ウソコク

三五八11

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第6章 1年→2年へ

光か闇か

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学校にいけば
大樹が知らないうちに
いろいろと雰囲気が変わっていた
マック5がすでに懐かしい
花咲弟の私設ファンクラブが
出来たと聞いて
自分の去年の人気も
そんなノリの物だったと
改めて気づかされた。

美依に話かける事は
自然にできるのに
いつものようなウソコクで
盛り上がることはでになかった
屋久杉は
「大樹も大人になったな。
 いつでも、どこでも好きって
 言えばいいんじゃないって
 やっとわかったか」
と言っているが、本当はそうじゃない
なんとなく2人の間に
深くはない、しかし浅くもなく
渡りにくい深さの溝が
確かにある。と感じさせる
そんな雰囲気を感じとっていた

大樹は明日になれば
雰囲気がかわる。
と根拠のない自信を頼りに
学校生活を送って
そして、放課後のサッカー部では
攻撃型MFだが、トップ下ではなく
なぜか右サイドになっていた。
自分が不在の時に、花咲兄が
チームを組み立てる時
どうしてもそこに当てはまる選手が
見つからなかった。
も言う理由だけで、大樹が選ばれた
しかし、本人も驚く程
このポジションもしっくりくる。
得意の人を欺くようなパスとは違う
一度スピードに乗ったドリブルで
サイドを駆け上がってからのクロスや
中に切り込むように見せて
オーバラップした高杉先輩にパス
と、まるで大樹が右サイドになった時を
想定しての練習をしていたのか?
と思う程、すぐに今のチームの陣形に
慣れることができた。

そして、大樹復帰後初の公式戦の前日
花咲兄がチーム全員を部室に集めた
「明日は大樹が戻ってきてからの
 初の公式戦だ。
 大樹、イヤ柾が突然家庭の事情で
 チームを離れてしまった時
 全員がどうしていいかわからなかった
 正直俺もわからなかった。
 しかし、それぞれの希望を聞き
 弟や高杉とも話し合い
 今のチーム、フォーメーションが
 出来上がった。と思っていた
 しかし、柾がチームに復帰でき
 試合を想定したミニゲームは
 最高の化学反応が
 最高のチームを作ってくれた。
 と俺は感じた
 俺たちは強い。
 そして、今日の後半は
 以前の柾がトップ下の柾中心で
 試合してみよう。
 まだ機能するのは間違いない。
 確実俺たちは強い」
ウォー、部屋中に響き渡るような声
全員が立ち上がり、腕を突き上げていた


1点目は前半
大樹からのクロスをメロが
頭で合わせて1点目
そして後半フォーメーションを
大樹システムに変更したが
守備陣のバランスが少し崩れたところを
相手につかれて、2点を
後半開始15分で奪われた
しかし、そこからが違った
サッカーが出来る。楽しい
そんな事を考えていた大樹は
「サッカーって難しいけど
 やっぱりやってると楽しいなぁ」
全員が
「負けてる時に、へんな呟きやめろ」
と突っ込んだが
硬さが、取れた。
その5分後
大樹からメロ、メロから花咲弟
そして大樹に戻してから
大樹のミドル。
惜しくもバーに当たって
高く上がったボールを
チャンスと見た高杉が
頭で押し込み同点。

後半アディショナルタイム
開始早々に同じような形で
相手ゴール前。
花咲弟のシュートはキーパーに
弾かれる
ここには花咲兄が来ており
シュートを放つがキーパーの真正面。
すぐにロングスローで
相手チームの高速カウンターに
花咲が戻りきれず
チーム一度はキーパーの
神ってるプレーで弾くが
弾い所に走り込んでいた
花咲兄の手に当たり
相手にPKを与えてしまい
負けてしまった。

試合は3対2
負けてしまった。

花咲弟が「ばか兄貴~」
と叫ぶ声と試合終了のホイッスルが
競技場に響いた
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