6 / 37
06_誰が薬草だ誰が!!
しおりを挟む
森を背にして無心で草原を歩いていると、進行方向に村の建物が見えてきた。
「えーと、とりあえずその、助けてくれてありがとう」
「ウルフ退治の合間に見つけただけで、お前を助けた訳ではないが」
肩の力が少し抜けて、途中で強制終了させてしまった感謝の言葉をもう一度言う。すると黒い剣士はきょとんとした顔で首を傾げた。
「でも、俺は助かった。レベル上がって回復魔法も覚えられたし」
「……魔法も覚えずあんな所に居たのか。無謀の極みだな」
本気で呆れたって言わんばかりの表情に見つめられて、ぐうの音も出ない。
だけど自分だってウルフの大群相手に瀕死状態になるまでやり合ったくせに。無謀すぎんだろ。
そうは思ったけど、助けられた上にボロボロ泣きながら胃の中身リバースしてた自分の醜態を思うと……何ひとつ文句は言えなかった。
「お前は私が恐ろしくないのか」
「え、何で?」
急な質問が飛んできて、今度は俺が首を傾げた。まぁ平気そうな顔で瀕死になるまで戦ってるのはちょっと怖い気もするけど。ついさっき食い殺されそうになったばっかりのウルフの方がよっぽど怖いだろ。
向こうから話題を振ってきたくせに、俺の返事を最後に目の前の黒い男は黙りこくってしまった。かさかさと草を踏む音だけが響く。何なんだと様子をみてると急に顔を上げてこっちを見た。
「ちょうどいい、私の薬草になれ」
「は?」
思わず立ち止まる。
言ってる事が一つも理解できない。
何がちょうどいいんだよ。そもそも薬草になれってどういう意味だ。
たぶんイラっとした声になってたと思うんだけど、そんなのはまるで気にしてないみたいだった。
「ちょうどいいから私の薬草になれ」
「…………ハァ!?」
同じ事言えって言ってんじゃねぇよ。
だけど黒い剣士は真剣な顔のまま、顔を歪める俺を見下ろしていた。
問1 薬草になれ、という言葉の意味を答えよ。
答1 分かるかそんなもん!!!!!
目の前の黒い剣士の言葉を紐解いてみようと思ったけど、無理だった。ただ人様をアイテム扱いする失礼千万野郎だって事だけは分かったけど。
「誰がハイなりますって答えると思ってんだ! ならねぇわ! 人をアイテム扱いすんな!!」
自分で言ってて腹立ってきた。ほぼ初対面の人間に何てこと言ってんだ。
そりゃ助けて貰ったけど。俺はその分覚えた回復魔法で瀕死状態だった体力を回復させてやった訳で。一方的に俺が借りを作ってる訳じゃない。なのに俺が物扱いされてるのはおかしいだろ。
「私が前衛に立ち、お前が後衛で回復をする方が効率がいい」
「やなこった! 歩く薬草扱いなんて御免だね!」
さっきまで恩を感じていたのも忘れて、腕を組んでフンッと鼻を鳴らす。
要するにパーティ組まないかって話っぽいけど、アイテム扱いしてくる奴と組みたいなんて思わない。減らない薬草のノリでこき使われそうだし。
「ならば聞くが。お前は一人で行動しているのだろう? ろくに自衛も出来ぬようだが、そんな体たらくで旅を続けられるのか」
「うぐっ……」
すげぇ痛い所を容赦なく突かれて、文句を言おうと開けてた口が勢いよく閉じてしまった。
僧侶の杖ポコじゃ自衛なんか全然できない。回復魔法は覚えたけど、助けてくれる相手が居ないと自分の精神力が尽きれば詰む。だから攻撃スキルの乏しい回復職はソロプレイの難易度が高くなるんだ。
上手くパーティを組めればいいけど、今回みたいに拾って貰えなかったら冒険自体が出来なくなってしまう。
「そもそも回復魔法を覚えられたのは、私がパーティ状態でウルフの群れを倒した経験値が入ったからではないのか」
「うぐっっっっ!!!!」
何の反論も出ない。その通り過ぎて。
俺が五日かけて稼いだ経験値よりもはるかに多い量を、黒の剣士は狼の森の戦闘十数分で稼いだのである。そして俺はそのおこぼれでレベルが上がり、回復魔法を覚えた。
……やべ、よく考えるとめちゃくちゃ借り作ってる……。
