私は貴方を許さない

興梠司

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O県編

りえの暴走2

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「ここで山岸さんかくまってましたよね」

りえが消息をたって2日後刑事たちが訪ねてきてそう訪ねた。

「しらねーよ」と掃除屋が答えると「なんだその態度は」と刑事が言うので
「ごめんなさい、彼、中卒なので態度なってなくて」と頭を下げる

あゆみも中卒というより鑑別所卒業だが接客業で謝るのはなれている、特にこういう人を
下にみているものには下に出ておけばいいと。りえが殺したママが言っていた。

ママのことは嫌いではなかった、あゆみの知らないことを教えてくれるのでママのことは好いては
いたが、自分の都合のいいように掃除屋を売ったことに腹を立てた

「ここには犯罪者だけですんでるのか?」

「はい、そうです」

「一階の沖田さんの姿がわからんそうだが関係してるのか?」

やはりそこも聞かれるのかと思った、体の良い事情聴取だ、事情聴取は二人共なれている。

「沖田さん最近みないですね。ね、ゆう」

「あの人借金あったらしいからね」
掃除屋がどこからか仕入れてきた情報だ

「ゆうさん詳しいね、仲良かったの??」

「刑事さんおべっつらは辞めましょうよ」
「俺がヤクザろ繋がってるのもわかってきてるんでしょ」
刑事さんは黙ってしまった、どうやら掃除屋は取り調べの時刑事を怒らせたり
黙らせたりするのが得意らしい。

「それで要件は?」とあゆみがいう

「山岸さんとの関係を聞きたいんですよ」と女刑事

「関係??そんなものないですよ、しいていうなら知り合いです」

「そんな嘘は良いの。茨城のスナックのママが殺された時貴方もいたわよね、防カメで確認できてるのよ」

「たしかにいましたけど、私は殺してないですよ」

「わかってますよ。問題は遺体がどこに消えたかなんですよ」と女刑事が掃除屋のほうをチラっと見る

「また来るから」と言って刑事たちは帰っていった。
標的は掃除屋だということがわったが、りえが話さない限りはバレない
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