7 / 37
07_まずは見た目から
しおりを挟む
村に帰り着いてギルドに入ると、思ったより人が居なかった。食堂で飲み食いしてる村人もいそうなもんだけど。どうやら俺が見てた食堂の客はほとんど冒険者だったらしい。
一人カウンターで何か書いてたメアリさんが、ドアについてるベルが鳴る音に反応して顔を上げた。
「あ、コータ君おかえりなさ……あら、お見かけしない顔ね?」
少し目を丸くした彼女は少し首を傾げる。冒険者だと思って連れてきたけど違ったっぽい。じゃあ何なんだコイツ。不審者か?
「狼の森でコレを拾ったので届けに来た」
「だからアイテム扱いすんな!」
村に入れて大丈夫だったんだろうかと思い始めた瞬間、首根っこ掴まれて猫みたいな状態でカウンターまで連れてこられた。じたばた暴れても全然効いてない。腕力の差を見せつけられてムカつく。
「狼の森……? コ ー タ 君 ?」
メアリさんの方から物凄く低い声が聞こえてきて全身がビシッと固まる。恐る恐る視線を向けた先にあったのは、いつものメアリさんの顔じゃなかった。
「……ひょえ……えと、あの、その」
真顔。メアリさんは真顔だった。
それだけなのに、笑顔が消えた顔から怒りのオーラがしひしひと押し寄せてくる。同一人物とは思えないくらいに厳しい目つきで睨まれて、背筋がピンとなるどころか反り返りそうだ。
「私、散々言ったわよね。狼の森には行かないようにって。君のお耳は飾りなのかな」
「す、すみません……」
「自ら踏み込んだというよりは、同じ場所で狩りをしていて迷いウルフに追い込まれたようだが」
黒い不審者のセリフで、ぴたりとこの場の時間が止まった。
ひょっとしたら、コイツなりにフォローをしようとしてくれたのかもしれない。
全ッッ然フォローになってねぇけどな。むしろメアリさんからの忠告を二重に破ってるってバレちまったからな!
予想どおり怒気が割増になってしまった受付のお姉様は、は――っと地獄から響いてくる様なため息を吐く。
「コータ君。言いたい事は分かるわね」
「はい……注意事項ガン無視してすみませんでした……」
低く圧が増した声に押しつぶされそうになりながら、何とか謝罪の言葉を喉から絞り出した。
十分ぐらい怒りの厳重注意を受けた後、メアリさんの顔がみるみる元に戻っていく。ビフォーアフターが違いすぎて手品みたいだ。
「遅くなりましたが、うちの新人を助けて頂いてありがとうございます。この子は少し抜けていて」
「そうだろうな」
「秒で肯定しやがってクッソォ……」
一ミリも悩まずに頷きやがった。むかつく。ちょっと自覚があるから余計にむかつく。
「抜けているコレとパーティを組むことになった。私はギルドに所属していないのだが、何か必要な手続きはあるだろうか」
また首根っこを掴んで、しかもちょっと持ち上げながら指さしてくる。向こうの方が背が高いから俺の足はつま先立ちだ。
むかつく。足長いのを見せつけやがって。むかつくむかつくむかつく!!
