叶浦さん、パンツ穿いてないの!?

ぱぁ先生

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体育祭 幕開け

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ついにこの時がやってきた。
快晴で、体育祭を開催するにはもってこいの天候だ。
俺は、体育着に着替えてハチマキをしめた。なぜかハチマキをしめると気合が入ったような気になる。それはきっと俺だけじゃないはず。多分…
「楽しみだな」
(何が楽しみかって…それは…
女子の揺れる胸が!!
今まで封印していた俺のエロをここぞとばかりに発揮してやる!
俺の中でな!)
と、俺は1人息巻いていた。
(まぁ、もちろん1番は…)
「おはよ!今日はめっちゃいい天気だね!」
「おはよう桜ちゃん
そうだね、体育祭日和ってやつだね」
(桜ちゃんの揺れる胸が楽しみだ)
ちょっとニヤついていると桜ちゃんが不思議そうな表情で俺の顔を覗いてくる。
「体育祭そんなに楽しみにしてたの?」
「え、ま、まぁね‪!」
(危ねぇ危ねぇ…)
「桜ー!」
「あ、桃が呼んでる、ちょっと行ってくるね」
「うん」
走り去っていく彼女の背中を見つめ、俺はまた惹かれた。
既に恋心を抱いているとこんなにも好きな人が輝いて見えるのかと思いながら…
「よっ!紅葉」
「柚樹、おはよう」
「いよいよだな、体育祭」
「そうだな」
「俺さ、今日…桜ちゃんに告ろうと思ってんだ」
「!」
「マジ…歯止め効かなくてさ、今の思いをぶつけようと思う」
「そっか…頑張れよ!」
俺は親友の好きな人に恋をしてしまった。好きだと知りながら…
「ダメだ」なんてとても言えない。あんなに純粋に想っている親友の気持ちを壊したくない、でも諦めたくない。
(どうすればいいんだ…)
迷いが顔に出ていたのか、柚樹が俺の顔を覗き込む。
さっき、桜ちゃんがしてくれたようなアングルだったので、デジャヴと感じて
俺は一瞬動揺した。
「どうしたんだよそんな複雑そうな顔して」
「…何でもねぇよ」
「んな事ねぇだろ、なんかあるぜその顔は」
「何もないって、それよりもう開会式だぞ」
「もうそんな時間か!腕が鳴るぜー!」
(単純なヤツ…)
心配かけまいとかそんなんじゃなくてやっぱり打ち明けることが出来ないんだ。
臆病者だから。気が引ける。

開会式目前。各クラス整列し、入場行進から始まり、ソワソワしつつも体育祭の幕開けだ。
初夏、日差しも少し強く俄然やる気になる。
俺の出る種目は、綱引きと借り物レースだ。まだ、出番はなさそうなので応援席で、体育祭の様子を見ていた。
「さーて…女子の揺れる胸を拝みますか…」
「お前そんなこと考えてんのか!」
隣から荒々しい声が聞こえてきた。
(この声は…柚樹じゃないな…すると誰…)
「さ…笹木先生!」
隣に立っていたのは、体育教師の笹木武人先生だった。イケメンで優しいことから女子はもちろん、男らしいことにも定評があるので男子からも人気の先生である。ただ、体育のこととなるとスパルタストイック系の熱血教師に変貌する。
「笹木先生…こんなとこにいていいんですか?」
「ん?別に俺は決まった係もないし運営は生徒会がやるからな」
「高みの見物ですか…」
「そんな言い方するな、見て回ってんだよ生徒がどんな表情で取り組んでいるかとか隠れた潜在能力を発揮している生徒はいるかとか」
「体育教師ならではの着眼点ですね」
「お!それは褒めてると受け取っていいのかな」
「まぁ、そんなとこです」
「でー?稲葉は何を見てたのかな?」
「!…秘密です」
「ほうほう、そうか、女子の揺れる胸をねー…」
(聞こえてんじゃねぇかよ!)
「まぁ、それも一種の青春だな俺も学生の時はそうだったよ」
「はぁ…」
「ま、稲葉の借り物レース、期待しとくよ、じゃあな!」
そう言って笹木先生は本部テントへ向かって歩いていった。
(よりによってあんな面倒くさそうな先生ヤツに俺のエロがバレるとか…)
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