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10_魔法使い
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次の日。
なんと夜だけじゃなく朝の市場もあって、出てた屋台でたらふく飯を食った。今回はちゃんと値段を見ながら。経済感覚は大事だからな。
食べ物の値段からすると1ゴールドが1円くらいだと思う。昨日食べた焼鳥みたいな、トリヤキってまんまな名前だった串焼きが妙に安いくらいで。
何でだろって思ったらデカかった。鳥が。背丈が人間の大人くらいあるデッカイ鶏から肉を取るらしい。そりゃ沢山とれて値段も下がるだろ。
あんまりでかくてモンスターじゃないかって思ったけど違うらしい。狼みたいなモンスターのウルフよりデカイのに。
朝の料理市を満喫して中央通りに戻ってくると、露店の前で女の子がうさんくさそうな商人からトリヤキを買っていた。
ふんわりウエーブの薄い金髪に、魔法使いっぽい落ち着いた色のマントとドレスみたいな服。遠くから見てもスゲェ綺麗な子だ。
さすがファンタジー世界の住人。エルもそうだけど、明らかに作画で力入りまくってるのが普通に街歩いてるからビックリする。
綺麗な所作で食べきったその子が微笑むと、商人はニタリと笑う。
……もうちょっと怪しさ隠せよ。絶対何か企んでるだろ。
「ごちそうさまでした。お代はいかほどですか?」
ビックリして思わずそっちを向いてしまった。
マジかよ、買う前に食ったのかよ。多分俺と似たような事を思ってそうな人が、何人か向こう側で様子を見ている。
商人は怪しいニタニタ笑いを浮かべて口を開いた。
「1000ゴールドでございます」
うえっ高っ! 屋台じゃ半分以下だぞボッタクリだろ!!
だけど周りの店主は何も言わない。我関せずで呼び込みをしてる。
「なあエル、あれって」
「商品の値段は店主の裁量だ。何も知らずに買う旅人が悪い。奴は値段すら聞いていないのだから反論の余地は無いだろう」
冷静な返しに思わず黙ってしまった。
まるであれだ、観光客向けに高めの商品並べてるやつ。でも二倍は酷いし値段もちゃんと伝えてないとか悪意がありすぎる。
……確かにちゃんと値段聞かないのも良くない、けど。この世界もちゃんと値札を置いてるし、無くても確認してから皆買ってる。食べたんじゃ返しますって訳にもいかないし。
でも、でもさぁ……どう考えてもボッタクリだろ。
エルみたいに冷静には見れなくて、割って入ろうか悩んでいると。
「まぁ、そうですの。向こうの屋台では半額以下でしたけれども」
女の子が微笑んだ。ちゃんと他の店の値段を知ってたらしい。良く通る声でころころと笑っている。
「同じ街だというのに、一体おいくらで仕入れをなさったのかしら。よほどご商売が不得手でいらっしゃるのね」
小首を傾げる可愛い顔から出てきたのは、超がつく程の煽り文句。クラスを仕切ってたボスってあだ名の女子をうっかり思い出して震えた。
いじめられてたわけじゃないけど、何せ口喧嘩させると強かったんだ。どこの世界も強い女子はめちゃくちゃ強いな。
「このアマ、馬鹿にしやがって……!」
煽られた商人が掴みかかろうと女の子に手を伸ばした。さすがにマズイと思って止めに入ろうとしたら、肩を捕まれてたたらを踏む。
「ちょっ、何すんだよ!」
「プニンを倒すのにすら手間取る薬草が、到底人間の男に勝てるとは思えん」
エルの言葉がコンプレックスの急所に深々と突き刺さって、リアルにぐぅっと呻いてしまった。
それはそうだけど。レベル上がっても腕力だけ面白いぐらいに上がらないけど。そんな直球で言わなくてもいいじゃんか……。
そんなやり取りをしてる間に、女の子はひらりと身をかわして距離を取っていて。
「暴力をふるうのは頂けませんわね」
「そっ、そーだそーだ! 暴力反対!」
やるなら今だと商人へ思わずヤジを飛ばす。ちょっとギロッと睨まれたけど、周りで様子見してた人達も同調してくれたお陰で殴りかかられるまではいかずに済んだ。
女の子はちらっと驚いた様子でこっちを見て、すぐにふっと微笑む。安心しろと言ってるみたいな表情だ。
「わたくし、これでも魔法使いですの」
ぼ、と小さな炎が女の子の指先に現れた。
更にぼぼぼぼと連続して浮かんできて、手の平くらいのサイズになって。そこから小さな炎が生まれては女の子の周りで揺らぎながら分裂して増えていく。