ジタバタ暴れて手から離れると、今度はぐりぐりと頭をかき回してくる。動物扱いかよ。
無言でバトルを繰り広げる俺達にふふって笑いながら、メアリさんはカウンターのノートに何か書いている。
「特に手続きは必要ありませんわ。ただ……ギルド所属の冒険者と組んだ場合でも、所属者限定斡旋の依頼は変わらず受けられません。その点はご了承下さいね」
「承知した」
待ってくれ何か専門用語みたいなのが出てきた。なのにコイツはしれっと頷いてる。
本当に分かってんのかよちゃんと。表情に出てないだけでハテナマークがぐるぐるしてんじゃねーの。
「あ、あの……所属……あっせん?」
「ギルドに正式登録した冒険者限定で斡旋される依頼の事よ。無所属の冒険者と一緒だと受けられなくるわ」
「は、はぁ……色々あるんすね」
なるほど、身内かそうじゃないかでも仕事が変わってくるのか。体力ゲージとか見えるゲームの世界なのに、そういう所だけやたら現実寄りだ。
「……本当にいいのね?」
じっとメアリさんが俺を見る。
そう真剣な顔で確認とられると、ちょっと怖くなってくるんだけど……。
「ええと、まぁ……はい。回復覚えられたのコイツのお陰だし、助けられたし、もう少し遠出したいし……」
悔しいけど、俺一人だったら今頃ウルフの腹の中だっただろうし。回復魔法覚えるのも何日かかったかわからないし。お礼に金品要求したりするような人でなしではなさそうだし。
元の世界で俺がどうなってるのか分からないけど、帰れるならちゃんと帰りたい。だから早くレベルを上げて、あちこち旅をしたい。
……コイツの行動、いちいちムカつくけど。
もごもごと答えるとメアリさんは、そう、と小さく呟いた。
「このギルドの冒険者は殆どこの村の人達だものね。流れの方と組む方が旅はしやすいかもしれないわ」
「え、あの人達みんな元は村人Aだったんすか」
あのちょっとガラの悪いムキムキマッチョ軍団が、鍬とか鎌とか持って畑でニコニコしてる姿はちょっと想像出来ない。鉱山とかの方がまだ似合いそうだ。
何かがツボに入ったのか、メアリさんは少し吹き出した。くすくす笑いながらノートを閉じると、椅子に座って頬杖をつく。
「ふふ、そうよ。この村のギルドは元々自警団が大きくなったものなの」
メアリさんいわく、ウルフの森が近いから自営するための自警団が昔からあったらしい。
その内ギルドの窓口が出来て、魔法使いとか職人みたいな人達も越してきた。そのお陰で村の警戒線や村の中からの攻撃設備が充実したんだとか。
始まりの村、なかなか成り立ちが物々しいな。
そうだ、とメアリさんが突然キラキラした笑顔で立ち上がった。
「治癒魔法を覚えたことだし、せっかくだから僧侶の衣装をプレゼントするわね」
「えっ? いや、それ俺だとただのコスプレだからご遠慮し……もう居ねぇ……」
あっという間に姿を消した受付のお姉さんは、あっという間に荷物を持って戻ってきた。
問答無用で上から服を被せられて、帽子を乗せられる。
やけに鮮やかな青い服にはデカデカと右の端が尖った十字が書かれていた。帽子には飾りがついててシャラシャラ揺れる。ちょっと落ち着かない。
「こっ、これ大丈夫なんすか。俺は野良なんすよね? 神殿とかで修行した人に怒られたりとかは……」
「そんなの照会しなきゃ分からないわよ」
その物言いはバレたら怒られるやーつ……。
「分かりやすさは大事なのよ。何かあった時に職業が分かりにくかったら、助ける時の優先順位から外れてしまうから」
「……ナルホド」
確かに何の職か分からなかったら判断に迷うな……例えば魔法使いの見習い的なのと勘違いされたら魔法攻撃が出来ると思われる訳だし。
ズバリ僧侶!って感じの見た目に恥ずかしさが凄いけど、文句の言いようがなくなってしまった。
落ち着かない俺と、馬子にも衣装だなと呟く黒い剣士。始まった小突き合いの第二ラウンドを見守っていたメアリさんが、あ!と急に声を上げた。
「そういえば自己紹介がまだでしたわね。私はギルド受付員のメアリと申します。お名前を伺っても?」
…………そうだった。
俺、パーティ組むのにコイツの名前知らねぇや。
一人カウンターで何か書いてたメアリさんが、ドアについてるベルが鳴る音に反応して顔を上げた。
「あ、コータ君おかえりなさ……あら、お見かけしない顔ね?」
少し目を丸くした彼女は少し首を傾げる。冒険者だと思って連れてきたけど違ったっぽい。じゃあ何なんだコイツ。不審者か?
