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希望に満ち溢れるか谷に落ちるか
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あれから1週間。
俺は完全に復活することが出来た。
久しぶりの登校で胸が踊る反面、文化祭の作業を進めなければいけないということを考えると落ち込むのもある。
「俺のメンバーの半分はこの間の騒動で停学になったらしいし、蒼原1人でできるわけもないよな」
「あら、ちょっと侮りすぎではなくて?」
「うわぁっ!藤木乃さん!?」
「おはようございます、紅葉くん」
「お、おはよう…」
「蒼原さんは頑張り屋さんですのよ?
私、中学の時3年間同じクラスでしたけどとても真面目で言われたことはソツなくこなす人ですわよ」
「で…でも、俺何もお願いしてないし…」
「言われたことだけをやるのが仕事ではないことは紅葉くんもご存知なのではなくて?」
「確かにそうだけど…」
「教室に行けばわかることですわよ」
藤木乃さんに背中を押されて、教室へと向かった。
「さ、久しぶりの教室ですわよっ!」
「うわぁっ!!」
大きな声をあげた俺は一瞬シーンとなった教室中の同級生たちの注目を浴びる。
「お…おはよう…」
とりあえず挨拶をすると、どどっと同級生たちが寄ってきた。
「ねぇ!大丈夫だった!?入院してたんでしょ!?」
「なんで入院してたんだよ!」
みんながみんな聞きたいことを聞くため、俺は半もみくちゃにされた。
「ねぇ!!!」
突然、大声が上がり声の先を辿ると蒼原が立っていた。
「稲葉くんに用があるからどいてくれない?そんな珍しいことじゃないでしょ死んで生き返ったわけじゃあるまいし」
そう言われ、同級生は気まずそうに散り散りになっていった。
「ありがとう、蒼原」
「別に、邪魔だったからどかしただけ」
「いや、それだけじゃなくて…さくらちゃんと藤木乃さんが連れ去られたこと教えてくれたことも」
「いいの、あなたの悲しむ顔は鬱陶しいからそれを見たくなかっただけよ
それより、これ」
蒼原は紙の束を俺にどんと渡した。
「これ…」
「文化祭のクイズや問題よ
一応ここまで考えてみたの、何もしない訳には行かないから」
''蒼原さんは頑張り屋さんですのよ?''
「ありがとう…本当に」
「そ…そんな別に大したことしてないし」
いつもツンとしている蒼原が珍しく照れた姿を見せる。それがあまりにも新鮮だった。
「あとは俺がやるから、蒼原は別のグループ手伝ってやって」
「分かったわ」
文化祭1週間前になり、どのクラスも慌ただしくなってきた。
「活気が出てきたなぁ」
「だーよなー、みんな忙しそうだな」
「俺らの所も順調に進んでるし、何とかなりそうだな!」
「稲葉くん、ちょっといい?」
「あぁ、蒼原」
「衣装が出来たんだけど、ジャケットだけ着てみてくれない?」
「おー!ありがとう!」
俺はジャケットを受け取り、袖を通してみた。
「ピッタリね」
「似合うじゃねぇか!紅葉!」
「嬉しいな、自分で考えた案が形になると…」
「あともう少しだし頑張ろうぜ!」
柚樹はいつもみたく俺の背中をバチンと叩いた。
「いった…いつも痛てぇよ…」
「皮膚弱すぎだろ」
「お前の力が強すぎんだよ!」
そんな毎日の日課のようなやり取りをして、教室に戻り授業を受けた。
「で、あるからして…この問題にはこの公式を当てはめ、XとYを…」
数学の時間、ノートを写しながらふと外に目をやるとしっかりと見覚えのある女が学校の敷地内を歩いている。
「な!?」
「どうした、稲葉」
「あ…いや何でも…」
母親にそっくりな人間が校舎に入ってくのが見えた。
(まさか…な…きっと他人の空似だ)
心を落ち着かせて、着席するとまもなく桐子川先生が来て、俺を呼ぶ。
「授業中、すみません
稲葉、ちょっと…」
「は…はい」
「なぜ呼ばれるか分かっているようだな…
先生、稲葉を少しお借りします」
「あぁ、どうぞ」
