シンデレラの魔法使い

三五八11

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王子様と

運命は動く

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ダンスタイム…
舞踏会なのだから
当然の時間なのだけれども
忘れていた、踊れない。

王子はすでに違う女性と
踊り始めてしまった。
もう魔法のかかった時間は
終わったんだ。とシンデレラは感じた

しかし、本当の魔法は
これからだった、

パチン!何かがはじけるような音が
会場内に響いた。
その瞬間、真っ暗になったのだが
不思議な事に王子の姿だけが
シンデレラにハッキリとみえる。
さらに不思議な事に王子と今
目があっている、真っ暗な中で
しかも確信できるほど
ハッキリと目があっている。

王子が近づいてきた。
「おどりませんか?」
暗闇がまたパチンと
はじける音と共に
また元の明るい世界になった。
しかし、1箇所だけ
暗闇の前と全く違っていた。
王子が見たことの無いような
美女と華麗なダンスを披露していた。

全てが魔法のようだ。と
シンデレラは感じていた。
本当に魔法をみた直後でさえ
この瞬間の運命は
魔法ではないと勘違いさせる
王子には不思議な魅力があった。

世界は今、シンデレラと王子に
スポットライトがあたっている。
この時間には終わりがこないと
錯覚させるほどの甘い時間。

そして、12時の鐘の音
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