、MP共有化中の最大値は3939である。
これにより、アンブロスの腕輪(3000MP)が生成可能になっていた。一日二組が生成の限界だと思うが、武器をもてない三匹の強化には必要だろう。
アンブロスの腕輪を付けた三匹は、あっけなく第二形体に覚醒させた。ガントレット形体で、前足を人の手の様に使えるようになっている。……天才か。
花音ちゃんにも防御強化目的でプレゼントしたけど、おしゃれな長手袋にしかならない。やはり三匹が、天才なだけらしい。
そして共有化と分解生成の力で、解析リストにあるミニバンを作りたいと思っている。
MPによる生成能力に分解生成が加わった事で、重さ1000キロを超えるミニバンを分解生成する事が可能になった。
必要なMPは、60000である。
生成するだけで、一週間は掛かりそうだ。さらに、その組み立てにどのくらいかかるのか……。
これは、気長にやるしかないだろう。
インターネットから、組み立てのための情報を素早くスマートフォンに落とす必要もある。
ボク達は、10日ほどスフィアレイクに篭る事になった。
しばらく没頭していたが、花音ちゃんと三匹は仲良くやっているようだ。
……ん? ぽち先生、たま師匠、うさ子姉さん……。あれ?
☆☆☆
カイトをゲットするためにも、取りあえず付いて行く事を決めたのだが、足手まといにはなりたくない。
花音は、そのためにもカイト達の持っているスキルを覚えたいと思っていた。花音は女神様から頂いたスキル花嫁修業で、カイト達のスキルを覚えやすくなっている。
とはいえ、聞いてみると治癒魔法、雷魔法、念話、マジックテール、エアウォーク、テレポートと六つもある。
カイトに頼もうとしたところ、何やら急がしそうである。足手まといにならないように覚えたいのに、ここで邪魔をしては本末転倒になってしまう。
そこで目を付けたのが、ぽち、たま、うさ子の三匹だった。ある日、モフモフしながら伝えてみる。
「スキルとか教えてくれないかなぁ?」
『いいよ~』『教える~』
『ぽち、先生する~』
『やった! ありがとう~。ぽちちゃん、たまちゃん、うさ子ちゃん』
『たまは、師匠ね~』
『……ぽちは、先生?』
『……うさ子は、お姉さん?』
『えっ。たま師匠、ぽち先生、うさ子姉さん……?』
『『『そう~。花音は、弟子~』』』
『……はい、よろしくお願いします。ぽち先生たま師匠うさ子姉さん』
結局そのあと三匹も、花音に幻影魔法などのスキルを教わることになるのだった。しかし、花音の扱いは弟子のままである。
そんな三匹の理不尽は、モフモフで誤魔化されてしまう……。
◇==========================◇
応援よろしくお願いします。
マイク・ハンティング:VS公爵ドラゴンで、共闘予定。そのあと敵対?
聖王都からの使節が第六王都に着いた。使者の役目は、公爵の指令で動いた犯罪組織の調査である。グルメと独占欲で事件に関わったハワード伯爵も呼び出され査問を受けることになった。
その査問で、伯爵は病気療養のため隠居する事になる。そして一時的に、マリアクアは第六王家直轄地となった。伯爵は隔離された部屋で、一年以内には深刻な病状になる予定だ……。
第六王家に使節として派遣されたのは、聖王家伯爵ヘンドリックと騎士四名。
公爵の悪事の後始末を終え、情報をまとめ帰還する。のだが、帰りは一名少なくなりそうだった。
ハワード伯爵や関係者からの報告でカイト達の事を聞いて、騎士の一人マイク・ハンティングが仲間に話しかける。
「その戦力を相手に、生き残るとか面白そうな人達だね。ちょっと、会って見たいかな。……追跡調査とか、必要だよね」
用心のためにと、騎士四名の中に混じっていたのは化け物である。聖王家騎士団の若手ナンバーワン。期待に満ちた目で、ヘンドリック伯爵を見ている。
明らかな強者の気配。常人に毛が生えたレベルの伯爵からすれば、存在自体が脅威である。使節団トップとは言えど、その言葉に逆らうのは困難だった。
「そうですね、私が報告しておきましょう。……追跡調査をお願いします」
聖王家騎士団マイク・ハンティングは、山本海斗と空野和弘、花織、和也、花音の名前を記憶に刻みつけると朗らかな笑みを浮かべ答える。
「はい。ちょっと会って、どんな人物なのか確かめてきま~す」
会ってどうするつもりか不安になったが、自分の関与すべきことでは無いとヘンドリック伯爵は割り切ることにした。
追跡対象は、冒険者ギルドに所属していた。聖王家の権威を持ってすれば、ギルドの情報を得る事はたやすい。
簡単に、カイト達の足跡をつかんでしまった。エンワイルドの町から、第七王都。そして、第三王家所領の町スフィアレイク、今は第三王都にいる。
マイクは追跡調査という名目で、面白そうな強者の後を追って第三王都へ向かう事になる。
聖王家騎士団若手ナンバーワンとして名高いマイク・ハンティングは、明朗快活にして傲岸不遜な男として知られている。
とび抜けた杭だが、どこか憎めなく叩かれてはいない。そこそこの人気者だ。
そして、バトルジャンキーである。
☆☆☆
ボク達は、第三王家の所領に入った。
スフィアレイクの町で宿を取ると、いつも通りギルドへ行って情報収集をする。
第三王都の北の山に、はぐれ竜が住み着いたと話題になっていた。ドラゴンが、その住処から出て来るなんてのは伝説や神話の世界の話だとか……。
「ドラゴンだって? 花音ちゃん見たことある?」
「ないです。でも第六王家のダンジョンの辺りからなら、見えたかも知れませんね」
聖王家の所領と第七お受けの所領の間にある山が、竜たちの住処らしい。人が踏み入れる余地はなかったようだが、あのダンジョンからは近かったようだ。
知っていれば、ドラゴンウォッチングをしてたかも……。
「第三王都の近くまで行けば、遠くから眺められるかもしれないね」
『カイト、ドラゴン倒す?』『カイト、ドラゴンより強い~』
『ドラゴン退治~!』
『倒さないよ~。眺めるだけのドラゴンウォッチングだよ~』
三匹の言葉に驚いた花音ちゃん。ボクの言葉にホッとしている。
流石は、ドラゴンである。この世界でも途轍もなく強い存在として周知されているのだ。近くで見たいという気持ちはあるが、動物園のように安全は保障されない。
もしかしたら、今のボク達ならドラゴンより強いのかもしれないが……。むやみやたらと殺して回るつもりもない。
それよりも、しばらく落ち着いて分解生成やMP共有化など、色々と確かめたいこともあった。
三匹とのMPの共有化なのだが、その最大値も三匹との合計値になった。MPの回復速度も倍近くになっている。現在、MP共有化中の最大値は3939である。
これにより、アンブロスの腕輪(3000MP)が生成可能になっていた。一日二組が生成の限界だと思うが、武器をもてない三匹の強化には必要だろう。
アンブロスの腕輪を付けた三匹は、あっけなく第二形体に覚醒させた。ガントレット形体で、前足を人の手の様に使えるようになっている。……天才か。
花音ちゃんにも防御強化目的でプレゼントしたけど、おしゃれな長手袋にしかならない。やはり三匹が、天才なだけらしい。
そして共有化と分解生成の力で、解析リストにあるミニバンを作りたいと思っている。
MPによる生成能力に分解生成が加わった事で、重さ1000キロを超えるミニバンを分解生成する事が可能になった。
必要なMPは、60000である。
生成するだけで、一週間は掛かりそうだ。さらに、その組み立てにどのくらいかかるのか……。
これは、気長にやるしかないだろう。
インターネットから、組み立てのための情報を素早くスマートフォンに落とす必要もある。
ボク達は、10日ほどスフィアレイクに篭る事になった。
しばらく没頭していたが、花音ちゃんと三匹は仲良くやっているようだ。
……ん? ぽち先生、たま師匠、うさ子姉さん……。あれ?
☆☆☆
カイトをゲットするためにも、取りあえず付いて行く事を決めたのだが、足手まといにはなりたくない。
花音は、そのためにもカイト達の持っているスキルを覚えたいと思っていた。花音は女神様から頂いたスキル花嫁修業で、カイト達のスキルを覚えやすくなっている。
とはいえ、聞いてみると治癒魔法、雷魔法、念話、マジックテール、エアウォーク、テレポートと六つもある。
カイトに頼もうとしたところ、何やら急がしそうである。足手まといにならないように覚えたいのに、ここで邪魔をしては本末転倒になってしまう。
そこで目を付けたのが、ぽち、たま、うさ子の三匹だった。ある日、モフモフしながら伝えてみる。
「スキルとか教えてくれないかなぁ?」
『いいよ~』『教える~』
『ぽち、先生する~』
『やった! ありがとう~。ぽちちゃん、たまちゃん、うさ子ちゃん』
『たまは、師匠ね~』
『……ぽちは、先生?』
『……うさ子は、お姉さん?』
『えっ。たま師匠、ぽち先生、うさ子姉さん……?』
『『『そう~。花音は、弟子~』』』
『……はい、よろしくお願いします。ぽち先生たま師匠うさ子姉さん』
結局そのあと三匹も、花音に幻影魔法などのスキルを教わることになるのだった。しかし、花音の扱いは弟子のままである。
そんな三匹の理不尽は、モフモフで誤魔化されてしまう……。
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マイク・ハンティング:VS公爵ドラゴンで、共闘予定。そのあと敵対?
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