「狼の森でコレを拾ったので届けに来た」
「だからアイテム扱いすんな!」
村に入れて大丈夫だったんだろうかと思い始めた瞬間、首根っこ掴まれて猫みたいな状態でカウンターまで連れてこられた。じたばた暴れても全然効いてない。腕力の差を見せつけられてムカつく。
「狼の森……? コ ー タ 君 ?」
メアリさんの方から物凄く低い声が聞こえてきて全身がビシッと固まる。恐る恐る視線を向けた先にあったのは、いつものメアリさんの顔じゃなかった。
「……ひょえ……えと、あの、その」
真顔。メアリさんは真顔だった。
それだけなのに、笑顔が消えた顔から怒りのオーラがしひしひと押し寄せてくる。同一人物とは思えないくらいに厳しい目つきで睨まれて、背筋がピンとなるどころか反り返りそうだ。
「私、散々言ったわよね。狼の森には行かないようにって。君のお耳は飾りなのかな」
「す、すみません……」
「自ら踏み込んだというよりは、同じ場所で狩りをしていて迷いウルフに追い込まれたようだが」
黒い不審者のセリフで、ぴたりとこの場の時間が止まった。
ひょっとしたら、コイツなりにフォローをしようとしてくれたのかもしれない。
全ッッ然フォローになってねぇけどな。むしろメアリさんからの忠告を二重に破ってるってバレちまったからな!
予想どおり怒気が割増になってしまった受付のお姉様は、は――っと地獄から響いてくる様なため息を吐く。
「コータ君。言いたい事は分かるわね」
「はい……注意事項ガン無視してすみませんでした……」
低く圧が増した声に押しつぶされそうになりながら、何とか謝罪の言葉を喉から絞り出した。
十分ぐらい怒りの厳重注意を受けた後、メアリさんの顔がみるみる元に戻っていく。ビフォーアフターが違いすぎて手品みたいだ。
「遅くなりましたが、うちの新人を助けて頂いてありがとうございます。この子は少し抜けていて」
「そうだろうな」
「秒で肯定しやがってクッソォ……」
一ミリも悩まずに頷きやがった。むかつく。ちょっと自覚があるから余計にむかつく。
「抜けているコレとパーティを組むことになった。私はギルドに所属していないのだが、何か必要な手続きはあるだろうか」
また首根っこを掴んで、しかもちょっと持ち上げながら指さしてくる。向こうの方が背が高いから俺の足はつま先立ちだ。
むかつく。足長いのを見せつけやがって。むかつくむかつくむかつく!!
ジタバタ暴れて手から離れると、今度はぐりぐりと頭をかき回してくる。動物扱いかよ。
無言でバトルを繰り広げる俺達にふふって笑いながら、メアリさんはカウンターのノートに何か書いている。
「特に手続きは必要ありませんわ。ただ……ギルド所属の冒険者と組んだ場合でも、所属者限定斡旋の依頼は変わらず受けられません。その点はご了承下さいね」
「承知した」
待ってくれ何か専門用語みたいなのが出てきた。なのにコイツはしれっと頷いてる。
本当に分かってんのかよちゃんと。表情に出てないだけでハテナマークがぐるぐるしてんじゃねーの。
「あ、あの……所属……あっせん?」
「ギルドに正式登録した冒険者限定で斡旋される依頼の事よ。無所属の冒険者と一緒だと受けられなくるわ」
「は、はぁ……色々あるんすね」
なるほど、身内かそうじゃないかでも仕事が変わってくるのか。体力ゲージとか見えるゲームの世界なのに、そういう所だけやたら現実寄りだ。
「……本当にいいのね?」
じっとメアリさんが俺を見る。
そう真剣な顔で確認とられると、ちょっと怖くなってくるんだけど……。
「ええと、まぁ……はい。回復覚えられたのコイツのお陰だし、助けられたし、もう少し遠出したいし……」
悔しいけど、俺一人だったら今頃ウルフの腹の中だっただろうし。回復魔法覚えるのも何日かかったかわからないし。お礼に金品要求したりするような人でなしではなさそうだし。
元の世界で俺がどうなってるのか分からないけど、帰れるならちゃんと帰りたい。だから早くレベルを上げて、あちこち旅をしたい。
……コイツの行動、いちいちムカつくけど。
もごもごと答えるとメアリさんは、そう、と小さく呟いた。
「このギルドの冒険者は殆どこの村の人達だものね。流れの方と組む方が旅はしやすいかもしれないわ」
「え、あの人達みんな元は村人Aだったんすか」
