《完結》心を晒せない女は結婚できませんか?

皇子(みこ)

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少し寂しい

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う~っ ここは? 私は寝惚け眼で周りを見渡した。ここは、何時もの我が家の自分の布団~ 天国だ~ 大好き!

 頭と気分は最悪だけど……えっと……昨日私は、何してたんだっけ?

 あ~ 頭ガンガン胸焼けもするう~ どうやって此処まで帰ってきたんだ?記憶に無い……何しでかしたんだろう私。今まで此処まで呑み潰れた事なんて無かったのに。最悪だぁ



「あっ! 会社!! 何曜って……思い出した。辞めちゃったんだった!上司に暴露して辞めてきたんだったわ。

 彼奴らの事なんてどうなろうが知らないし、私が何言われようが辞めちゃった後だから別に良いけど、私って……辞めても大丈夫な人間だったのかなぁ

 上司は、後の事は彼奴らにやらせるから、お前ならどこでも何でもやれるだろうから、頑張れよって言われちゃったんだよね。

 引き留めて欲しかったかも……あっさり辞めても良いなんて、なんか寂しいな……

 これでも今迄自分的には、必死でやってきたのよ。自分のせいだけど……仕事も彼氏もこれからのビジョンも全てが無くなっちゃった。

 あーあー これからどうしようかな~ 生活は、多少は遊んで暮らす貯金はあるけど、仕事しないと駄目人間になりそうだし、それにゴロゴロするの好きだから、無限に家から出ないかもね。

 仕事~ 仕事~ 何かしたい事ってあったかな? 先ずは情報仕入れて吟味しないとね。
違う職種探して見ようかなぁ?」



痛む頭を抱えて悩んでいると、扉をトントン叩く音が……


「えっ? なに? ここは私の家……一人暮らしだから誰も居ない筈なのに……もしかしてアイツ? いやぁー ないない、流石に顔出せないよね。でも、鍵アイツ持ったままじゃない! ぶんどるの忘れてた。まさか……勝手にマンションに入ってきたんじゃあ」


小声で独り言を言ってたら、扉がキィ~っと音を立てて開いた。

誰~~~
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