悔しすぎて睨む俺に気分を悪くする様子も、馬鹿にする様子もなく。黒の剣士はただ真顔でこっちを見ていた。
「私が魔物から守ってやる」
俺の態度なんてどこ吹く風で、ただ淡々と口が動いている。
瀕死になりつつあの数のウルフを一人で倒しきってしまったし、確かに強んじゃないかと思う。他の冒険者と組んだことないから深くは分からないけど。
じ、と顔を覗き込まれて視線が逸らせなくなってしまった。
やたら顔面が美形な以外は黒目黒髪の日本人に見えるのに、見つめてくる目の黒には宝石みたいに鮮やかな赤色がきらきらと見え隠れしてる。こういう所はやっぱファンタジー世界の登場人物だ。
「だから、私の薬草になれ。一人で戦うより多く経験が積めるぞ」
手袋を外した左手が、少し遠慮がちに頭を撫でた。
「うぐぐ……休憩はちゃんと取らせろよな」
「魔物に囲まれていない限りはな。……この話、受けるか?」
「ん……」
大量発生した魔物の討伐依頼は、討伐が出来ているかどうかの経過観察もあるから結構期間が長いらしくて。その間一人でまたプニン狩るのかって考えて。
さっきまでの断固拒否が嘘だったみたいに、こくんと頷いてしまった。
いや、まあ……その。
俺、僧侶だし。攻撃手段ないし。ウルフにまた一人で遭遇したら今度こそ死にそうだし。
ボブ氏はチュートリアルの人だから、多分村からは出ない。主人公は一人で旅立って次の町でパーティ組んだはずだ。
僧侶の俺じゃ野良パーティ組めるか分からないし、実力の分かる仲間の常時パーティは有難い。背に腹は代えられない。
だから仕方ないんだ。
守ってやるって言われたんなら俺に向いた魔物のヘイトも引き受けて攻撃肩代わりくれるだろうし。理詰めして誘ってくるってことはコイツも仲間になって貰えなくて困ってる可能性高いし。それなら俺のレア度も上がって待遇もよくなるかもしれない。諸々の合理的判断ってやつをしただけであって決してまた一人に戻るのが寂しかった訳じゃない。
誰にしているのか分からない言い訳を心の中でひたすら繰り返しながら、黒い剣士の後について始まりの村へと帰ったのだった。
「えーと、とりあえずその、助けてくれてありがとう」
「ウルフ退治の合間に見つけただけで、お前を助けた訳ではないが」
肩の力が少し抜けて、途中で強制終了させてしまった感謝の言葉をもう一度言う。すると黒い剣士はきょとんとした顔で首を傾げた。
「でも、俺は助かった。レベル上がって回復魔法も覚えられたし」
「……魔法も覚えずあんな所に居たのか。無謀の極みだな」
本気で呆れたって言わんばかりの表情に見つめられて、ぐうの音も出ない。
だけど自分だってウルフの大群相手に瀕死状態になるまでやり合ったくせに。無謀すぎんだろ。
そうは思ったけど、助けられた上にボロボロ泣きながら胃の中身リバースしてた自分の醜態を思うと……何ひとつ文句は言えなかった。
「お前は私が恐ろしくないのか」
「え、何で?」
急な質問が飛んできて、今度は俺が首を傾げた。まぁ平気そうな顔で瀕死になるまで戦ってるのはちょっと怖い気もするけど。ついさっき食い殺されそうになったばっかりのウルフの方がよっぽど怖いだろ。
向こうから話題を振ってきたくせに、俺の返事を最後に目の前の黒い男は黙りこくってしまった。かさかさと草を踏む音だけが響く。何なんだと様子をみてると急に顔を上げてこっちを見た。
「ちょうどいい、私の薬草になれ」
「は?」
思わず立ち止まる。
言ってる事が一つも理解できない。
何がちょうどいいんだよ。そもそも薬草になれってどういう意味だ。
たぶんイラっとした声になってたと思うんだけど、そんなのはまるで気にしてないみたいだった。
「ちょうどいいから私の薬草になれ」
「…………ハァ!?」
同じ事言えって言ってんじゃねぇよ。
だけど黒い剣士は真剣な顔のまま、顔を歪める俺を見下ろしていた。
問1 薬草になれ、という言葉の意味を答えよ。
答1 分かるかそんなもん!!!!!