あのちょっとガラの悪いムキムキマッチョ軍団が、鍬とか鎌とか持って畑でニコニコしてる姿はちょっと想像出来ない。鉱山とかの方がまだ似合いそうだ。
何かがツボに入ったのか、メアリさんは少し吹き出した。くすくす笑いながらノートを閉じると、椅子に座って頬杖をつく。
「ふふ、そうよ。この村のギルドは元々自警団が大きくなったものなの」
メアリさんいわく、ウルフの森が近いから自営するための自警団が昔からあったらしい。
その内ギルドの窓口が出来て、魔法使いとか職人みたいな人達も越してきた。そのお陰で村の警戒線や村の中からの攻撃設備が充実したんだとか。
始まりの村、なかなか成り立ちが物々しいな。
そうだ、とメアリさんが突然キラキラした笑顔で立ち上がった。
「治癒魔法を覚えたことだし、せっかくだから僧侶の衣装をプレゼントするわね」
「えっ? いや、それ俺だとただのコスプレだからご遠慮し……もう居ねぇ……」
あっという間に姿を消した受付のお姉さんは、あっという間に荷物を持って戻ってきた。
問答無用で上から服を被せられて、帽子を乗せられる。
やけに鮮やかな青い服にはデカデカと右の端が尖った十字が書かれていた。帽子には飾りがついててシャラシャラ揺れる。ちょっと落ち着かない。
「こっ、これ大丈夫なんすか。俺は野良なんすよね? 神殿とかで修行した人に怒られたりとかは……」
「そんなの照会しなきゃ分からないわよ」
その物言いはバレたら怒られるやーつ……。
「分かりやすさは大事なのよ。何かあった時に職業が分かりにくかったら、助ける時の優先順位から外れてしまうから」
「……ナルホド」
確かに何の職か分からなかったら判断に迷うな……例えば魔法使いの見習い的なのと勘違いされたら魔法攻撃が出来ると思われる訳だし。
ズバリ僧侶!って感じの見た目に恥ずかしさが凄いけど、文句の言いようがなくなってしまった。
落ち着かない俺と、馬子にも衣装だなと呟く黒い剣士。始まった小突き合いの第二ラウンドを見守っていたメアリさんが、あ!と急に声を上げた。
「そういえば自己紹介がまだでしたわね。私はギルド受付員のメアリと申します。お名前を伺っても?」
…………そうだった。
俺、パーティ組むのにコイツの名前知らねぇや。
11
あなたにおすすめの小説
本当に悪役なんですか?
メカラウロ子
BL
気づいたら乙女ゲームのモブに転生していた主人公は悪役の取り巻きとしてモブらしからぬ行動を取ってしまう。
状況が掴めないまま戸惑う主人公に、悪役令息のアルフレッドが意外な行動を取ってきて…
ムーンライトノベルズ にも掲載中です。
推しのために自分磨きしていたら、いつの間にか婚約者!
木月月
BL
異世界転生したモブが、前世の推し(アプリゲームの攻略対象者)の幼馴染な側近候補に同担拒否されたので、ファンとして自分磨きしたら推しの婚約者にされる話。
この話は小説家になろうにも投稿しています。
【完結】巷で噂の国宝級イケメンの辺境伯は冷徹なので、まっっったくモテませんが、この度婚約者ができました。
明太子
BL
オーディスは国宝級イケメンであるにも関わらず、冷徹な性格のせいで婚約破棄されてばかり。
新たな婚約者を探していたところ、パーティーで給仕をしていた貧乏貴族の次男セシルと出会い、一目惚れしてしまう。
しかし、恋愛偏差値がほぼ0のオーディスのアプローチは空回りするわ、前婚約者のフランチェスカの邪魔が入るわとセシルとの距離は縮まったり遠ざかったり…?
冷徹だったはずなのに溺愛まっしぐらのオーディスと元気だけどおっちょこちょいなセシルのドタバタラブコメです。
2度目の異世界移転。あの時の少年がいい歳になっていて殺気立って睨んでくるんだけど。
ありま氷炎
BL
高校一年の時、道路陥没の事故に巻き込まれ、三日間記憶がない。
異世界転移した記憶はあるんだけど、夢だと思っていた。
二年後、どうやら異世界転移してしまったらしい。
しかもこれは二度目で、あれは夢ではなかったようだった。
再会した少年はすっかりいい歳になっていて、殺気立って睨んでくるんだけど。
【WEB版】監視が厳しすぎた嫁入り生活から解放されました~冷徹無慈悲と呼ばれた隻眼の伯爵様と呪いの首輪~【BL・オメガバース】
古森きり
BL
【書籍化決定しました!】
詳細が決まりましたら改めてお知らせにあがります!
