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第五章
88話
「お待たせしましたぁ。朝食セットです」
「お姉さん、ごちそうさま」
「はい、ありがとうございます。皆様、いってらっしゃいませ」
朝御飯を食べ終わった客達はウエイトレスに見送られ、それぞれの仕事に出かけて行く。
客は商人や冒険者が殆どだ。
朝の混雑が一段落したころ、ウエイトレスは女将に声をかけられた。
「そろそろ落ち着いてきたわね。もう上がってもいいわよ」
「はい。ではお先に休憩します。今日のお昼は私が厨房でしたよね?」
「ええ、今日は私が表でエルビラさんが厨房の日よ。頼むわね」
「はい」
女将のドロシーに一礼して自分が借りている一葉の部屋へ戻って行った。
ドルテナがランクアップのために狼の魔物討伐に出かけて6日目。
予定通りなら明日の夕方には帰ってくるが、狼の群れの捜索に手間取れば数日は延びる可能性もある。
エルビラはドルテナが出かけて行ったその日。1人ですることがなく、ただボーッと1日を過ごした。
しかしこれではいけないと思ったエルビラは、一葉の女将のドロシーにお願いして仕事をするようになっていた。
エルビラが一葉の仕事を始めたその日、一葉には大人数の商隊が宿泊していた。
料理が出来ると聞いていたドロシーは、大量の料理を作らなければならない厨房の手伝いをエルビラの仕事とした。
手伝いのつもりで厨房の仕事を割り当てたのだが、エルビラの料理の腕前が殊の外よく、今では調理まで行うようになっていた。
早くに母親を亡くし、小さい頃から料理を含めた家事全般を熟していたエルビラは一葉の即戦力となった。
今では昼の厨房を女将のドロシー、ドルテナの母、エルビラの3人でローテーションするようになっていた。
一葉の主でドロシーの夫のクストディオは、朝は休んで昼から夜の仕込みをするようになっていた。
少し余裕が出来たことで、新作メニューを考案する時間が取れるようになり、クストディオは喜んでいる。
部屋へ戻ってきたエルビラは、昼の仕事までの間に部屋の掃除や片付けをする。
宿に泊まっているのだから、本来は客が部屋の掃除をする必要はない。部屋の掃除は宿代に含まれているのだから。
ここ一葉の掃除はペリシアの仕事となっている。
つまり、自分の部屋を婚約者の妹に掃除させることになる。
それはエルビラが耐えられない。
ということで、自分の泊まっている部屋の掃除は自分ですることにしたのだ。
小さい頃から家の家事全般を熟していたエルビラにしてみれば、今泊まっている一部屋程度大したことではない。
予定通り討伐が終わったドルテナが、予定通り明日帰ってくる可能性がある。
父や自分を襲ってきた蛇の変異種を1人で、それも無傷で倒せる力を持っている未来の亭主が魔物に苦戦するとは考えられない。
「予定通りなら明日かぁ。お義母さんは2人だけで家に住んでもいいと言ってくれたけど……同棲生活……考えただけでドキドキするわ」
もしかすると明日の夜から2人だけの生活が始まることを想像して、1人勝手に顔を赤くさせているエルビラであった。
休憩が終わったエルビラは厨房へやって来た。
そこには既にドルテナの母、キャシーの姿があった。
キャシーは商店から届けられた食材を確認しているところだった。
「エルビラさん、ちょうどよかったわ。これとこれを食料庫へ持ってくれる?」
「はい、わかりました」
エルビラはキャシーが示した食材を厨房横の食料庫へ運ぶ。
昼に厨房へ入るときは、女将のドロシーかキャシーに色々な料理を習うようになっていた。
エルビラは物覚えがよく、2人が教える料理をスポンジが水を吸うように瞬く間に覚えていった。
昼時が終わり、厨房の忙しさも一段落した頃、エルビラがキャシーにある提案をした。
これはエルビラが厨房に入り、料理を教わるようになってから考えていたことだ。
それがキャシーに受け入れられたなら、自分の夢が叶うかも知れない。
その夢とは、得意な料理を仕事にすること。つまり食堂やカフェといった飲食店をやりたい。
この世界の女性は、結婚して子供を授かると基本家庭に入る。所謂専業主婦ってやつだ。
