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第四章
87話
狼達との死闘を制した俺達は、生き残った喜びを噛みしめながら皆その場に座り込んでいた。
早朝に襲撃されて数時間戦いっ放し。
皆クタクタで放心状態だ。喜びの声を上げる気力もない。
「皆、よくやった。疲れ切っているとは思うがもう一踏ん張り頼む。このまま狼共を放置すれば他の獣や魔物が血の匂いに引き寄せられてくるかも知れん。だから死体を処理するぞ」
今回の討伐隊リーダーを任されているルーベンが、へたり込んでいる皆を見回しながら言った。
確かにこのままの状況はよくない。
俺ももう一働きしよう。
「ルーベンさん、狼達は俺がアイテムボックスに入れておきます。ここで剥ぎ取りとかするより戻ってからの方が安全ですから。皆さんはマイクさん達をお願いします」
「……そうだな。すまんが頼む」
ルーベンはそう言って倒れているマイク達を運びに行った。
俺は辺り一面に転がっている狼の死体を片っ端からアイテムボックスへ入れていった。
普通種も魔物も全てアイテムボックスへ入れて、残すところはあの巨大なボス狼だけとなった。
アイテムボックスへ入れるためにボスへ近づこうとした時、ルーベンに呼ばれた。
「どうしました? あっ、イレネさん!気が付いたんですね」
「えぇ、心配かけちゃったわね」
「すまんが、彼等もアイテムボックスへ入れてやって欲しいんだが、まだ余裕はあるか?」
ルーベンは戦死したマイク達の方へ目をやりながら聞いていた。
普通は遺体を持ち帰ることはなく、その場で火葬や土葬をする。遺体を持って帰るほどの余裕はないのだ。
だが今は俺がいる。
遺族だってギルドカード1枚で家族の死を告げられるより、遺体が帰ってきた方が納得できるというものだ。
「はい、任せてください」
そう言って地面に横たわっているマイク達をアイテムボックスへ入れた。
「後はボスを回収したら終わりです」
「そうか。俺もボスを見ておくか。今回の全ての元凶だからな」
「俺も見させてもらうぞ」
ルーベンだけでなく皆付いてくることになった。
イレネの足取りもしっかりしている。大丈夫そうでよかった。
いや、怪我をしていても治療薬があれば問題ないか。
ボスを目の前にするとその巨体さに改めて驚かされる。
足なんて俺の体より太そうだった。
「こう間近で見ると……」
「よくこんなのを一撃で倒せたな」
「あははは。でも一発食らって頭半分ない状態でも吠えましたからね」
「……そうだったな……」
毛皮を触ってみたり吹き飛ばされなかった牙を見たりしていた。
このままではいつまで経っても終わらない。
「すみません、そろそろいいですか?」
「お、おお。ほれ、皆離れろよ。 よし、ドルテナいいぞ」
ルーベンが皆をボスから離れさせてくれたのでアイテムボックスへ入れ……あれ?
「ん?ドルテナ、もう入れてもいいぞ。……どうした?」
「あ、はい。それがですね。……アイテムボックスに入らないんですよ」
「何?容量オーバーか?」
「いえ、それはないです」
そう。容量オーバーなんてなるわけがない。俺のアイテムボックスは容量無制限だからな。
なら何でだ?
アイテムボックスに入れられない訳……。
入れられない物……。
生き物……。
……。
…。
ッ!まさか?!
俺は慌ててアイテムボックスに入れていたアサルトライフル【FN SCAR-H】を取り出し、レバーを引いていつでも発砲出来る状態でボスの死体へ向けた。
いや、死体と思うものへ。
俺がいきなり武器を構えたのを見た皆は一瞬ポカンとしたが、各々武器を構えたり距離を取ったりした。
「ドルテナ?」
ルーベンが俺を見て説明を求めた。
「アイテムボックスの容量にはまだ余裕があります。このボスのデカさくらい問題ありません。なのにこいつを入れることが出来ない。アイテムボックスに入れられない物……つまり生きている物」
そう、ボスがまだ死んでいない可能性大。
でも危険察知は反応していない。何故だ?
