真夜中の遊園地

興梠司

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第二話 遠藤さん

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遊園地で会ってから3日がたった、三日間遠藤さんといろんな話をした。僕が理解できないこともときどき言うが普通の女の子だった。マイメロが好きで料理も毎日お母さんとしている、最近一人で肉じゃがをつくれるようになったらしい、それでも学校では話せないでいる、話せないんじゃない、話さない。僕がのけものにされるのが怖かった。僕は普通に友達もいるし、遠藤さんとは違うと思っている、変なことも言わないし、僕は遊園地で話した時に「あんま変な事言わないほうがいいよ」と言ったら「変なことって何?」と聞かれてしまった。

遠藤さんがいじめられるようになったのはクラスで一番の人気者?お節介なこに「私には関係ないから」と言ったことがはじまりだった、そこはお節介な子に頼っておけば良かったんだ。そうすればいじめられることもなく普通に学校生活を送れたはずなのに、遠藤さんはそこからのけもの扱いにされ、体育の「二人組になりなさい」の時もいつも余っている。それを見てクラスで一番の人気者は笑って「誰か組んであげなよ」というのがいつもの流れだ。僕だったらそんなの耐えれなくて不登校になりそうだが、遠藤さんは毎日遅刻もせずにちゃんと登校してきている。僕だったらすぐ不登校になって退学をすると思うんだが遠藤さんは強いんだなと思った。

四日目の深夜いつもの時間に僕は遊園地に行くと遠藤さんがもうきていた、最近と言ってもここ2日は僕のほうが早く遊園地にきていたのに負けた気がした。
「遠藤さん今日は早いね」

「神田くんに負けたくなかったから」

「なんの勝負?」と聞いたけど僕も同じ勝負をしていたことに気づき恥ずかしくなった。

「神田くん、私明日から学校いかない」

「どうしたの急に」

「あ、いじめられてるからとかじゃないよ」
「私引っ越すんだ」

「遠いの?」

「北海道、親の仕事でね」

「そうなんだ」

次の日から遠藤さんは本当に学校に来なかった、一番の人気者は勝ち誇っていたけどただの引っ越しなのになと僕は思った、それから遊園地にも来なくなった、いつ引っ越すとか聞いてなかったからもう引っ越したのかと思ったが
3日後僕より先に遠藤さんが遊園地にきていた。
「私明日引っ越す」

「そうなんだね」と会話ぽくない会話をし夜の観覧車を二人で眺めた。

それから遠藤さんが遊園地に来ることはなかった、僕の第二の家が深夜の遊園地となった
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2022.04.19 ユーザー名の登録がありません

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