なのでエルビラも、結婚するまでに1度は飲食店で働いてみたいと思っていた。
そして子供が手から離れた後、叶うことなら自分のお店を持ちたいとも思っていた。
キャシーに提案したのは、ドルテナが帰ってきた後、直ぐでなくてもいいからお義母さんと義妹を含めた4人で食堂をやらないかと。
父の残してくれた薬剤店をリノベーションして食堂をオープンさせる。
資金は薬剤店に残っていた薬草などを売却すれば改装費は工面できるはずだ。
料理が得意な自分とお義母さんがいれば厨房は回るはずよね。
表はペリシアさんにお願いして……。
ドルテナ君にはお肉やハーブを取ってきてもらう。
家族でお店ができるって夢のようだわ。
「エルビラさんの夢。そうね、家族だけで暮らせるのは私としても嬉しいけど、いいの?大切なお店なんでしょ?」
エルビラの父、ヘイデンの形見でもあるお店を食堂に作り替えてしまうことをドロシーは気にしていた。
「はい、父の残してくれた大切なお店です。だからってあのまま、誰も使わずに朽ちていくのは嫌です。かといって売るのはもっと嫌です。確かに薬剤店ではなくなりますけど、自分の帰る場所であることは変わらないんです。自分が生きていくために必要なことならば父も許してくれます」
エルビラはしっかりとドロシーの目を見て自分の気持ちを伝えた。
それを感じたドロシーは首を縦に振り、エルビラの提案を受けることにした。
「テナーが帰ってきたらまたお話しましょう。テナーもいいとなれば話を進めましょうね。その前にお姉さんに相談して置かないといけないわね。私達の後任を見つけないと一葉が大変だわ」
「わかりました。ドルテナ君早く帰ってこないかな」
「早くても明日でしょ?そんなに急いで進める話ではないわよ?」
そう言って優しい笑顔を将来嫁となる可愛らしい少女へ向けた。
◆◇◆◇◆◇
翌日。
日が傾き始めた頃、エルビラは自分が借りている一葉の1室で寛いでいた。
いや、寛いでいるつもりでいたと言うべきか。
椅子を窓辺へと近づけて座り、外を眺めている。
その視線は部屋から見える通りへ向けられており、宿の前を通り過ぎていく人々の顔を見逃さまいとしていた。
仕事の方は、今日と明日の2日間お休みをもらっているので決してサボりではない。
今日はドルテナが帰ってくる日だから休みをもらい、明日はドルテナと2人でゆっくり過ごしたい為に休みをもらった。
ドルテナが討伐から帰ってくるまでの間だけ一葉で仕事をするつもりだったが、ドロシーやクストディオから料理を教えてもらえるのが楽しくなり、暫く続けることにしたのだ。
気が付けば外は既に日が暮れていた。
「門が閉まるギリギリに帰ってきて、ギルドによるとしたら……もう少し時間がかかるのかな?」
自分しかいない部屋で呟かれた言葉は誰に届くこともなく夜の闇に消える。
その後、いくら待っても待ち人は来ず、ドロシーが一向に晩御飯を食べに来ないエルビラを心配して部屋まで様子を見に来るまで外を眺めていた。
◆◇◆◇◆◇
翌日。
今日もエルビラは部屋から見える通りを歩いて行く人々の顔を、お昼御飯を食べるのを忘れるほど眺めていた。
そして日が暮れ、昨日と同じく心配したドロシーが様子を見に来るまで外を眺めていた。
そんなエルビラをドロシーは優しく抱き寄せた。
「エルビラさん。1日中部屋の中にいては体に毒よ?テナーを心配してくれるのは嬉しいけれど、それであなたが体を壊したらテナーは悲しむわ」
「でも、昨日帰るって言ってたんです」
「そうね。でも遅くなる可能性もあるって言っていたわ。今回は探しながらの討伐になるって言う話だから数日は延びても不思議ではないわよ?それにあの子のことだから大丈夫。私はテナーの戦うところは見たことないけれど、エルビラさんは見たんでしょ?」
エルビラがドロシーに抱かれたまま頷く。
「ならテナーの強さをエルビラさんは知ってるのよね?変異種を1人で倒すなんて我が息子ながら信じられないけど、その強さがあるならそうそうやられはしないはずよ。私達はテナーを信じて待ちましょう。ね?」
「はい、……お義母さん。うぅ…っ…う……」
ドロシーの言葉に今まで堪えていたものが堰を切ったようにあふれてきた。
しかし、翌日もそのまた翌日もドルテナが帰ってくることはなかった。
「お姉さん、ごちそうさま」
「はい、ありがとうございます。皆様、いってらっしゃいませ」
朝御飯を食べ終わった客達はウエイトレスに見送られ、それぞれの仕事に出かけて行く。
客は商人や冒険者が殆どだ。
朝の混雑が一段落したころ、ウエイトレスは女将に声をかけられた。
「そろそろ落ち着いてきたわね。もう上がってもいいわよ」
「はい。ではお先に休憩します。今日のお昼は私が厨房でしたよね?」
「ええ、今日は私が表でエルビラさんが厨房の日よ。頼むわね」
「はい」
女将のドロシーに一礼して自分が借りている一葉の部屋へ戻って行った。
ドルテナがランクアップのために狼の魔物討伐に出かけて6日目。
予定通りなら明日の夕方には帰ってくるが、狼の群れの捜索に手間取れば数日は延びる可能性もある。
エルビラはドルテナが出かけて行ったその日。1人ですることがなく、ただボーッと1日を過ごした。
しかしこれではいけないと思ったエルビラは、一葉の女将のドロシーにお願いして仕事をするようになっていた。
エルビラが一葉の仕事を始めたその日、一葉には大人数の商隊が宿泊していた。
料理が出来ると聞いていたドロシーは、大量の料理を作らなければならない厨房の手伝いをエルビラの仕事とした。
手伝いのつもりで厨房の仕事を割り当てたのだが、エルビラの料理の腕前が殊の外よく、今では調理まで行うようになっていた。
早くに母親を亡くし、小さい頃から料理を含めた家事全般を熟していたエルビラは一葉の即戦力となった。
今では昼の厨房を女将のドロシー、ドルテナの母、エルビラの3人でローテーションするようになっていた。
一葉の主でドロシーの夫のクストディオは、朝は休んで昼から夜の仕込みをするようになっていた。
少し余裕が出来たことで、新作メニューを考案する時間が取れるようになり、クストディオは喜んでいる。
部屋へ戻ってきたエルビラは、昼の仕事までの間に部屋の掃除や片付けをする。
宿に泊まっているのだから、本来は客が部屋の掃除をする必要はない。部屋の掃除は宿代に含まれているのだから。
ここ一葉の掃除はペリシアの仕事となっている。
つまり、自分の部屋を婚約者の妹に掃除させることになる。
それはエルビラが耐えられない。
ということで、自分の泊まっている部屋の掃除は自分ですることにしたのだ。
小さい頃から家の家事全般を熟していたエルビラにしてみれば、今泊まっている一部屋程度大したことではない。
予定通り討伐が終わったドルテナが、予定通り明日帰ってくる可能性がある。
父や自分を襲ってきた蛇の変異種を1人で、それも無傷で倒せる力を持っている未来の亭主が魔物に苦戦するとは考えられない。
「予定通りなら明日かぁ。お義母さんは2人だけで家に住んでもいいと言ってくれたけど……同棲生活……考えただけでドキドキするわ」
もしかすると明日の夜から2人だけの生活が始まることを想像して、1人勝手に顔を赤くさせているエルビラであった。
休憩が終わったエルビラは厨房へやって来た。
そこには既にドルテナの母、キャシーの姿があった。
キャシーは商店から届けられた食材を確認しているところだった。
「エルビラさん、ちょうどよかったわ。これとこれを食料庫へ持ってくれる?」
「はい、わかりました」
エルビラはキャシーが示した食材を厨房横の食料庫へ運ぶ。
昼に厨房へ入るときは、女将のドロシーかキャシーに色々な料理を習うようになっていた。
エルビラは物覚えがよく、2人が教える料理をスポンジが水を吸うように瞬く間に覚えていった。
昼時が終わり、厨房の忙しさも一段落した頃、エルビラがキャシーにある提案をした。
これはエルビラが厨房に入り、料理を教わるようになってから考えていたことだ。
それがキャシーに受け入れられたなら、自分の夢が叶うかも知れない。
その夢とは、得意な料理を仕事にすること。つまり食堂やカフェといった飲食店をやりたい。
この世界の女性は、結婚して子供を授かると基本家庭に入る。所謂専業主婦ってやつだ。
なのでエルビラも、結婚するまでに1度は飲食店で働いてみたいと思っていた。
そして子供が手から離れた後、叶うことなら自分のお店を持ちたいとも思っていた。