たくさんの閲覧、お気に入り、しおり、感想ありがとうございました!
アルファポリス様の規約に従い発売日にURL登録に変更、こちらは引き下げ削除させていただきます。
政略結婚で嫁いだ先は、女狂いの伯爵家。
男のΩである僕には一切興味を示さず、しかし不貞をさせまいと常に監視される生活。
自分ではどうすることもできない生活に疲れ果てて諦めた時、夫の不正が暴かれて失脚した。
行く当てがなくなった僕を保護してくれたのは、元夫が口を開けば罵っていた政敵ヘルムート・カウフマン。
冷徹無慈悲と呼び声高い彼だが、共に食事を摂ってくれたりやりたいことを応援してくれたり、決して冷たいだけの人ではなさそうで――。
カクヨムに書き溜め。
小説家になろう、アルファポリス、BLoveにそのうち掲載します。
転生DKは、オーガさんのお気に入り~姉の婚約者に嫁ぐことになったんだが、こんなに溺愛されるとは聞いてない!~
トモモト ヨシユキ
BL
魔物の国との和議の証に結ばれた公爵家同士の婚約。だが、婚約することになった姉が拒んだため6男のシャル(俺)が代わりに婚約することになった。
突然、オーガ(鬼)の嫁になることがきまった俺は、ショックで前世を思い出す。
有名進学校に通うDKだった俺は、前世の知識と根性で自分の身を守るための剣と魔法の鍛練を始める。
約束の10年後。
俺は、人類最強の魔法剣士になっていた。
どこからでもかかってこいや!
と思っていたら、婚約者のオーガ公爵は、全くの塩対応で。
そんなある日、魔王国のバーティーで絡んできた魔物を俺は、こてんぱんにのしてやったんだが、それ以来、旦那様の様子が変?
急に花とか贈ってきたり、デートに誘われたり。
慣れない溺愛にこっちまで調子が狂うし!
このまま、俺は、絆されてしまうのか!?
カイタ、エブリスタにも掲載しています。
【新版】転生悪役モブは溺愛されんでいいので死にたくない!
煮卵
BL
ゲーム会社に勤めていた俺はゲームの世界の『婚約破棄』イベントの混乱で殺されてしまうモブに転生した。
処刑の原因となる婚約破棄を避けるべく王子に友人として接近。
なんか数ヶ月おきに繰り返される「恋人や出会いのためのお祭り」をできる限り第二皇子と過ごし、
婚約破棄の原因となる主人公と出会うきっかけを徹底的に排除する。
最近では監視をつけるまでもなくいつも一緒にいたいと言い出すようになった・・・
やんごとなき血筋のハンサムな王子様を淑女たちから遠ざけ男の俺とばかり過ごすように
仕向けるのはちょっと申し訳ない気もしたが、俺の運命のためだ。仕方あるまい。
クレバーな立ち振る舞いにより、俺の死亡フラグは完全に回避された・・・
と思ったら、婚約の儀の当日、「私には思い人がいるのです」
と言いやがる!一体誰だ!?
その日の夜、俺はゲームの告白イベントがある薔薇園に呼び出されて・・・
ーーーーーーーー
この作品は以前投稿した「転生悪役モブは溺愛されんで良いので死にたくない!」に
加筆修正を加えたものです。
リュシアンの転生前の設定や主人公二人の出会いのシーンを追加し、
あまり描けていなかったキャラクターのシーンを追加しています。
展開が少し変わっていますので新しい小説として投稿しています。
続編出ました
転生悪役令嬢は溺愛されんでいいので推しカプを見守りたい! https://www.alphapolis.co.jp/novel/687110240/826989668
ーーーー
校正・文体の調整に生成AIを利用しています。
聖女召喚の巻き添えで喚ばれた「オマケ」の男子高校生ですが、魔王様の「抱き枕」として重宝されています
八百屋 成美
BL
聖女召喚に巻き込まれて異世界に来た主人公。聖女は優遇されるが、魔力のない主人公は城から追い出され、魔の森へ捨てられる。
そこで出会ったのは、強大な魔力ゆえに不眠症に悩む魔王。なぜか主人公の「匂い」や「体温」だけが魔王を安眠させることができると判明し、魔王城で「生きた抱き枕」として飼われることになる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる