叶浦さん、パンツ穿いてないの!?

ぱぁ先生

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草加の暴走は止まらない

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翌日、昨日のことを引きずりながら学校へと来た。
さくらちゃんも藤木乃さんも元気がなかった。
1番被害に遭った柚樹はなぜか元気で、相変わらずだった。
「よーっす!紅葉!昨日は楽しかったな!」
「お前!あんな目に遭っといて楽しかったってよく言えるよな!」
俺はつい声を張り上げてしまった。
教室中の視線が俺に刺さる。
「…廊下行こう」
柚樹を廊下へと連れ出した。
「何カリカリしてんだよ」
「お前、草加先生にプールに投げ入れられてんだぞ?疲れも溜まってたお前は溺れかけて…」
「マジ?覚えてねぇわー
ま、終わったことだろ?気にすんなよ!」
「そうそう、私は悪くないわよー?」
草加先生がすっと背後に寄ってきた。
「!あなた…いい加減にしてくださいよ
自分のやったことに責任感じてください!!」
「怒んないでよ、ああなるってわかんなかったんだから!私は悪くないわ!」
自分のやったことだというのに知らないと突き通すどころか逆ギレまでしてきた。
「ほら、授業始まるんだから早く教室に戻りなさい」
(…こういう時だけ教師ヅラか…)
実習生でも教師は教師…。

どうしてこんなことになったんだろう。
草加先生の暴走にほとほと疲れていた俺は、昼休みに屋上へと行った。
すると…先客がいた。
「あら、紅葉くん」
「さくらちゃん…」
「珍しいね、紅葉くんが屋上来るなんて」
「ちょっと…疲れて…」
「…草加先生のこと?」
「うん…」
「そっか…」
「…」
「紅葉くん、草加先生に目つけられてるから…気をつけてね」
「えっ…」
「もしかして気づいてなかった?
草加先生は紅葉くんのこと好きなのよ」
「そんな…まさか…実習生なのに」
「あの先生に「まさか」は
通用しないわよ?」
(まぁ…そうだけど、それにしたってなんで俺なんだ…)
「…前にも言ったけど、ほかの女と仲良くしないでね…」
「分かってるよ」
俺は、さくらちゃんの耳に手をかけ
そっと頬に口付けをした。
「も…みじく…!」
「は…恥ずかしいんだからね…
俺だって…!」
「…嬉しいよ
ありがとう!」
さくらちゃんは、頬を少し染めながらも可愛らしい笑顔を俺に見せてくれた。
なんだかそれだけで疲れが吹き飛ぶように思えた。
そんなことを思ったのも束の間、
背後から異様な殺気を感じた。
振り向くが、誰もいない…。
「どうしたの?」
「いや…」
(なんだったんだ…)
気のせいだと思い込み、俺はさくらちゃんと屋上を後にした。

階段を降りる途中…

♪♪~
ケータイの着信音が鳴った。
見てみると、一通のメールが入っていた。

~紅葉へ~
ちょっと話したいことがある。
第2体育館まで来てくれ!
                             柚樹

柚樹からのメールだった。
「なんだ?」
柚樹の呼び出しに答え、俺は迷わず第2体育館へと向かった。
入口に入ったその瞬間…

「ふぐぅ!?」
ものすごい馬鹿力で口を塞がれ、手も拘束された。
「私の男なのに、ほかの女にキスするなんて見上げた根性ね」
渾身の力を振り絞り、拘束から何とか逃れ、振り向けばそこには草加先生が立っていた。
「はぁ…はぁ…草加…せんせ…」
「あら、顔が怖いわよ?
スマイル スマイル」
「!こんなことされて笑えるはずないでしょう…」
「へぇ…こんなこと…ねぇ?」
「俺になんの恨みがあるって言うんですか!」
「さっきも言ったでしょ?「私の男なのにほかの女にキスした」許せるはずないでしょ?」
「はぁ…?」
「紅葉くんはもう私の男なの
もうほかの女に手出さないで?」
「誰があなたの男ですか!意味わかんないこと言わないでくださいよ!」
俺が体育館を出ようとすると、草加先生は俺の胸ぐらを掴んで、キスをしてきた。
「うふ❤若い男の唇…素敵っ…
樹(みき)にこの学校紹介してもらえてよかったわ」
(何考えてんだ…この女…)
「…ふざけんなよ、俺がいつまでも大人しいと思ったら大間違いだ!」
「…」
「実習生のくせに何やってんだよ」
「さくらんに言っちゃおー
紅葉くんは、こーんなにヤンキーくんなんだよーって
つ・い・で・に❤このラブラブな見せちゃおっと」
草加先生の手には俺と草加先生の写ったデジカメがあった。
「てめぇ!」
「おっと、消して欲しかったら私の男になりなさいよ
従わなかったらどうなるか分かるでしょ?」
ちょうどいいのか、悪いのかチャイムが鳴り、昼休み終了を告げる。
「あら、戻らなきゃ
猶予は明日の夕方よ。一応告白だから、返事してね?それまで写真はさくらんには見せないでおいてあげるから」
そう言って、草加先生は去っていった。

「こんな…こんな暴挙…許せるか!」
俺は、行動を起こすことに決めた。
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