キャシーに提案したのは、ドルテナが帰ってきた後、直ぐでなくてもいいからお義母さんと義妹を含めた4人で食堂をやらないかと。
父の残してくれた薬剤店をリノベーションして食堂をオープンさせる。
資金は薬剤店に残っていた薬草などを売却すれば改装費は工面できるはずだ。
料理が得意な自分とお義母さんがいれば厨房は回るはずよね。
表はペリシアさんにお願いして……。
ドルテナ君にはお肉やハーブを取ってきてもらう。
家族でお店ができるって夢のようだわ。
「エルビラさんの夢。そうね、家族だけで暮らせるのは私としても嬉しいけど、いいの?大切なお店なんでしょ?」
エルビラの父、ヘイデンの形見でもあるお店を食堂に作り替えてしまうことをドロシーは気にしていた。
「はい、父の残してくれた大切なお店です。だからってあのまま、誰も使わずに朽ちていくのは嫌です。かといって売るのはもっと嫌です。確かに薬剤店ではなくなりますけど、自分の帰る場所であることは変わらないんです。自分が生きていくために必要なことならば父も許してくれます」
エルビラはしっかりとドロシーの目を見て自分の気持ちを伝えた。
それを感じたドロシーは首を縦に振り、エルビラの提案を受けることにした。
「テナーが帰ってきたらまたお話しましょう。テナーもいいとなれば話を進めましょうね。その前にお姉さんに相談して置かないといけないわね。私達の後任を見つけないと一葉が大変だわ」
「わかりました。ドルテナ君早く帰ってこないかな」
「早くても明日でしょ?そんなに急いで進める話ではないわよ?」
そう言って優しい笑顔を将来嫁となる可愛らしい少女へ向けた。
◆◇◆◇◆◇
翌日。
日が傾き始めた頃、エルビラは自分が借りている一葉の1室で寛いでいた。
いや、寛いでいるつもりでいたと言うべきか。
椅子を窓辺へと近づけて座り、外を眺めている。
その視線は部屋から見える通りへ向けられており、宿の前を通り過ぎていく人々の顔を見逃さまいとしていた。
仕事の方は、今日と明日の2日間お休みをもらっているので決してサボりではない。
今日はドルテナが帰ってくる日だから休みをもらい、明日はドルテナと2人でゆっくり過ごしたい為に休みをもらった。
ドルテナが討伐から帰ってくるまでの間だけ一葉で仕事をするつもりだったが、ドロシーやクストディオから料理を教えてもらえるのが楽しくなり、暫く続けることにしたのだ。
気が付けば外は既に日が暮れていた。
「門が閉まるギリギリに帰ってきて、ギルドによるとしたら……もう少し時間がかかるのかな?」
自分しかいない部屋で呟かれた言葉は誰に届くこともなく夜の闇に消える。
その後、いくら待っても待ち人は来ず、ドロシーが一向に晩御飯を食べに来ないエルビラを心配して部屋まで様子を見に来るまで外を眺めていた。
◆◇◆◇◆◇
翌日。
今日もエルビラは部屋から見える通りを歩いて行く人々の顔を、お昼御飯を食べるのを忘れるほど眺めていた。
そして日が暮れ、昨日と同じく心配したドロシーが様子を見に来るまで外を眺めていた。
そんなエルビラをドロシーは優しく抱き寄せた。
「エルビラさん。1日中部屋の中にいては体に毒よ?テナーを心配してくれるのは嬉しいけれど、それであなたが体を壊したらテナーは悲しむわ」
「でも、昨日帰るって言ってたんです」
「そうね。でも遅くなる可能性もあるって言っていたわ。今回は探しながらの討伐になるって言う話だから数日は延びても不思議ではないわよ?それにあの子のことだから大丈夫。私はテナーの戦うところは見たことないけれど、エルビラさんは見たんでしょ?」
エルビラがドロシーに抱かれたまま頷く。
「ならテナーの強さをエルビラさんは知ってるのよね?変異種を1人で倒すなんて我が息子ながら信じられないけど、その強さがあるならそうそうやられはしないはずよ。私達はテナーを信じて待ちましょう。ね?」
「はい、……お義母さん。うぅ…っ…う……」
ドロシーの言葉に今まで堪えていたものが堰を切ったようにあふれてきた。
しかし、翌日もそのまた翌日もドルテナが帰ってくることはなかった。
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