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深夜の報告 (フレドリック)
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(王太子寝室)
「我が密偵から報告があるみたいだな」
私は自室の窓から外を眺めながら呟いた。報告は何かあると特別な連絡がある。大概密偵を纏めているボイスが担っている。私が一番信頼している密偵だ。
セイバー王国王太子としての道を進む為には、私の手足として動く信用出来る配下を探すのが陛下の課題だった。そこで私が探したのは、配下ではなく密偵だった。
私の年代に使えそうな貴族の人間が居なかったのが一番の問題だったのだが、視野を替えて色々な人材から選べばもっと幅が広がるのに気付いた私は、自身の眼と感覚的な魔力を使用して探し集めた。
私の興味が湧く人材の殆どが平民だった。表に出すには不都合が多い為、密偵として起用したが、今では私には無くてはならない存在に変貌を遂げた。密偵の報告時刻は決まっていない、場所も様々だ。合図の後、人気の無い時刻に何処からともなく現れる事が多い。私は密偵の存在を魔力で察知し呼んだ。
「ボイス」
「は」
ボイスが私の前で、膝を片方付いて頭を下げている。
「どうなってる?」
頭を上げて目線を合わせて、報告が始まる。
「報告致します。ベネット.ファーマン男爵令嬢が、洗脳した学園の関係者。学生20名教師8名です。
それぞれに、監視を付けています。試験前日、深夜魔法を感知致しました。マシェリー.ハインツ伯爵令嬢によるものだと推定されます。
それにより、洗脳されていた者のほとんどに変化が起こりました。教師達は、今回のテストの隠蔽および書き換え変更を致しませんでした。精神的にも落ち着いています。学生も落ち着きを見せています。
今回、配布した校章を付けた後は、監視体制も必要無いと思います。学生の4名は洗脳と同時に好意も重ねていた模様。よって今だに微かな洗脳と好意が残っている為、監視続行致します。
レオナルド殿下は精神的抵抗していた為、他の者より重度な疲弊状態でしたので、試験前日深夜の魔法では解除されませんでした。後日解除は、フレドリック殿下の目前で起こった事、全てです」
「そうか……洗脳以外にも何かしら危険要素を持っているかも知れないその令嬢からは、目を離すなよ。だが、お前も少し休めよ」
「ありがとうございます。先程入った報告で、ベネット.ファーマン男爵令嬢が部屋にて、マシェリー.ハインツ伯爵令嬢を亡き者にすると叫んでいた模様」
「そうか、マシェリー嬢には傷一つ付けないようにしてくれ。レオの恩人だからな」
「は」
返事と共に、ボイスは消えた。私は、本当に良い密偵達を持ったと思う。王太子になって、一番自分自身を褒めてやりたい事は、ボイス以下密偵達と出会えた事だな。
「我が密偵から報告があるみたいだな」
私は自室の窓から外を眺めながら呟いた。報告は何かあると特別な連絡がある。大概密偵を纏めているボイスが担っている。私が一番信頼している密偵だ。
セイバー王国王太子としての道を進む為には、私の手足として動く信用出来る配下を探すのが陛下の課題だった。そこで私が探したのは、配下ではなく密偵だった。
私の年代に使えそうな貴族の人間が居なかったのが一番の問題だったのだが、視野を替えて色々な人材から選べばもっと幅が広がるのに気付いた私は、自身の眼と感覚的な魔力を使用して探し集めた。
私の興味が湧く人材の殆どが平民だった。表に出すには不都合が多い為、密偵として起用したが、今では私には無くてはならない存在に変貌を遂げた。密偵の報告時刻は決まっていない、場所も様々だ。合図の後、人気の無い時刻に何処からともなく現れる事が多い。私は密偵の存在を魔力で察知し呼んだ。
「ボイス」
「は」
ボイスが私の前で、膝を片方付いて頭を下げている。
「どうなってる?」
頭を上げて目線を合わせて、報告が始まる。
「報告致します。ベネット.ファーマン男爵令嬢が、洗脳した学園の関係者。学生20名教師8名です。
それぞれに、監視を付けています。試験前日、深夜魔法を感知致しました。マシェリー.ハインツ伯爵令嬢によるものだと推定されます。
それにより、洗脳されていた者のほとんどに変化が起こりました。教師達は、今回のテストの隠蔽および書き換え変更を致しませんでした。精神的にも落ち着いています。学生も落ち着きを見せています。
今回、配布した校章を付けた後は、監視体制も必要無いと思います。学生の4名は洗脳と同時に好意も重ねていた模様。よって今だに微かな洗脳と好意が残っている為、監視続行致します。
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「そうか、マシェリー嬢には傷一つ付けないようにしてくれ。レオの恩人だからな」
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