目の前の黒い剣士の言葉を紐解いてみようと思ったけど、無理だった。ただ人様をアイテム扱いする失礼千万野郎だって事だけは分かったけど。
「誰がハイなりますって答えると思ってんだ! ならねぇわ! 人をアイテム扱いすんな!!」
自分で言ってて腹立ってきた。ほぼ初対面の人間に何てこと言ってんだ。
そりゃ助けて貰ったけど。俺はその分覚えた回復魔法で瀕死状態だった体力を回復させてやった訳で。一方的に俺が借りを作ってる訳じゃない。なのに俺が物扱いされてるのはおかしいだろ。
「私が前衛に立ち、お前が後衛で回復をする方が効率がいい」
「やなこった! 歩く薬草扱いなんて御免だね!」
さっきまで恩を感じていたのも忘れて、腕を組んでフンッと鼻を鳴らす。
要するにパーティ組まないかって話っぽいけど、アイテム扱いしてくる奴と組みたいなんて思わない。減らない薬草のノリでこき使われそうだし。
「ならば聞くが。お前は一人で行動しているのだろう? ろくに自衛も出来ぬようだが、そんな体たらくで旅を続けられるのか」
「うぐっ……」
すげぇ痛い所を容赦なく突かれて、文句を言おうと開けてた口が勢いよく閉じてしまった。
僧侶の杖ポコじゃ自衛なんか全然できない。回復魔法は覚えたけど、助けてくれる相手が居ないと自分の精神力が尽きれば詰む。だから攻撃スキルの乏しい回復職はソロプレイの難易度が高くなるんだ。
上手くパーティを組めればいいけど、今回みたいに拾って貰えなかったら冒険自体が出来なくなってしまう。
「そもそも回復魔法を覚えられたのは、私がパーティ状態でウルフの群れを倒した経験値が入ったからではないのか」
「うぐっっっっ!!!!」
何の反論も出ない。その通り過ぎて。
俺が五日かけて稼いだ経験値よりもはるかに多い量を、黒の剣士は狼の森の戦闘十数分で稼いだのである。そして俺はそのおこぼれでレベルが上がり、回復魔法を覚えた。
……やべ、よく考えるとめちゃくちゃ借り作ってる……。
悔しすぎて睨む俺に気分を悪くする様子も、馬鹿にする様子もなく。黒の剣士はただ真顔でこっちを見ていた。
「私が魔物から守ってやる」
俺の態度なんてどこ吹く風で、ただ淡々と口が動いている。
瀕死になりつつあの数のウルフを一人で倒しきってしまったし、確かに強んじゃないかと思う。他の冒険者と組んだことないから深くは分からないけど。
じ、と顔を覗き込まれて視線が逸らせなくなってしまった。
やたら顔面が美形な以外は黒目黒髪の日本人に見えるのに、見つめてくる目の黒には宝石みたいに鮮やかな赤色がきらきらと見え隠れしてる。こういう所はやっぱファンタジー世界の登場人物だ。
「だから、私の薬草になれ。一人で戦うより多く経験が積めるぞ」
手袋を外した左手が、少し遠慮がちに頭を撫でた。
「うぐぐ……休憩はちゃんと取らせろよな」
「魔物に囲まれていない限りはな。……この話、受けるか?」
「ん……」