それを聞いたルーベンは直ぐに魔物の腹に耳を当てた。
「クソ!マジかよ!!心臓の音が聞こえやがる!」
ルーベンは魔物の胸辺りから心臓に向けて剣を突き刺した。
ー ガギン! ー
しかし変異種と言ってもおかしくないほどに巨大化した狼の皮膚は硬く、ルーベンの剣は弾き返された。
「ッな!どんだけ硬えんだよ!おい、心臓だ!心臓を止めろ!」
「おお!」
「せい!」
それに答えて皆が剣を突き刺したり斬りかかったりするものの、ボスの皮膚を貫けられた人はいなかった。
「ダメだ。全然歯が立たねぇ。ドルテナ、頼んだ」
「わかりました!皆さん離れてください!」
FN SCAR-Hから、ボスの頭を吹っ飛ばしたアンチマテリアルライフル【Barrett M82】に持ち替えた俺は、腰だめに構えて至近距離から心臓があると思う場所へ向けて発砲。
これだけ近ければ狙いを付けなくても外れる訳がない。
ー ダンッ!! ー
銃声と共にボスの胸の辺りがはじけ飛んだ。
内臓と共に……。うげぇ。
ルーベンが掛けより直弾地点を確認している。
すると慌てて横たわっている胴体へ登り、両手で剣を持ちそのまま下に向かって思いっ切り突き刺した。
突き刺した地点から勢いよく血が噴き出してルーベンを真っ赤に染めた。
何だったんだ??
皆で凝視しているとルーベンが腕を突き上げて叫んだ。
取ったどぉぉ!
あ、いや、違うな。
ボスに近けば、アンチマテリアルライフル【Barrett M82】で吹き飛ばされた胸辺りがバックリと開いており、そこから剣が刺さった心臓が見えていた。
「これは?」
「ああ、俺が見たとき心臓がまだ動いてたんだ。で、トドメを刺したって訳だ」
頭も吹き飛ばされて(半分だけと)内蔵も吹き飛んだのに心臓が動いてたとは……。
「じゃ今度こそ死んだって事ですかね?」
「そういうこった。さぁ、ドルテナ、こいつをアイテムボックスに入れてくれ。それとベンハミン、悪いが何処か体を洗えるところはねぇか?沢でも池でもいいんだが」
「野営したところまで戻らないと無理だ。我慢してくれ」
真っ赤なルーベンはガックリと肩を落とした。
あれだけ汚れてたらそうもなるよな。
さてと、俺はボスを片付けてしまおう。
と思っていたらイレネが心臓を見ながら首を傾げている。
「どうかしましたか?」
「う~ん、ここなんだけどね。何か光ってたのよ?」
そう言って指をさしたのはルーベンが剣を引き抜いた跡だった。
イレネはルーベンが剣を抜いたとき、一瞬だが穴から光が漏れていたそうだ。
何かあっても困るので、確かめるためにサバイバルナイフを取り出して心臓を切っていくと、ゴトンと眩く光り輝く玉が心臓から出てきた。
その玉は直ぐに光を失ったがとても綺麗だった。
ガラスのような透明の玉で、中には縦長のサファイアのような宝石が埋まっていて、猫の目のようだ。
「わぁ、綺麗~」
イレネが宝石とも言えるような不思議な玉を抱きかかえながら、キラキラとした眼差しで見つめていた。
大きさはバスケットボール位はありそうだ。
どこの世界の女性も宝石には目がないからね。
暫くイレネに持っておいてもらおう。
俺は今度こそアイテムボックスにボスを入れて辺りを見回した。
当初の予定や予想とは大きくかけ離れた結果になったが、ヒュペリトを脅かしていた狼の魔物は討伐できた。
後はヒュペリトに帰ってリアナにもう一度会いに行こう。
「えっ?なに?なになに?!」
リアナの笑顔を思い出しているとイレネが急に騒ぎ出した。
何事かと思いそちらをみると、イレネが持っていたあの玉がまた光り始めていた。
その光は、全てを飲み込むかのように強く光り始めた。
光の渦はイレネを覆い隠すだけでなく、周りの景色も飲み込みながら視野を奪っていく。
「イレネ! イレネ!!」
フレディの声が聞こえるが姿は見えない。
あの玉はいったい何なんだ?
もしかしてあれも魔物の何かか?!
いや、違うな。危険察知が反応していない。
俺も光の渦に飲み込まれ辺りの景色が全て光の中に消え、白一色の世界となったとき、ふと思い出した。
鑑定スキルがあるじゃないか!
