僕の秘密 彼女の不思議

三五八11

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確率の高い偶然

最高、再考、最後?

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彼女との買い物は
これまでの人生の中で
最高のさらに上の時間だった
「今日も晩御飯いっしょ食べて
 その後も?」
まだ昼の3時で
買い物に疲れて
コーヒーショップで休憩中
彼女の前には、ケーキがあった。
しかし、昨日焼肉食べてた時も
「飲む」とその時に言われたが
想像した以上の酒豪で驚いた。
締めパフェも1つペロリと食べて
僕が残した分まで食べてた。
細い体のどこに入るんだ?
でも、大食いタレントみても
痩せの大食いの女性は多いから
彼女もその類なんだと
その時は思っていた。
「いいの?
 そのうち居着いちゃうよ。
 僕甘えん坊だから」
と少しふざけて言ってみる。
「いい歳してる人が何言ってるの?」
??俺年齢の話したかな??
??見た目は若くて
  高校生に間違われる事もあるのに
  彼女は俺を何歳と思ってるんだ??
「でも、今日は晩御飯食べたら帰る。
 明日バイトあるから」
「そっかぁ、ちょっとだけ寂しいよ」
と言って、ケラケラ笑った彼女をみて
なぜだかわからないが
昔、夏休みにおばあちゃんの家に
泊まりに行った時、帰る2日前
おばあちゃんが急に
「あんたがおるとうるさぁて…
 帰ってくれたらのんびりや」
と言っていた時の顔を思い出した。 

「あと靴みたいけど
  今日は時間あるんだよね?
 それとも、どっかに入ってしたい?」
クスクスと、一人でウケる彼女。
「しないよ。
 昨日で充分満足だよ。
 靴見に行こうよ」
「そんな事大きな声で言わないで」
彼女が驚いていた
「あ………」
幸い周りには誰もいなかったが
店内のどこまで聞こえただろう?
「恥ずかしいし、早く出よ」
と、彼女に手を引かれて店を出る。
周りがクスクスと
笑ってるようにしか感じない。

靴はすぐに見つかるのだろう
と思っていたが
彼女は靴ではなくサンダルなど
足に履くもの全部の中で
なにかいいものが欲しい
と、かなりアバウトな買い物を
考えているらしく
10件近くの店を回るが
その度にサンダルやブーツ
ハイヒールなど
見るものが変わる。
そして、意見を求められ
「さっきのサンダルのほうが
 かわいいし、似合うと思う」
と答えたら、逆戻り。
その途中にある服屋さんの
マネキンの足元に置かれた靴を見て
「ちょっと!これ気づいてなかった!」
と、店に入っていき
店員さんと話をしてから出てくると

すごく残念そうな顔で
「最後の一点で、サイズがないの」
と…
「残念だったね。」と言ってから
「足のサイズはいくつ?」
「え、24。ちょっと余るけど
 いつも、だいたい24買う。」
と彼女の話を聞きながら
スマホで検索してたらヒット!
「これは?」と見せると
「あ!」と一瞬喜んだが
「いらない!!!」と
怒って歩き出す彼女。
「どうしたの?
 せっかく見つけたのに」
「そんなに帰りたいの?」
「そんな訳でないでしょ。
 欲しそうだったから
 探したら出てきただけだよ」
ほんの一瞬の沈黙の後
「赤が思った以上にかわいい。
 さっきのオフホワイトより」
とうつむいて、話だした。
この人一体何歳なんだ?
今度は小学生みたいだなぁ
と、思いつつ
「サンダル見に行こうよ」
と言うと
「忘れてた!急げ!」
と早歩きで、動き出す彼女。
店は隣だよ…どこ行く気だよ?
「ここだよ!」と呼び戻し
無事サンダルはゲット。
会計待ちの間に
先月結構バイト頑張ったし
病院もしばらくは行かなくてよくて
しかも僕の病気は研究対象らしく
今後は病院でかかる費用は
全て無料になるらしい。
さらになんらかの補助金がある
と言われたので「よし!」購入。
アカの24センチ。
残念、届くの来月かぁ。
彼女それまでに買っちゃうかな?
と思ったのもつかの間
《売り切れ》の文字が。
購入確認メールが届いた。
「ギリギリかよ」
「なにがギリギリ?」
うわぁ~~
また場所を考えずに
大声で叫んでしまった。
「あんたは、静かに出来んのか?」
と言いながら、手を引いて
スタスタと歩き出す彼女。
「今日はありがとう。
 久しぶりにデートできて
 欲しい物いっぱい買って
 死ぬほど嬉しいよ。」
…………死ぬ………・・・
「大げさだよ」
少し寂しい気分になった。
「例えだよ。どうしたの?」
と彼女が心配そうに話しかけてきた。
「あ、ゴメン。
 せっかく出会ったのに
   
 そんな事言うから」
あえて《死ぬ》と言う言葉はさけた。

2人で歩いているとき
車道で足を轢かれて動けない犬を
見つけて、急いで助けにいく。
車がかなり走っているが
なんの躊躇いもなかった。
抱き上げて、とりあえず安全な場所へ
「どうしよう?
 病院連れていこっか?」
と、話しかけた時に
「ありがとうございます。
 車が止まってくれなくて
 助けにいけなかったんです」
と女性が声をかけてきた。
声には心配している感じが
ないような気がしたが
「あなたのワンちゃんですか?
 かわいいですね。
 病院連れて行ってあげて下さいね。
 しかし、轢いた車が一番ひどいけど
 もっとみんながゆっくり走ってれば
 すぐに助けにいけるんですけどね?」
「そうでねぇ」
飼い主の返事からは
「嬉しさ」?「喜び」?
何か物足りなさを感じつつも
助けた犬を返す。
犬は中々飼い主の方へ戻ろうとせず
俺にしがみつこうとする。
「犬好きなんですね?
 もうなついてしまってる。
 元々人懐こっいんですけどね」
やっと感情があるらしい雰囲気で
話しかけてきた。
犬を受け取りながら?



その後、彼女の家の近くの
中華料理屋さんで
ギョーザと唐揚げとビール!
その他にも少し頼んだのに
やはり彼女は大食いで
シメのラーメンも
一人でいっぱい食べきり
スープも飲み干していた。

すごい食べるなぁ
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