すげぇ、魔法だ。
なんだかんだエルと組んではじまりの村を出てしまったから、眼鏡な魔法使いの戦闘シーンは拝めなかったんだ。魔法使ってんの初めて見た。こんな状況だけどちょっと感動。
「なんならこの露店ごと、こーんがり焼き上げて差し上げてもよろしくてよ?」
にっこりと微笑みながら凄まじく物騒な事を言う。
女の子を囲む炎が一気に大きくなった。さすがにこれには当事者の商人だけじゃなくて、我関せずだった周りの商人も顔を真っ青にして慌て始める。
そりゃそうだ、本気で火をつけられて燃え広がったりしたら一大事だもんな。
「まっ、誠に申し訳ございません! この馬鹿者にはよく言って聞かせますので何卒! 何卒お許しください!!」
時代劇みたいな事を言いながら、周りの商人がボッタクリかまそうとした商人を地面に押し付けてひれ伏した。この世界でも土下座は謝罪の最上級らしい。
「先程のお代も不要でございます! どうかその炎をお鎮め下さい!!」
「あら、わたくし恫喝して食い逃げをしたい訳ではありませんのよ」
もう半泣きみたいな顔になってる商人の手を取ると、チャリンと音をたてて金貨を五枚持たせた。
ややこしいけど金貨五枚は500ゴールドだ。金貨一枚100ゴールド、銀貨一枚10ゴールド、銅貨一枚1ゴールド。
正直円やドルに呼び方変えてほしい。ギルでもガルドでもいい。とりあえず、混乱するからゴールドとかシルバーとかカッパー以外に変えてほしい。
ぽかんと開いた口が塞がらない様子の商人集団に、女の子は炎を背にニコリと一層微笑んだ。
「暴力行為はいただけませんけれども、お店の品物は大変美味しゅうございましたわ。他の方に追いつけるよう、商いの研鑽を積んでくださいな」
そんな励ましてんだか煽ってんだか分からない言葉をかけて、この場の主役は立ち去って行った。
一同ぽかんと女の子を見送って、少しずつ通常運転に戻っていく。俺もエルに連れられて馬車の乗車券を買いにギルドの方へ向かう。
普通の乗り合い馬車とは別にギルドの持ってる乗り合い馬車があるらしい。専用バスみたいなもんだろすげぇじゃんと思ったけど、冒険者が普通の馬車を塞いでしまうからなんだとか。
そんな話を聞いてる間に、お屋敷かと思うくらい立派なレンガの建物に着いた。中に入ると始まりの村よりだいぶ立派な食堂が広がっている。
……ギルドだよな。完全に居酒屋みたいな勢いでムキムキ軍団の飲み会始まってんだけど。
「あら、貴方は先程の」
「えっ? あっ、さっきの露店の」
かけられた声に振り向くと、ボッタクリ商人を土下座させた女の子が立っていた。
「あの時は助けて頂いてありがとうございました」
「えっ!? いやっ、あのっ、何も俺は……っ」
にこりと真正面から微笑まれてキョドってしまった。主に二次元の美少女を眺めるのはいくらでも出来るけど、逆に美少女から見つめられるのはちょっとだいぶ刺激が強い。
大体俺は本気で何も出来てない。割り込もうとはしたけどエルに止められて何も出来なかったし。多分割り込んでもぶん殴られて返り討ちだっただろうし。
どうせ戦力外だよと一人しょぼくれていると、女の子が軽い握りこぶしを顔の横に持ってくる。何かのアイドルポーズなんだろうか。
「暴力ー、はんたーい」
「……あ」
くすくす笑いながら拳を宙に振り上げた。
あの動作はあれだ、俺が飛ばしたヤジだ。
「見るからに厄介事の雰囲気で、声を大にしてわたくしの味方をして下さったのは初めてでしたの。とても心強かったですわ」
確かに周りは様子を見てる感じだったな。商人が殴りかかった時は流石に何人か走り出そうとしてたけど。
なのに気休めのヤジで感謝されるのはちょっと……申し訳ないというか何というか。
「いやあの、他の人も助けようとしてたよ。殴られそうになってた時とか駆けつけようとしてた人いたし」
きょとんとした女の子は、少し間を置いてまたふわりと笑った。
「まあ、そうですの? ならばこの依頼は張り切らないといけませんわね」
「依頼?」
「街道に出る魔物の討伐隊募集です」
そんな事を言いながら、女の子は手に持ったカードみたいなやつを手帳みたいなケースにしまい込む。
すると我関せずだったエルがぴくっと反応した。
「街道の討伐隊……魔物が塞いでいるのか」
「ええ。王都への道が使えなくなってしまっていて、身動きが取れない方が多いようですわね」
「えっ……ええ――――ッッ!?」
待て待て待て待て!
俺達も王都へ行くんだけど!!