大量発生した魔物の討伐依頼は、討伐が出来ているかどうかの経過観察もあるから結構期間が長いらしくて。その間一人でまたプニン狩るのかって考えて。
さっきまでの断固拒否が嘘だったみたいに、こくんと頷いてしまった。
いや、まあ……その。
俺、僧侶だし。攻撃手段ないし。ウルフにまた一人で遭遇したら今度こそ死にそうだし。
ボブ氏はチュートリアルの人だから、多分村からは出ない。主人公は一人で旅立って次の町でパーティ組んだはずだ。
僧侶の俺じゃ野良パーティ組めるか分からないし、実力の分かる仲間の常時パーティは有難い。背に腹は代えられない。
だから仕方ないんだ。
守ってやるって言われたんなら俺に向いた魔物のヘイトも引き受けて攻撃肩代わりくれるだろうし。理詰めして誘ってくるってことはコイツも仲間になって貰えなくて困ってる可能性高いし。それなら俺のレア度も上がって待遇もよくなるかもしれない。諸々の合理的判断ってやつをしただけであって決してまた一人に戻るのが寂しかった訳じゃない。
誰にしているのか分からない言い訳を心の中でひたすら繰り返しながら、黒い剣士の後について始まりの村へと帰ったのだった。
11
あなたにおすすめの小説
この俺が正ヒロインとして殿方に求愛されるわけがない!
ゆずまめ鯉
BL
五歳の頃の授業中、頭に衝撃を受けたことから、自分が、前世の妹が遊んでいた乙女ゲームの世界にいることに気づいてしまったニエル・ガルフィオン。
ニエルの外見はどこからどう見ても金髪碧眼の美少年。しかもヒロインとはくっつかないモブキャラだったので、伯爵家次男として悠々自適に暮らそうとしていた。
これなら異性にもモテると信じて疑わなかった。
ところが、正ヒロインであるイリーナと結ばれるはずのチート級メインキャラであるユージン・アイアンズが熱心に構うのは、モブで攻略対象外のニエルで……!?
ユージン・アイアンズ(19)×ニエル・ガルフィオン(19)
公爵家嫡男と伯爵家次男の同い年の乙女ゲー転生BLです。
悲報、転生したらギャルゲーの主人公だったのに、悪友も一緒に転生してきたせいで開幕即終了のお知らせ
椿谷あずる
BL
平凡な高校生だった俺は、ある日事故で命を落としギャルゲーの世界に主人公としてに転生した――はずだった。薔薇色のハーレムライフを望んだ俺の前に、なぜか一緒に事故に巻き込まれた悪友・野里レンまで転生してきて!?「お前だけハーレムなんて、絶対ズルいだろ?」っておい、俺のハーレム計画はどうなるんだ?ヒロインじゃなく、男とばかりフラグが立ってしまうギャルゲー世界。俺のハーレム計画、開幕十分で即終了のお知らせ……!
悪役令息の兄って需要ありますか?
焦げたせんべい
BL
今をときめく悪役による逆転劇、ザマァやらエトセトラ。
その悪役に歳の離れた兄がいても、気が強くなければ豆電球すら光らない。
これは物語の終盤にチラッと出てくる、折衷案を出す兄の話である。
【新版】転生悪役モブは溺愛されんでいいので死にたくない!