「か、鑑定!!」
『ダンジョンコア(破片)』
「ふへ?」
俺の間抜けな声は誰に届くこともなく、白い闇と化した世界に消えていった。
早朝に襲撃されて数時間戦いっ放し。
皆クタクタで放心状態だ。喜びの声を上げる気力もない。
「皆、よくやった。疲れ切っているとは思うがもう一踏ん張り頼む。このまま狼共を放置すれば他の獣や魔物が血の匂いに引き寄せられてくるかも知れん。だから死体を処理するぞ」
今回の討伐隊リーダーを任されているルーベンが、へたり込んでいる皆を見回しながら言った。
確かにこのままの状況はよくない。
俺ももう一働きしよう。
「ルーベンさん、狼達は俺がアイテムボックスに入れておきます。ここで剥ぎ取りとかするより戻ってからの方が安全ですから。皆さんはマイクさん達をお願いします」
「……そうだな。すまんが頼む」
ルーベンはそう言って倒れているマイク達を運びに行った。
俺は辺り一面に転がっている狼の死体を片っ端からアイテムボックスへ入れていった。
普通種も魔物も全てアイテムボックスへ入れて、残すところはあの巨大なボス狼だけとなった。
アイテムボックスへ入れるためにボスへ近づこうとした時、ルーベンに呼ばれた。
「どうしました? あっ、イレネさん!気が付いたんですね」
「えぇ、心配かけちゃったわね」
「すまんが、彼等もアイテムボックスへ入れてやって欲しいんだが、まだ余裕はあるか?」
ルーベンは戦死したマイク達の方へ目をやりながら聞いていた。
普通は遺体を持ち帰ることはなく、その場で火葬や土葬をする。遺体を持って帰るほどの余裕はないのだ。
だが今は俺がいる。
遺族だってギルドカード1枚で家族の死を告げられるより、遺体が帰ってきた方が納得できるというものだ。
「はい、任せてください」
そう言って地面に横たわっているマイク達をアイテムボックスへ入れた。
「後はボスを回収したら終わりです」
「そうか。俺もボスを見ておくか。今回の全ての元凶だからな」
「俺も見させてもらうぞ」
ルーベンだけでなく皆付いてくることになった。
イレネの足取りもしっかりしている。大丈夫そうでよかった。
いや、怪我をしていても治療薬があれば問題ないか。
ボスを目の前にするとその巨体さに改めて驚かされる。
足なんて俺の体より太そうだった。
「こう間近で見ると……」
「よくこんなのを一撃で倒せたな」
「あははは。でも一発食らって頭半分ない状態でも吠えましたからね」
「……そうだったな……」
毛皮を触ってみたり吹き飛ばされなかった牙を見たりしていた。
このままではいつまで経っても終わらない。
「すみません、そろそろいいですか?」
「お、おお。ほれ、皆離れろよ。 よし、ドルテナいいぞ」
ルーベンが皆をボスから離れさせてくれたのでアイテムボックスへ入れ……あれ?
「ん?ドルテナ、もう入れてもいいぞ。……どうした?」
「あ、はい。それがですね。……アイテムボックスに入らないんですよ」
「何?容量オーバーか?」
「いえ、それはないです」
そう。容量オーバーなんてなるわけがない。俺のアイテムボックスは容量無制限だからな。
なら何でだ?
アイテムボックスに入れられない訳……。
入れられない物……。
生き物……。
……。
…。
ッ!まさか?!
俺は慌ててアイテムボックスに入れていたアサルトライフル【FN SCAR-H】を取り出し、レバーを引いていつでも発砲出来る状態でボスの死体へ向けた。
いや、死体と思うものへ。
俺がいきなり武器を構えたのを見た皆は一瞬ポカンとしたが、各々武器を構えたり距離を取ったりした。
「ドルテナ?」
ルーベンが俺を見て説明を求めた。
「アイテムボックスの容量にはまだ余裕があります。このボスのデカさくらい問題ありません。なのにこいつを入れることが出来ない。アイテムボックスに入れられない物……つまり生きている物」
そう、ボスがまだ死んでいない可能性大。
でも危険察知は反応していない。何故だ?
