悪役令嬢と七つの大罪

美雨音ハル

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本編

第34話 決着

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「これは一体どういうことだ?」


 けれど、それもすぐに終わった。
 この騒ぎを聞きつけた教師たちが、訓練場に駆けつけたからだ。

 アレイズが、唖然としたようにフィールドを見ている。
 寝巻き姿のポップルは、ほわぁ、と声を上げた。

「これは完全に壊れ《イッ》ちゃってますねー」

 他にも様々な教師たちが集まり、唖然としたように訓練場を見ていた。
 観客席に残っていた生徒たちはやばいやばいと蜘蛛の子を散らすように逃げていく。残っているのは、この戦いの関係者だけだ。

 アレイズはフィールドの中央に立つロザリアを見て、息を飲んだ。
 白金に輝く槍を持つ、美しい少女。

「お前は一体、何をやって……」

 ロザリアはアレイズを横目で見ると、そのままふっと目を閉じた。

「!」

 ロザリアの体がゆっくりと傾いていく。
 アレイズの行動は早かった。
 フィールドに飛び上がって、ロザリアの体を抱きとめる。
 アレイズの腕の中で、がくりとロザリアの体から力が抜けた。
 槍が光になって宙へと消えていく。

「なぜ、こんな……」

 アレイズは驚きが隠しきれていないようだった。

 気を失ったロザリアと、グレンや令嬢たち、アリスに真白。
 そして壊れた訓練場。
 カオスというにふさわしい光景の中、穏やかなロザリアの寝息が訓練場に響いていた。
 

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