真夜中の遊園地

興梠司

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第一話 真夜中の遊園地

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僕はなにかにむしゃくしゃしていた。家族?学校?友達?この世の全て?なにに怒っていたかも自分でもわからないが僕は夜も寝れずにむしゃくしゃしていた。ふと僕は外に出た、行き先はばい、このむしゃくしゃをどうにかしたかった、むしゃくしゃをどうにかしないと僕が駄目になってしまう気がした。僕の地元には小さな遊園地がある、そこに行こうと決めた、なんでそこに行こうとしたのかは僕にもわからない。何故か観覧車をみたくなったというのも一つの理由だった。自転車をこいで10分遊園地につき勝手に入ることにビビりながら心では「ごめんなさい」と思いながら遊園地に侵入した。

遊園地にはだれもいないはずだった、無人の遊園地で観覧車をみて帰ろうと思ったが一人ぽつんと観覧車の前のベンチに座ってる人がいた。僕も知っている人だ、クラスで少し虐められてる、遠藤優子。ちょっと変わり者で周りからは変なものの目で見られている。僕は遠藤となにかを話したくなった。
「隣いい?」と僕は聞くと「空いてるからいいんじゃない?わたしのものじゃないし」と返ってきた。やっぱり少し変わってる、でも遠藤の事を少しでも知りたくなってしまった。なんでこんな所に一人でいるのか?女の子がこんな時間に外に出て親は心配しないのか?おおきなお世話が僕の頭に浮かんだ。
「神田くんだよね?同じクラスの」

「はい、そうです」いきなり話をかけられて敬語になってしまった。

「なんでこんな所にいるの?」

「なんかむしゃくしゃして寝れなくて、遠藤さんは?」

「私はここが第二の家みたいな物だから」

第二の家?僕の頭の中にはハテナが浮かんだ、なんで真夜中の遊園地が第二の家なのか僕には理解ができなかった。
「よく来るのここ?」

「第二の家だから毎日きてるよ」

「親御さん心配しないの?」

「知らないよ、そんなの、神田くんって先生みたいだね?」

「どこが?」

「親御さんとかなんとか、そんなの先生しか言わないでしょ」

そうなのかな?とおもいながら「そうだね」と僕は返事をした。僕にはここが遠藤さんの居場所なんだとおもった、
学校ではのけもの扱いされ、自宅でも多分居場所がない、だからこうやって真夜中に遊園地きて観覧車をみているんだろう、全部僕の憶測でもあるが多分そうなんだろうと思った。遠藤さんの事を僕はもっと知りたくなったが学校で話すわけにはいかない、遠藤さんと話してるところをみたら僕までのけもの扱いされてしまう、それはあるまじき工事だ、そうやって思う自分にもむしゃくしゃした。やっぱり僕は臆病な人間だと思い「明日もここにいるの?」と遠藤さんに聞くと「ずっといるよ」とかえってきた。多分毎日いるってことなんだろうと僕は理解した。僕は明日も遠藤さんに会いに来ようと思った。
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