それを聞いたルーベンは直ぐに魔物の腹に耳を当てた。
「クソ!マジかよ!!心臓の音が聞こえやがる!」
ルーベンは魔物の胸辺りから心臓に向けて剣を突き刺した。
ー ガギン! ー
しかし変異種と言ってもおかしくないほどに巨大化した狼の皮膚は硬く、ルーベンの剣は弾き返された。
「ッな!どんだけ硬えんだよ!おい、心臓だ!心臓を止めろ!」
「おお!」
「せい!」
それに答えて皆が剣を突き刺したり斬りかかったりするものの、ボスの皮膚を貫けられた人はいなかった。
「ダメだ。全然歯が立たねぇ。ドルテナ、頼んだ」
「わかりました!皆さん離れてください!」
FN SCAR-Hから、ボスの頭を吹っ飛ばしたアンチマテリアルライフル【Barrett M82】に持ち替えた俺は、腰だめに構えて至近距離から心臓があると思う場所へ向けて発砲。
これだけ近ければ狙いを付けなくても外れる訳がない。
ー ダンッ!! ー
銃声と共にボスの胸の辺りがはじけ飛んだ。
内臓と共に……。うげぇ。
ルーベンが掛けより直弾地点を確認している。
すると慌てて横たわっている胴体へ登り、両手で剣を持ちそのまま下に向かって思いっ切り突き刺した。
突き刺した地点から勢いよく血が噴き出してルーベンを真っ赤に染めた。
何だったんだ??
皆で凝視しているとルーベンが腕を突き上げて叫んだ。
取ったどぉぉ!
あ、いや、違うな。
ボスに近けば、アンチマテリアルライフル【Barrett M82】で吹き飛ばされた胸辺りがバックリと開いており、そこから剣が刺さった心臓が見えていた。
「これは?」
「ああ、俺が見たとき心臓がまだ動いてたんだ。で、トドメを刺したって訳だ」
頭も吹き飛ばされて(半分だけと)内蔵も吹き飛んだのに心臓が動いてたとは……。
「じゃ今度こそ死んだって事ですかね?」
「そういうこった。さぁ、ドルテナ、こいつをアイテムボックスに入れてくれ。それとベンハミン、悪いが何処か体を洗えるところはねぇか?沢でも池でもいいんだが」
「野営したところまで戻らないと無理だ。我慢してくれ」
真っ赤なルーベンはガックリと肩を落とした。
あれだけ汚れてたらそうもなるよな。
さてと、俺はボスを片付けてしまおう。
と思っていたらイレネが心臓を見ながら首を傾げている。
「どうかしましたか?」
「う~ん、ここなんだけどね。何か光ってたのよ?」
そう言って指をさしたのはルーベンが剣を引き抜いた跡だった。
イレネはルーベンが剣を抜いたとき、一瞬だが穴から光が漏れていたそうだ。
何かあっても困るので、確かめるためにサバイバルナイフを取り出して心臓を切っていくと、ゴトンと眩く光り輝く玉が心臓から出てきた。
その玉は直ぐに光を失ったがとても綺麗だった。
ガラスのような透明の玉で、中には縦長のサファイアのような宝石が埋まっていて、猫の目のようだ。
「わぁ、綺麗~」
イレネが宝石とも言えるような不思議な玉を抱きかかえながら、キラキラとした眼差しで見つめていた。
大きさはバスケットボール位はありそうだ。
どこの世界の女性も宝石には目がないからね。
暫くイレネに持っておいてもらおう。
俺は今度こそアイテムボックスにボスを入れて辺りを見回した。
当初の予定や予想とは大きくかけ離れた結果になったが、ヒュペリトを脅かしていた狼の魔物は討伐できた。
後はヒュペリトに帰ってリアナにもう一度会いに行こう。
「えっ?なに?なになに?!」
リアナの笑顔を思い出しているとイレネが急に騒ぎ出した。
何事かと思いそちらをみると、イレネが持っていたあの玉がまた光り始めていた。
その光は、全てを飲み込むかのように強く光り始めた。
光の渦はイレネを覆い隠すだけでなく、周りの景色も飲み込みながら視野を奪っていく。
「イレネ! イレネ!!」
フレディの声が聞こえるが姿は見えない。
あの玉はいったい何なんだ?
もしかしてあれも魔物の何かか?!
いや、違うな。危険察知が反応していない。
俺も光の渦に飲み込まれ辺りの景色が全て光の中に消え、白一色の世界となったとき、ふと思い出した。
鑑定スキルがあるじゃないか!
「か、鑑定!!」
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「ふへ?」
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