煮卵
BL
ゲーム会社に勤めていた俺はゲームの世界の『婚約破棄』イベントの混乱で殺されてしまうモブに転生した。
処刑の原因となる婚約破棄を避けるべく王子に友人として接近。
なんか数ヶ月おきに繰り返される「恋人や出会いのためのお祭り」をできる限り第二皇子と過ごし、
婚約破棄の原因となる主人公と出会うきっかけを徹底的に排除する。
最近では監視をつけるまでもなくいつも一緒にいたいと言い出すようになった・・・
やんごとなき血筋のハンサムな王子様を淑女たちから遠ざけ男の俺とばかり過ごすように
仕向けるのはちょっと申し訳ない気もしたが、俺の運命のためだ。仕方あるまい。
クレバーな立ち振る舞いにより、俺の死亡フラグは完全に回避された・・・
と思ったら、婚約の儀の当日、「私には思い人がいるのです」
と言いやがる!一体誰だ!?
その日の夜、俺はゲームの告白イベントがある薔薇園に呼び出されて・・・
ーーーーーーーー
この作品は以前投稿した「転生悪役モブは溺愛されんで良いので死にたくない!」に
加筆修正を加えたものです。
リュシアンの転生前の設定や主人公二人の出会いのシーンを追加し、
あまり描けていなかったキャラクターのシーンを追加しています。
展開が少し変わっていますので新しい小説として投稿しています。
続編出ました
転生悪役令嬢は溺愛されんでいいので推しカプを見守りたい! https://www.alphapolis.co.jp/novel/687110240/826989668
ーーーー
校正・文体の調整に生成AIを利用しています。
【完結】だから俺は主人公じゃない!
美兎
BL
ある日通り魔に殺された岬りおが、次に目を覚ましたら別の世界の人間になっていた。
しかもそれは腐男子な自分が好きなキャラクターがいるゲームの世界!?
でも自分は名前も聞いた事もないモブキャラ。
そんなモブな自分に話しかけてきてくれた相手とは……。
主人公がいるはずなのに、攻略対象がことごとく自分に言い寄ってきて大混乱!
だから、…俺は主人公じゃないんだってば!
聖女召喚の巻き添えで喚ばれた「オマケ」の男子高校生ですが、魔王様の「抱き枕」として重宝されています
八百屋 成美
BL
聖女召喚に巻き込まれて異世界に来た主人公。聖女は優遇されるが、魔力のない主人公は城から追い出され、魔の森へ捨てられる。
そこで出会ったのは、強大な魔力ゆえに不眠症に悩む魔王。なぜか主人公の「匂い」や「体温」だけが魔王を安眠させることができると判明し、魔王城で「生きた抱き枕」として飼われることになる。
悪役令嬢の兄に転生!破滅フラグ回避でスローライフを目指すはずが、氷の騎士に溺愛されてます
水凪しおん
BL
三十代半ばの平凡な会社員だった俺は、ある日、乙女ゲーム『君と紡ぐ光の協奏曲』の世界に転生した。
しかも、最推しの悪役令嬢リリアナの兄、アシェルとして。
このままでは妹は断罪され、一家は没落、俺は処刑される運命だ。
そんな未来は絶対に回避しなくてはならない。
俺の夢は、穏やかなスローライフを送ること。ゲームの知識を駆使して妹を心優しい少女に育て上げ、次々と破滅フラグをへし折っていく。
順調に進むスローライフ計画だったが、関わると面倒な攻略対象、「氷の騎士」サイラスになぜか興味を持たれてしまった。
家庭菜園にまで現れる彼に困惑する俺。
だがそれはやがて、国を揺るがす陰謀と、甘く激しい恋の始まりを告げる序曲に過ぎなかった――。
呪われた辺境伯は、異世界転生者を手放さない
波崎 亨璃
BL
ーーー呪われた辺境伯に捕まったのは、俺の方だった。
異世界に迷い込んだ駆真は「呪われた辺境伯」と呼ばれるレオニスの領地に落ちてしまう。
強すぎる魔力のせいで、人を近づけることができないレオニス。
彼に触れれば衰弱し、最悪の場合、命を落とす。
しかしカルマだけはなぜかその影響を一切受けなかった。その事実に気づいたレオニスは次第にカルマを手放さなくなっていく。
「俺に触れられるのは、お前だけだ」
呪いよりも重い執着と孤独から始まる、救済BL。
となります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる