408 / 415
二つの世界、それぞれの未来
405 ロメリアの平日
しおりを挟む
神々の協議会以降、ロメリアは予想外に忙しい日々を送っていた。
何かしらの業務を与えられ、ロイスマリア中を飛び回っていたからではない。初めて友人となった、とある神の眷属が原因である。
ロメリアは彼に連れられ、いや、強引に引き回されてと言った方が、適切であろうか。ロイスマリアにある都市を巡っていた。
変化を遂げつつあるロイスマリアに、多少の驚きはした。
人間の国から王制が消えようとしている。亜人、人間、魔獣、決して交わる事のなかった、種族が共に社会を創ろうとしている。
また、社会形成に一役買っているのは、誰あろう神である。
かつて神が地上の生物と、同じ立場で話し、時に意見を戦わせる事は、有り得ない事だった。それは誰かの夢想したものではなく、確かな現実となっている。
一般的な家庭にも、劇的に変化が訪れている。そして、社会の変化に戸惑いながらも、神と地上の生物が協力し合う。その意義は、果てしなく大きい。
これにより、惨劇が生まれる事はなくなるのか?
否、絶対に有り得ない事だ。
かつて、最古の邪神であったロメリアから言わせれば、どれだけ社会が変わろうと、神の在り方が変わろうと、邪神は生まれる。いずれ争いも起こる。
何故なら世界は、そう出来ているから。
人、亜人、魔獣に優劣を付ける事は許されず、自然界の食物連鎖は許されるのか。
人、亜人、魔獣で争う事を禁じるのに、動植物の生存競争は禁じないのか。
生命力が強く、猛烈な勢いで台地に根を張る植物が存在する。その植物は、他の植物の根を枯らす。
猛烈な勢いで数を増やした植物は、動物の餌となる。その動物を食らう動物がいる。
そして肉食動物の多くは、縄張りを主張する。
その意味では、互い存亡をかけて戦う、かつてのドラグスメリアは、極めて自然な環境であった。
例えば、人や亜人は家畜を育て食らう。それにも関わらず、支配体制を嫌う。
人、亜人、魔獣、動物、植物、これを分けるのは、意志と知能。では、動物や植物が、人や亜人並みに知能を持ったら、差別だと禁ずるのか。
どれだけ、争いの種を減らす努力をしても、世界は矛盾で満ちている。故に、争いは再び起きるし、邪神は再び生まれる。
それは、人、亜人、魔獣が向上心を持つ、その反面で起きる事でもある。
「あんたは相変わらず、難しい事ばっかり考えてんだな」
「君が、暢気すぎるんだ」
「あのな。飯を食う時は、楽しくだ! いいか、俺がこの店を予約するのに、どれだけ頑張ったかわかるか? ここはなぁ、ペスカ殿の弟子、あの伝説の料理人の弟子が開いた店なんだぞ!」
「はぁ、君ねぇ。どれだけ、弟子が付くんだい?」
「おぉ? 馬鹿にしてんのか? ペスカ殿の弟子、セムスとメルフィーってのは、最も神に近い存在なんだ。俺達みたいな、眷属になりたての連中よりもな。その料理は、どんな舌も唸らせる」
「それは、君達の努力が足りないからじゃないのかい? モーリスとケーリアはともかく、君は努力をした方がいい」
「俺の事は、取り敢えず置いとけ! それよりだ! 伝説の料理人の最初の弟子、その一人がこの店を開いたんだ。食い物は、高価であってはならない、誰もが等しく口にする出来る必要が有るだってよぉ。いい事言うだろ? 予約を受け付けたら、一部の奴しか食えなくなるてんで、基本的にこの店は、予約を受け付けないんだよ」
「それは、一見いい事に思えるが、食材に限りがあるだろ? ならば、この店の料理にありつけるのは、やはり一部の人間ではないのか? それに、そんな旨いのなら、仕入れも高いだろう?」
「わかっちゃいねぇな。この店は、色んな伝手を辿って、出来るだけ大量に仕入れをしてるんだ。だから、原価も割安で済んでる。それにこの店の主は、弟子の教育にも力をいれてる。誰もが食える様に、普通の店より、長い時間営業してるし、各地に支店も有るんだ! 店の主と弟子達が交代で料理をしてるからって、馬鹿にしちゃいけねぇぞ!」
「その努力は、ここで働く奴らのものだ。なんで、君がそんな雄弁に語るんだ?」
「見ろよ、この店の広さ! それと厨房から聞こえる活気! そして、応対の良さ! わかるか?」
「わかるが、君が威張る事じゃないだろ」
「そして、どんな食い物もとびっきり安くて、旨い!」
「そうじゃない、熱く語るな! 他の客に迷惑だと思わないのかい?」
「だぁかぁらぁ、俺はこの感動を伝えたいんだよ! わかんねぇかな。見ろよ、この魚料理! 火の通し方が抜群だ! どんな客であろうと、この店は絶対に手は抜かない!」
「あぁ、くそっ! いいから黙れ、サムウェル!」
ロメリアが、ロイスマリアに戻ってから、声を荒げるのは珍しい。それは、神々の監視が有るからではない。元邪神として存在していたが故に、悪感情に対して非常に敏感なのだ。
だから、ロメリアは極力、地上の者達を刺激しない様に務めていた。寧ろこの男の暴走に、尻拭いをさせられる、やや辟易とする事も度々あった。
ロメリアが正論を説けば、サムウェルは飄々とした態度で、話を逸らす。モーリスがその場に居れば、真面目な会話にも花が咲いたろう。
しかしサムウェルは、ロメリアから見ても、異質としか言いようがなかった。今まで関わった事の無いタイプに、戸惑っているのも確かであろう。
昼間から酒場に連れて行かれ、それから三日の間、飲み続けた事が有った。話題と言えば、食事、酒、女性に関する事である。酒場では、ロメリアが一緒に居るにも関わらず、女性をナンパする事は少なくはない。
言わば、サムウェルは酷く人間臭い。悪く言えば、低俗である。
君の見せたい物は、こんな事なのか?
ロメリアが問えば、サムウェルはこう返す。
あんたが消えてから、この世界は変わった。そしてあんたは、異世界の利点と欠点を知ってるはずだ。この世界の現状を見据えた上で、何が足りなくて、どう進むべきか、より正確な判断が出来るだろう?
それには、今の現状をしっかりと確認するべきじゃねぇのか?
みんなが、あんたを警戒しているのは事実だ。その反面、あんたには可能性が有ると思っているのも、事実なんだ。だからこそ協議会の場では、あんたの処遇は保留になった。
期待してんだよ、あんたにはさ。
そう言われれば、ロメリアとて悪い気はしない。しかも、サムウェルの言葉は、正論にも聞こえる。
「ただね。幾ら、こんな場所に連れてきても、僕には味覚が無いんだ。食事をするという概念以前に、味わう事、楽しむ感覚が、僕には欠落している。いや、正確には違うか。でも、それは邪神として存在していた時の感覚だ」
「馬鹿だな、あんたは。だから、俺がこうやって連れまわしてんじゃねぇか。これから色々知ってくんだろ? 少なくとも、あのフィアーナ様が、仕事そっちのけで、食べ歩きをしてんだ。あんただって、変われる。間違いねぇよ」
ロメリアは、古の時代からの記憶を全て持っている。そして、深山の記憶を通じて得た、地球の知識も持っている。その反面、浄化されたばかりのロメリアは、とても無垢な存在だとも言えよう。
多くの知識を有し、頭でっかちで理屈っぽい反面、とても純粋な面を持つ。矛盾する大局的な二面性を持つのが、今のロメリアである。
その純粋さが、誤った方向に向かう事を、女神ミュールは恐れた。対してサムウェルは可能性を見出した。
どちらも決して間違いではない。
ただ少なくとも、比肩する者が存在しなかった、幼い天才サムウェルが、他者を蔑み我欲を通すだけの存在にならなかったのは、偏に楽しいをしっていたからだろう。
だからこそサムウェルは、自分の持つありったけの楽しいを教えたい。その意図を理解するロメリアは、不満を口にする事なく、サムウェルに付き合う。
ただ、面倒だと感じる時も少なくはない。それも仕方ないと流せるならば、両者の関係はとても良好だと言えよう。
知らない事を知るのは、とても労力が必要である。それでも、挑戦する事は素晴らしい。そして、満足する結果を得られるなら、最良であろう。
ロメリアが、これから何を知り、何を選択して行くのは、誰にもわからない。
だが、遠くない未来。ロメリアが、平和の為に尽力するのは、間違いないだろう。何故なら、悪友が傍にいるのだから。
何かしらの業務を与えられ、ロイスマリア中を飛び回っていたからではない。初めて友人となった、とある神の眷属が原因である。
ロメリアは彼に連れられ、いや、強引に引き回されてと言った方が、適切であろうか。ロイスマリアにある都市を巡っていた。
変化を遂げつつあるロイスマリアに、多少の驚きはした。
人間の国から王制が消えようとしている。亜人、人間、魔獣、決して交わる事のなかった、種族が共に社会を創ろうとしている。
また、社会形成に一役買っているのは、誰あろう神である。
かつて神が地上の生物と、同じ立場で話し、時に意見を戦わせる事は、有り得ない事だった。それは誰かの夢想したものではなく、確かな現実となっている。
一般的な家庭にも、劇的に変化が訪れている。そして、社会の変化に戸惑いながらも、神と地上の生物が協力し合う。その意義は、果てしなく大きい。
これにより、惨劇が生まれる事はなくなるのか?