なんと夜だけじゃなく朝の市場もあって、出てた屋台でたらふく飯を食った。今回はちゃんと値段を見ながら。経済感覚は大事だからな。
食べ物の値段からすると1ゴールドが1円くらいだと思う。昨日食べた焼鳥みたいな、トリヤキってまんまな名前だった串焼きが妙に安いくらいで。
何でだろって思ったらデカかった。鳥が。背丈が人間の大人くらいあるデッカイ鶏から肉を取るらしい。そりゃ沢山とれて値段も下がるだろ。
あんまりでかくてモンスターじゃないかって思ったけど違うらしい。狼みたいなモンスターのウルフよりデカイのに。
朝の料理市を満喫して中央通りに戻ってくると、露店の前で女の子がうさんくさそうな商人からトリヤキを買っていた。
ふんわりウエーブの薄い金髪に、魔法使いっぽい落ち着いた色のマントとドレスみたいな服。遠くから見てもスゲェ綺麗な子だ。
さすがファンタジー世界の住人。エルもそうだけど、明らかに作画で力入りまくってるのが普通に街歩いてるからビックリする。
綺麗な所作で食べきったその子が微笑むと、商人はニタリと笑う。
……もうちょっと怪しさ隠せよ。絶対何か企んでるだろ。
「ごちそうさまでした。お代はいかほどですか?」
ビックリして思わずそっちを向いてしまった。
マジかよ、買う前に食ったのかよ。多分俺と似たような事を思ってそうな人が、何人か向こう側で様子を見ている。
商人は怪しいニタニタ笑いを浮かべて口を開いた。
「1000ゴールドでございます」
うえっ高っ! 屋台じゃ半分以下だぞボッタクリだろ!!
だけど周りの店主は何も言わない。我関せずで呼び込みをしてる。
「なあエル、あれって」
「商品の値段は店主の裁量だ。何も知らずに買う旅人が悪い。奴は値段すら聞いていないのだから反論の余地は無いだろう」
冷静な返しに思わず黙ってしまった。
まるであれだ、観光客向けに高めの商品並べてるやつ。でも二倍は酷いし値段もちゃんと伝えてないとか悪意がありすぎる。
……確かにちゃんと値段聞かないのも良くない、けど。この世界もちゃんと値札を置いてるし、無くても確認してから皆買ってる。食べたんじゃ返しますって訳にもいかないし。
でも、でもさぁ……どう考えてもボッタクリだろ。
エルみたいに冷静には見れなくて、割って入ろうか悩んでいると。
「まぁ、そうですの。向こうの屋台では半額以下でしたけれども」
女の子が微笑んだ。ちゃんと他の店の値段を知ってたらしい。良く通る声でころころと笑っている。
「同じ街だというのに、一体おいくらで仕入れをなさったのかしら。よほどご商売が不得手でいらっしゃるのね」
小首を傾げる可愛い顔から出てきたのは、超がつく程の煽り文句。クラスを仕切ってたボスってあだ名の女子をうっかり思い出して震えた。
いじめられてたわけじゃないけど、何せ口喧嘩させると強かったんだ。どこの世界も強い女子はめちゃくちゃ強いな。
「このアマ、馬鹿にしやがって……!」
煽られた商人が掴みかかろうと女の子に手を伸ばした。さすがにマズイと思って止めに入ろうとしたら、肩を捕まれてたたらを踏む。
「ちょっ、何すんだよ!」
「プニンを倒すのにすら手間取る薬草が、到底人間の男に勝てるとは思えん」
エルの言葉がコンプレックスの急所に深々と突き刺さって、リアルにぐぅっと呻いてしまった。
それはそうだけど。レベル上がっても腕力だけ面白いぐらいに上がらないけど。そんな直球で言わなくてもいいじゃんか……。
そんなやり取りをしてる間に、女の子はひらりと身をかわして距離を取っていて。
「暴力をふるうのは頂けませんわね」
「そっ、そーだそーだ! 暴力反対!」
やるなら今だと商人へ思わずヤジを飛ばす。ちょっとギロッと睨まれたけど、周りで様子見してた人達も同調してくれたお陰で殴りかかられるまではいかずに済んだ。
女の子はちらっと驚いた様子でこっちを見て、すぐにふっと微笑む。安心しろと言ってるみたいな表情だ。
「わたくし、これでも魔法使いですの」
ぼ、と小さな炎が女の子の指先に現れた。
更にぼぼぼぼと連続して浮かんできて、手の平くらいのサイズになって。そこから小さな炎が生まれては女の子の周りで揺らぎながら分裂して増えていく。
すげぇ、魔法だ。
なんだかんだエルと組んではじまりの村を出てしまったから、眼鏡な魔法使いの戦闘シーンは拝めなかったんだ。魔法使ってんの初めて見た。こんな状況だけどちょっと感動。
「なんならこの露店ごと、こーんがり焼き上げて差し上げてもよろしくてよ?」
にっこりと微笑みながら凄まじく物騒な事を言う。
女の子を囲む炎が一気に大きくなった。さすがにこれには当事者の商人だけじゃなくて、我関せずだった周りの商人も顔を真っ青にして慌て始める。
そりゃそうだ、本気で火をつけられて燃え広がったりしたら一大事だもんな。
「まっ、誠に申し訳ございません! この馬鹿者にはよく言って聞かせますので何卒! 何卒お許しください!!」
時代劇みたいな事を言いながら、周りの商人がボッタクリかまそうとした商人を地面に押し付けてひれ伏した。この世界でも土下座は謝罪の最上級らしい。
「先程のお代も不要でございます! どうかその炎をお鎮め下さい!!」
「あら、わたくし恫喝して食い逃げをしたい訳ではありませんのよ」
もう半泣きみたいな顔になってる商人の手を取ると、チャリンと音をたてて金貨を五枚持たせた。
ややこしいけど金貨五枚は500ゴールドだ。金貨一枚100ゴールド、銀貨一枚10ゴールド、銅貨一枚1ゴールド。
正直円やドルに呼び方変えてほしい。ギルでもガルドでもいい。とりあえず、混乱するからゴールドとかシルバーとかカッパー以外に変えてほしい。
ぽかんと開いた口が塞がらない様子の商人集団に、女の子は炎を背にニコリと一層微笑んだ。
「暴力行為はいただけませんけれども、お店の品物は大変美味しゅうございましたわ。他の方に追いつけるよう、商いの研鑽を積んでくださいな」
そんな励ましてんだか煽ってんだか分からない言葉をかけて、この場の主役は立ち去って行った。
一同ぽかんと女の子を見送って、少しずつ通常運転に戻っていく。俺もエルに連れられて馬車の乗車券を買いにギルドの方へ向かう。
普通の乗り合い馬車とは別にギルドの持ってる乗り合い馬車があるらしい。専用バスみたいなもんだろすげぇじゃんと思ったけど、冒険者が普通の馬車を塞いでしまうからなんだとか。
そんな話を聞いてる間に、お屋敷かと思うくらい立派なレンガの建物に着いた。中に入ると始まりの村よりだいぶ立派な食堂が広がっている。
……ギルドだよな。完全に居酒屋みたいな勢いでムキムキ軍団の飲み会始まってんだけど。
「あら、貴方は先程の」
「えっ? あっ、さっきの露店の」
かけられた声に振り向くと、ボッタクリ商人を土下座させた女の子が立っていた。
「あの時は助けて頂いてありがとうございました」
「えっ!? いやっ、あのっ、何も俺は……っ」
にこりと真正面から微笑まれてキョドってしまった。主に二次元の美少女を眺めるのはいくらでも出来るけど、逆に美少女から見つめられるのはちょっとだいぶ刺激が強い。
大体俺は本気で何も出来てない。割り込もうとはしたけどエルに止められて何も出来なかったし。多分割り込んでもぶん殴られて返り討ちだっただろうし。
どうせ戦力外だよと一人しょぼくれていると、女の子が軽い握りこぶしを顔の横に持ってくる。何かのアイドルポーズなんだろうか。
「暴力ー、はんたーい」
「……あ」
くすくす笑いながら拳を宙に振り上げた。
あの動作はあれだ、俺が飛ばしたヤジだ。
「見るからに厄介事の雰囲気で、声を大にしてわたくしの味方をして下さったのは初めてでしたの。とても心強かったですわ」
確かに周りは様子を見てる感じだったな。商人が殴りかかった時は流石に何人か走り出そうとしてたけど。
なのに気休めのヤジで感謝されるのはちょっと……申し訳ないというか何というか。
「いやあの、他の人も助けようとしてたよ。殴られそうになってた時とか駆けつけようとしてた人いたし」
きょとんとした女の子は、少し間を置いてまたふわりと笑った。
「まあ、そうですの? ならばこの依頼は張り切らないといけませんわね」
「依頼?」
「街道に出る魔物の討伐隊募集です」
そんな事を言いながら、女の子は手に持ったカードみたいなやつを手帳みたいなケースにしまい込む。
すると我関せずだったエルがぴくっと反応した。
「街道の討伐隊……魔物が塞いでいるのか」
「ええ。王都への道が使えなくなってしまっていて、身動きが取れない方が多いようですわね」
「えっ……ええ――――ッッ!?」
待て待て待て待て!
俺達も王都へ行くんだけど!!
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