教室内が少しざわめく中、俺は自教室を後にし、校長室へと連れてこられた。
「失礼します、1年1組の稲葉と申します」
「やぁ、稲葉くん。授業を受けている途中で申し訳ないね、君のお母様がいらっしゃっているんだ」
「母さんが…海外から戻ってきたんですね」
「いまさっきね、それで稲葉くんのことが気になり、学校へ寄って呼び出すように言われたんだ」
「そうだったんですか…」
「とりあえず、応接室へ行こうか」
「…はい」
~応接室~
「お母様、お待たせ致しました」
「お手数おかけしますわ、
久しぶりね、紅葉」
「母さん…久しぶり…」
「先生方、改めまして紅葉がお世話になっております」
「はぁ、こちらこそお世話様です」
桐子川先生と校長が頭を下げる。
「ここからが本題ですが…単刀直入に紅葉をロンドンの高校へ転校させたいのです。」
「えぇっ!?」
俺は驚きのあまり、声を出してしまった。
「紅葉、大きな声ではしたないわよ」
「いや…そんな…何でいきなり」
「父さんの経営する会社の本部がロンドンなのは知ってるわね?」
「あぁ…」
「父さんも歳を重ねる事に会社の次期社長を考えて、どうしようかと考えているのよ」
「…」
「もう、跡継ぎは紅葉しかいないと父さんは言っていてね?ならば、紅葉をロンドンへ連れて、会社の勉強をしながら高校に通ってもらおうという考えなのよ」
「そんな…急に…」
「紅葉、ロンドンへいらっしゃい」
「お、お母様、事情はわかりました。ですが、こうもいきなり事を急かされても紅葉くんも混乱します。紅葉くんに時間を与えてはいかがでしょうか?」
校長先生がオロオロしながら、母さんに提案する。
「私も一刻も早く、立派な次期社長にふさわしい男になっていただきたいと思っておりますの、この事は紅葉の将来に影響します」
「しかしですね…」
「…分かりました、ではこうしましょう」
桐子川先生が口を開いた。
「もうすぐ文化祭です。せめて、文化祭まで待って貰えませんか?稲葉くんにとって高校初めての文化祭です、彼はアイデア出しに最も貢献してくれた生徒でもあるのです、最後の思い出になる文化祭まで待ってはいただけませんでしょうか」
「桐子川先生…」
「分かりました、では文化祭までは待ちましょう、文化祭が終われば紅葉は転校の手続きを済ませ次第、ロンドンへ発ちます」
「…」
「いいですわね?紅葉」
「…」
俺はうんとは言えなかった。
そのまま、母さんの言うことに背を向け、教室へと戻った。
ちょうど放課後になり、教室には蒼原と柚樹が残っていた。
「おい、お前どうしたんだよー
なんかやらかしたのか?」
「いや…」
「元気ないわね、」
「…」
「話してみろって!仲間だろ?俺たち!」
柚樹が俺と蒼原の肩を組む
「ちょっと…!私まで仲間なの?」
「あったりめーだろ!」
「実は…」
俺は柚樹たちにさっきまでのことを話した。
「は!?」
「えっ…」
柚樹は驚き、蒼原は呆気に取られている。
「…」
「ロンドンって…」
「父さんの会社の本社がロンドンにあるんだ。それで後継ぎを俺にしたくてロンドンの高校に…」
「そんな…勉強ならこっちでもできるんじゃないの?」
「…」
「きっと紅葉の父さんは紅葉をそばに置いておきたいんだろ」
「なんで今更?今まで稲葉くん1人で暮らしてきていたじゃない」
「…珍しいな、お前がこんな食い下がるなんて」
「なっ!べ、別に?稲葉くん居ないと杉並くんをたしなめる人が居なくなるから困るだけだし!」
「お、お前なぁ…」
俺は、2人の前でただただ力なく立ち尽くすことしか出来なかった。
ふたりの会話も遠い世界のように聞こえ、全てが遠く感じた。
俺は完全に復活することが出来た。
久しぶりの登校で胸が踊る反面、文化祭の作業を進めなければいけないということを考えると落ち込むのもある。
「俺のメンバーの半分はこの間の騒動で停学になったらしいし、蒼原1人でできるわけもないよな」
「あら、ちょっと侮りすぎではなくて?」
「うわぁっ!藤木乃さん!?」
「おはようございます、紅葉くん」
「お、おはよう…」
「蒼原さんは頑張り屋さんですのよ?
私、中学の時3年間同じクラスでしたけどとても真面目で言われたことはソツなくこなす人ですわよ」
「で…でも、俺何もお願いしてないし…」
「言われたことだけをやるのが仕事ではないことは紅葉くんもご存知なのではなくて?」
「確かにそうだけど…」
「教室に行けばわかることですわよ」
藤木乃さんに背中を押されて、教室へと向かった。
「さ、久しぶりの教室ですわよっ!」
「うわぁっ!!」
大きな声をあげた俺は一瞬シーンとなった教室中の同級生たちの注目を浴びる。
「お…おはよう…」
とりあえず挨拶をすると、どどっと同級生たちが寄ってきた。
「ねぇ!大丈夫だった!?入院してたんでしょ!?」
「なんで入院してたんだよ!」
みんながみんな聞きたいことを聞くため、俺は半もみくちゃにされた。
「ねぇ!!!」
突然、大声が上がり声の先を辿ると蒼原が立っていた。
「稲葉くんに用があるからどいてくれない?そんな珍しいことじゃないでしょ死んで生き返ったわけじゃあるまいし」
そう言われ、同級生は気まずそうに散り散りになっていった。
「ありがとう、蒼原」
「別に、邪魔だったからどかしただけ」
「いや、それだけじゃなくて…さくらちゃんと藤木乃さんが連れ去られたこと教えてくれたことも」
「いいの、あなたの悲しむ顔は鬱陶しいからそれを見たくなかっただけよ
それより、これ」
蒼原は紙の束を俺にどんと渡した。
「これ…」
「文化祭のクイズや問題よ
一応ここまで考えてみたの、何もしない訳には行かないから」
''蒼原さんは頑張り屋さんですのよ?''
「ありがとう…本当に」
「そ…そんな別に大したことしてないし」
いつもツンとしている蒼原が珍しく照れた姿を見せる。それがあまりにも新鮮だった。
「あとは俺がやるから、蒼原は別のグループ手伝ってやって」
「分かったわ」
文化祭1週間前になり、どのクラスも慌ただしくなってきた。
「活気が出てきたなぁ」
「だーよなー、みんな忙しそうだな」
「俺らの所も順調に進んでるし、何とかなりそうだな!」
「稲葉くん、ちょっといい?」
「あぁ、蒼原」
「衣装が出来たんだけど、ジャケットだけ着てみてくれない?」
「おー!ありがとう!」
俺はジャケットを受け取り、袖を通してみた。
「ピッタリね」
「似合うじゃねぇか!紅葉!」
「嬉しいな、自分で考えた案が形になると…」
「あともう少しだし頑張ろうぜ!」
柚樹はいつもみたく俺の背中をバチンと叩いた。
「いった…いつも痛てぇよ…」
「皮膚弱すぎだろ」
「お前の力が強すぎんだよ!」
そんな毎日の日課のようなやり取りをして、教室に戻り授業を受けた。
「で、あるからして…この問題にはこの公式を当てはめ、XとYを…」
数学の時間、ノートを写しながらふと外に目をやるとしっかりと見覚えのある女が学校の敷地内を歩いている。
「な!?」
「どうした、稲葉」
「あ…いや何でも…」
母親にそっくりな人間が校舎に入ってくのが見えた。
(まさか…な…きっと他人の空似だ)
心を落ち着かせて、着席するとまもなく桐子川先生が来て、俺を呼ぶ。
「授業中、すみません
稲葉、ちょっと…」
「は…はい」
「なぜ呼ばれるか分かっているようだな…
先生、稲葉を少しお借りします」
「あぁ、どうぞ」
教室内が少しざわめく中、俺は自教室を後にし、校長室へと連れてこられた。
「失礼します、1年1組の稲葉と申します」