否、絶対に有り得ない事だ。
かつて、最古の邪神であったロメリアから言わせれば、どれだけ社会が変わろうと、神の在り方が変わろうと、邪神は生まれる。いずれ争いも起こる。
何故なら世界は、そう出来ているから。
人、亜人、魔獣に優劣を付ける事は許されず、自然界の食物連鎖は許されるのか。
人、亜人、魔獣で争う事を禁じるのに、動植物の生存競争は禁じないのか。
生命力が強く、猛烈な勢いで台地に根を張る植物が存在する。その植物は、他の植物の根を枯らす。
猛烈な勢いで数を増やした植物は、動物の餌となる。その動物を食らう動物がいる。
そして肉食動物の多くは、縄張りを主張する。
その意味では、互い存亡をかけて戦う、かつてのドラグスメリアは、極めて自然な環境であった。
例えば、人や亜人は家畜を育て食らう。それにも関わらず、支配体制を嫌う。
人、亜人、魔獣、動物、植物、これを分けるのは、意志と知能。では、動物や植物が、人や亜人並みに知能を持ったら、差別だと禁ずるのか。
どれだけ、争いの種を減らす努力をしても、世界は矛盾で満ちている。故に、争いは再び起きるし、邪神は再び生まれる。
それは、人、亜人、魔獣が向上心を持つ、その反面で起きる事でもある。
「あんたは相変わらず、難しい事ばっかり考えてんだな」
「君が、暢気すぎるんだ」
「あのな。飯を食う時は、楽しくだ! いいか、俺がこの店を予約するのに、どれだけ頑張ったかわかるか? ここはなぁ、ペスカ殿の弟子、あの伝説の料理人の弟子が開いた店なんだぞ!」
「はぁ、君ねぇ。どれだけ、弟子が付くんだい?」
「おぉ? 馬鹿にしてんのか? ペスカ殿の弟子、セムスとメルフィーってのは、最も神に近い存在なんだ。俺達みたいな、眷属になりたての連中よりもな。その料理は、どんな舌も唸らせる」
「それは、君達の努力が足りないからじゃないのかい? モーリスとケーリアはともかく、君は努力をした方がいい」
「俺の事は、取り敢えず置いとけ! それよりだ! 伝説の料理人の最初の弟子、その一人がこの店を開いたんだ。食い物は、高価であってはならない、誰もが等しく口にする出来る必要が有るだってよぉ。いい事言うだろ? 予約を受け付けたら、一部の奴しか食えなくなるてんで、基本的にこの店は、予約を受け付けないんだよ」
「それは、一見いい事に思えるが、食材に限りがあるだろ? ならば、この店の料理にありつけるのは、やはり一部の人間ではないのか? それに、そんな旨いのなら、仕入れも高いだろう?」
「わかっちゃいねぇな。この店は、色んな伝手を辿って、出来るだけ大量に仕入れをしてるんだ。だから、原価も割安で済んでる。それにこの店の主は、弟子の教育にも力をいれてる。誰もが食える様に、普通の店より、長い時間営業してるし、各地に支店も有るんだ! 店の主と弟子達が交代で料理をしてるからって、馬鹿にしちゃいけねぇぞ!」
「その努力は、ここで働く奴らのものだ。なんで、君がそんな雄弁に語るんだ?」
「見ろよ、この店の広さ! それと厨房から聞こえる活気! そして、応対の良さ! わかるか?」
「わかるが、君が威張る事じゃないだろ」
「そして、どんな食い物もとびっきり安くて、旨い!」
「そうじゃない、熱く語るな! 他の客に迷惑だと思わないのかい?」
「だぁかぁらぁ、俺はこの感動を伝えたいんだよ! わかんねぇかな。見ろよ、この魚料理! 火の通し方が抜群だ! どんな客であろうと、この店は絶対に手は抜かない!」
「あぁ、くそっ! いいから黙れ、サムウェル!」
ロメリアが、ロイスマリアに戻ってから、声を荒げるのは珍しい。それは、神々の監視が有るからではない。元邪神として存在していたが故に、悪感情に対して非常に敏感なのだ。
だから、ロメリアは極力、地上の者達を刺激しない様に務めていた。寧ろこの男の暴走に、尻拭いをさせられる、やや辟易とする事も度々あった。
ロメリアが正論を説けば、サムウェルは飄々とした態度で、話を逸らす。モーリスがその場に居れば、真面目な会話にも花が咲いたろう。
しかしサムウェルは、ロメリアから見ても、異質としか言いようがなかった。今まで関わった事の無いタイプに、戸惑っているのも確かであろう。
昼間から酒場に連れて行かれ、それから三日の間、飲み続けた事が有った。話題と言えば、食事、酒、女性に関する事である。酒場では、ロメリアが一緒に居るにも関わらず、女性をナンパする事は少なくはない。
言わば、サムウェルは酷く人間臭い。悪く言えば、低俗である。
君の見せたい物は、こんな事なのか?
ロメリアが問えば、サムウェルはこう返す。
あんたが消えてから、この世界は変わった。そしてあんたは、異世界の利点と欠点を知ってるはずだ。この世界の現状を見据えた上で、何が足りなくて、どう進むべきか、より正確な判断が出来るだろう?
それには、今の現状をしっかりと確認するべきじゃねぇのか?
みんなが、あんたを警戒しているのは事実だ。その反面、あんたには可能性が有ると思っているのも、事実なんだ。だからこそ協議会の場では、あんたの処遇は保留になった。
期待してんだよ、あんたにはさ。
そう言われれば、ロメリアとて悪い気はしない。しかも、サムウェルの言葉は、正論にも聞こえる。
「ただね。幾ら、こんな場所に連れてきても、僕には味覚が無いんだ。食事をするという概念以前に、味わう事、楽しむ感覚が、僕には欠落している。いや、正確には違うか。でも、それは邪神として存在していた時の感覚だ」
「馬鹿だな、あんたは。だから、俺がこうやって連れまわしてんじゃねぇか。これから色々知ってくんだろ? 少なくとも、あのフィアーナ様が、仕事そっちのけで、食べ歩きをしてんだ。あんただって、変われる。間違いねぇよ」
ロメリアは、古の時代からの記憶を全て持っている。そして、深山の記憶を通じて得た、地球の知識も持っている。その反面、浄化されたばかりのロメリアは、とても無垢な存在だとも言えよう。
多くの知識を有し、頭でっかちで理屈っぽい反面、とても純粋な面を持つ。矛盾する大局的な二面性を持つのが、今のロメリアである。
その純粋さが、誤った方向に向かう事を、女神ミュールは恐れた。対してサムウェルは可能性を見出した。
どちらも決して間違いではない。
ただ少なくとも、比肩する者が存在しなかった、幼い天才サムウェルが、他者を蔑み我欲を通すだけの存在にならなかったのは、偏に楽しいをしっていたからだろう。
だからこそサムウェルは、自分の持つありったけの楽しいを教えたい。その意図を理解するロメリアは、不満を口にする事なく、サムウェルに付き合う。
ただ、面倒だと感じる時も少なくはない。それも仕方ないと流せるならば、両者の関係はとても良好だと言えよう。
知らない事を知るのは、とても労力が必要である。それでも、挑戦する事は素晴らしい。そして、満足する結果を得られるなら、最良であろう。
ロメリアが、これから何を知り、何を選択して行くのは、誰にもわからない。
だが、遠くない未来。ロメリアが、平和の為に尽力するのは、間違いないだろう。何故なら、悪友が傍にいるのだから。
0
あなたにおすすめの小説
ようこそ異世界へ!うっかりから始まる異世界転生物語
Eunoi
ファンタジー
本来12人が異世界転生だったはずが、神様のうっかりで異世界転生に巻き込まれた主人公。
チート能力をもらえるかと思いきや、予定外だったため、チート能力なし。
その代わりに公爵家子息として異世界転生するも、まさかの没落→島流し。
さぁ、どん底から這い上がろうか
そして、少年は流刑地より、王政が当たり前の国家の中で、民主主義国家を樹立することとなる。
少年は英雄への道を歩き始めるのだった。
※第4章に入る前に、各話の改定作業に入りますので、ご了承ください。
少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。
令和日本では五十代、異世界では十代、この二つの人生を生きていきます。
越路遼介
ファンタジー
篠永俊樹、五十四歳は三十年以上務めた消防士を早期退職し、日本一周の旅に出た。失敗の人生を振り返っていた彼は東尋坊で不思議な老爺と出会い、歳の離れた友人となる。老爺はその後に他界するも、俊樹に手紙を残してあった。老爺は言った。『儂はセイラシアという世界で魔王で、勇者に討たれたあと魔王の記憶を持ったまま日本に転生した』と。信じがたい思いを秘めつつ俊樹は手紙にあった通り、老爺の自宅物置の扉に合言葉と同時に開けると、そこには見たこともない大草原が広がっていた。
異世界転生はどん底人生の始まり~一時停止とステータス強奪で快適な人生を掴み取る!
夢・風魔
ファンタジー
若くして死んだ男は、異世界に転生した。恵まれた環境とは程遠い、ダンジョンの上層部に作られた居住区画で孤児として暮らしていた。
ある日、ダンジョンモンスターが暴走するスタンピードが発生し、彼──リヴァは死の縁に立たされていた。
そこで前世の記憶を思い出し、同時に転生特典のスキルに目覚める。
視界に映る者全ての動きを停止させる『一時停止』。任意のステータスを一日に1だけ奪い取れる『ステータス強奪』。
二つのスキルを駆使し、リヴァは地上での暮らしを夢見て今日もダンジョンへと潜る。
*カクヨムでも先行更新しております。
【完結】魔術師なのはヒミツで薬師になりました
すみ 小桜(sumitan)
ファンタジー
ティモシーは、魔術師の少年だった。人には知られてはいけないヒミツを隠し、薬師(くすし)の国と名高いエクランド国で薬師になる試験を受けるも、それは年に一度の王宮専属薬師になる試験だった。本当は普通の試験でよかったのだが、見事に合格を果たす。見た目が美少女のティモシーは、トラブルに合うもまだ平穏な方だった。魔術師の組織の影がちらつき、彼は次第に大きな運命に飲み込まれていく……。
異世界転生~チート魔法でスローライフ
玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています
無限に進化を続けて最強に至る
お寿司食べたい
ファンタジー
突然、居眠り運転をしているトラックに轢かれて異世界に転生した春風 宝。そこで女神からもらった特典は「倒したモンスターの力を奪って無限に強くなる」だった。
※よくある転生ものです。良ければ読んでください。 不定期更新 初作 小説家になろうでも投稿してます。 文章力がないので悪しからず。優しくアドバイスしてください。
改稿したので、しばらくしたら消します
異世界に転生したら?(改)
まさ
ファンタジー
事故で死んでしまった主人公のマサムネ(奥田 政宗)は41歳、独身、彼女無し、最近の楽しみと言えば、従兄弟から借りて読んだラノベにハマり、今ではアパートの部屋に数十冊の『転生』系小説、通称『ラノベ』がところ狭しと重なっていた。
そして今日も残業の帰り道、脳内で転生したら、あーしよ、こーしよと現実逃避よろしくで想像しながら歩いていた。
物語はまさに、その時に起きる!
横断歩道を歩き目的他のアパートまで、もうすぐ、、、だったのに居眠り運転のトラックに轢かれ、意識を失った。
そして再び意識を取り戻した時、目の前に女神がいた。
◇
5年前の作品の改稿板になります。
少し(?)年数があって文章がおかしい所があるかもですが、素人の作品。
生暖かい目で見て下されば幸いです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる