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橘隼人・結城楓
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僕は、派手男さんではなくて橘隼人(たちばな はやと)さんに、俺の住処に行くぞって言われて、さっきのお店から歩いて15分の場所にある、大きな建物の前に連れて来られた。
来る途中も何故かすれ違う人達が、振り返る!?
女の人だけなら隼人さんに目線を向けているのだと思うのだが、何故か男の人迄もが、ジッと視線を向けてくるんだ?何故だろう?
僕が、不思議そうにしていると…
「気にすんなって、俺もなかなか目立つから、何時もの事なんだが…今日はきっとお前だよ。
チッこんな事なら車呼ぶんだった!
綺麗なんだよ…楓(かえで)は、人とは違う世界に住んでる雰囲気あるからな……
あ~俺はやきもちなんて、焼いた事も食った事も無いんだよ!!ヤバイから覚悟しとけよ楓!
俺が、本気になると、他人の視線でさえ遮りたくなるみたいだ」
僕は…今迄、人の目を見た事がなくて、そもそも長い前髪で遮られて、殆ど見えていなかったから…
こんなにはっきりと色々見えるのは恐怖でしか無いんだけど、隼人さんがずっと肩を抱いてくれているから安心して居られる。
会ったばかりの人なのに不思議だ…
「僕……僕も隼人さんと居ると安心できます」
「安心ねぇ~安心よりも愛してますっつう言葉が聴きてえよなあ!まあ中に入ってから色々話すぞ」
隼人さんに連れられて、15階ぐらいの大きな建物に入った。
入ってすぐになんて言うのかライトアップされた植物や絵などが色々あり高級感が漂っていた。ふと、視線を感じてじっと見てると。
「うわぁ!!!人だ!」
「正解だ、人だぞ。コンシェルジュの裕翔だ、この建物のコンシェルジュはあえて俺が死角に入る場所に置いてるんだよ。
出入りしてる時、一々顔を合わせるのが嫌でな、かと言って居ないのも不味いから、死角に置いておいて用事のある時行くんだよ。良くないか?俺の案なんだぞ」
「はじめまして山田裕翔です。双子の裕樹と交代 しますけど、同じ顔なので、驚かないでくださいね。
偶にずっーっと居るんですねって言われるので、貴方心配してくれそうなので先に言っておきます」
「裕翔、楓だ。今日から俺んとこで住むからよろしくなっ」
「はい。橘オーナー」
「オーナー?」
僕は??僕は世間知らずだから、オーナーって言うと一つしか思い浮かばなくて。
「此処は俺のビルだよ」
「億ションですね」
隼人さんと、裕翔さんの言葉を聞いてびっくり!!こんな街中の大きな建物が、隼人さんの持ち物なんて……
「そんな事は良いから上に行くぞ」
ぼーっとした僕の肩を抱いて、どんどん豪華になっていく場所を素通りして、奥に歩いて行く。
エレベーターを何個も通り越して、一番奥にあるエレベーターに乗って掌をかざすと、扉が閉まった。そのまま上に上に音も無く登って行った。
「このエレベーターは、俺のだから実質俺と楓と偶に裕翔達が乗るだけだ。
今度、認証したら一人で乗れる様になるからな」
僕はただただ頷く事しかできなかった。
「逃げるなよ…楓。まあ逃しはしないがなっ」
来る途中も何故かすれ違う人達が、振り返る!?
女の人だけなら隼人さんに目線を向けているのだと思うのだが、何故か男の人迄もが、ジッと視線を向けてくるんだ?何故だろう?
僕が、不思議そうにしていると…
「気にすんなって、俺もなかなか目立つから、何時もの事なんだが…今日はきっとお前だよ。
チッこんな事なら車呼ぶんだった!
綺麗なんだよ…楓(かえで)は、人とは違う世界に住んでる雰囲気あるからな……
あ~俺はやきもちなんて、焼いた事も食った事も無いんだよ!!ヤバイから覚悟しとけよ楓!
俺が、本気になると、他人の視線でさえ遮りたくなるみたいだ」
僕は…今迄、人の目を見た事がなくて、そもそも長い前髪で遮られて、殆ど見えていなかったから…
こんなにはっきりと色々見えるのは恐怖でしか無いんだけど、隼人さんがずっと肩を抱いてくれているから安心して居られる。
会ったばかりの人なのに不思議だ…
「僕……僕も隼人さんと居ると安心できます」
「安心ねぇ~安心よりも愛してますっつう言葉が聴きてえよなあ!まあ中に入ってから色々話すぞ」
隼人さんに連れられて、15階ぐらいの大きな建物に入った。
入ってすぐになんて言うのかライトアップされた植物や絵などが色々あり高級感が漂っていた。ふと、視線を感じてじっと見てると。
「うわぁ!!!人だ!」
「正解だ、人だぞ。コンシェルジュの裕翔だ、この建物のコンシェルジュはあえて俺が死角に入る場所に置いてるんだよ。
出入りしてる時、一々顔を合わせるのが嫌でな、かと言って居ないのも不味いから、死角に置いておいて用事のある時行くんだよ。良くないか?俺の案なんだぞ」
「はじめまして山田裕翔です。双子の裕樹と交代 しますけど、同じ顔なので、驚かないでくださいね。
偶にずっーっと居るんですねって言われるので、貴方心配してくれそうなので先に言っておきます」
「裕翔、楓だ。今日から俺んとこで住むからよろしくなっ」
「はい。橘オーナー」
「オーナー?」
僕は??僕は世間知らずだから、オーナーって言うと一つしか思い浮かばなくて。
「此処は俺のビルだよ」
「億ションですね」
隼人さんと、裕翔さんの言葉を聞いてびっくり!!こんな街中の大きな建物が、隼人さんの持ち物なんて……
「そんな事は良いから上に行くぞ」
ぼーっとした僕の肩を抱いて、どんどん豪華になっていく場所を素通りして、奥に歩いて行く。
エレベーターを何個も通り越して、一番奥にあるエレベーターに乗って掌をかざすと、扉が閉まった。そのまま上に上に音も無く登って行った。
「このエレベーターは、俺のだから実質俺と楓と偶に裕翔達が乗るだけだ。
今度、認証したら一人で乗れる様になるからな」
僕はただただ頷く事しかできなかった。
「逃げるなよ…楓。まあ逃しはしないがなっ」
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