「やぁ、稲葉くん。授業を受けている途中で申し訳ないね、君のお母様がいらっしゃっているんだ」
「母さんが…海外から戻ってきたんですね」
「いまさっきね、それで稲葉くんのことが気になり、学校へ寄って呼び出すように言われたんだ」
「そうだったんですか…」
「とりあえず、応接室へ行こうか」
「…はい」
~応接室~
「お母様、お待たせ致しました」
「お手数おかけしますわ、
久しぶりね、紅葉」
「母さん…久しぶり…」
「先生方、改めまして紅葉がお世話になっております」
「はぁ、こちらこそお世話様です」
桐子川先生と校長が頭を下げる。
「ここからが本題ですが…単刀直入に紅葉をロンドンの高校へ転校させたいのです。」
「えぇっ!?」
俺は驚きのあまり、声を出してしまった。
「紅葉、大きな声ではしたないわよ」
「いや…そんな…何でいきなり」
「父さんの経営する会社の本部がロンドンなのは知ってるわね?」
「あぁ…」
「父さんも歳を重ねる事に会社の次期社長を考えて、どうしようかと考えているのよ」
「…」
「もう、跡継ぎは紅葉しかいないと父さんは言っていてね?ならば、紅葉をロンドンへ連れて、会社の勉強をしながら高校に通ってもらおうという考えなのよ」
「そんな…急に…」
「紅葉、ロンドンへいらっしゃい」
「お、お母様、事情はわかりました。ですが、こうもいきなり事を急かされても紅葉くんも混乱します。紅葉くんに時間を与えてはいかがでしょうか?」
校長先生がオロオロしながら、母さんに提案する。
「私も一刻も早く、立派な次期社長にふさわしい男になっていただきたいと思っておりますの、この事は紅葉の将来に影響します」
「しかしですね…」
「…分かりました、ではこうしましょう」
桐子川先生が口を開いた。
「もうすぐ文化祭です。せめて、文化祭まで待って貰えませんか?稲葉くんにとって高校初めての文化祭です、彼はアイデア出しに最も貢献してくれた生徒でもあるのです、最後の思い出になる文化祭まで待ってはいただけませんでしょうか」
「桐子川先生…」
「分かりました、では文化祭までは待ちましょう、文化祭が終われば紅葉は転校の手続きを済ませ次第、ロンドンへ発ちます」
「…」
「いいですわね?紅葉」
「…」
俺はうんとは言えなかった。
そのまま、母さんの言うことに背を向け、教室へと戻った。
ちょうど放課後になり、教室には蒼原と柚樹が残っていた。
「おい、お前どうしたんだよー
なんかやらかしたのか?」
「いや…」
「元気ないわね、」
「…」
「話してみろって!仲間だろ?俺たち!」
柚樹が俺と蒼原の肩を組む
「ちょっと…!私まで仲間なの?」
「あったりめーだろ!」
「実は…」
俺は柚樹たちにさっきまでのことを話した。
「は!?」
「えっ…」
柚樹は驚き、蒼原は呆気に取られている。
「…」
「ロンドンって…」
「父さんの会社の本社がロンドンにあるんだ。それで後継ぎを俺にしたくてロンドンの高校に…」
「そんな…勉強ならこっちでもできるんじゃないの?」
「…」
「きっと紅葉の父さんは紅葉をそばに置いておきたいんだろ」
「なんで今更?今まで稲葉くん1人で暮らしてきていたじゃない」
「…珍しいな、お前がこんな食い下がるなんて」
「なっ!べ、別に?稲葉くん居ないと杉並くんをたしなめる人が居なくなるから困るだけだし!」
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