14 / 39
妖精さん達との節分
しおりを挟む
節分です。豆まきしたり、歳の数だけ豆を食べたり、一年の無病息災を願うイベントです。最近では恵方巻きも流行り始めましたね。
「豆まきにはあまり興味が無いのですが、せっかくなので恵方巻きを作って貰おう!」
って事で、たまには私も本気出します。レッツ海鮮巻き! そしてやって来ました築地場外市場です! そして何故か一緒に居る、裕子ちゃんです。
裕子ちゃんって私の事好きなの? いや違うな。目当ては海鮮巻きだな! この食欲魔人め!
なんたって今回目利きをするのは、その道のプロ、お料理の妖精さんですよ! 裕子ちゃんが食いつかないはず無いですよ。
「私も行くわよ」
「何でさ」
「良いから行くの」
「はぁ、もう。仕方ないね」
そうなんです。仕方なく連れて来ました。今日の裕子ちゃんは、荷物持ちを兼ねてます。
流石は築地です、観光名所です。沢山の人で溢れかえってます。と~ても賑やかです。朝早くやって来たかいが有るってもんです。
「マグロ! 大トロが食べたい!」
「裕子ちゃん、馬鹿なの?」
「何がよ! 築地でしょ?」
「築地だね」
「ならマグロじゃない!」
いや、意味が分かりませんが。それに、そんな高い物を買える訳が無いでしょ!
ちなみに、何時も裕子ちゃんが食材を用意してくれるので、今日は私の奢りです。お料理の妖精さんには、私の予算を伝えて有ります。す~ごく、す~ごく頑張りました!
アルバイトとへそくりで溜めたお小遣いから一万円。これが今日の予算です。倹約家の私ですが、たまには贅沢するんです。
私もマグロが食べたい。確かにそう思いますよ。お料理の妖精さんは、単に食材を見繕うのでは有りません。素材の良し悪しや、作る料理をちゃんと想定して、食材を選んでいきます。
そして買ったのはマグロの中トロ、車海老、穴子、かんぴょう、飛び子、出汁用の昆布に鰹節と煮干し、そして海苔です。歩き回りましたし、そこそこ荷物になりました。
せっかくなので、場外市場で昼食を取った後、電車に乗って自宅へ戻ります。
定番のだし巻き卵は、出汁から手作りです。当然、すし酢から煮切り醤油まで、お料理の妖精さんが作ります。
「君達って、本当に色々と作れるよね。凄いね」
そう言うと、お料理の妖精さんは腕を組んで鼻をフンってさせてました。うん、頼もしいです。なんか、職人さんって感じです。
ペチ達用にも何か作って貰う様に、頼んでおきます。だって、可哀そうじゃないですか。
お料理の妖精さんが手際よく料理をしている中、私は妖精さん達を集合させます。
「あなた達、節分って知ってる?」
妖精さん達は、一斉に頷きます。まあ、知らない筈が無いんですよ。物知りなお勉強の妖精さんが居ますし。
「鬼役と豆を投げる役を決めて、みんなで豆を投げっこしよう!」
妖精さん達は一斉に話し合いを始めました。輪になってゴニョゴニョと暫く話し合っていました。
結局、四大元素の妖精さんが鬼に決まった様です。
豆を投げる役は、お勉強、お仕事、音楽、お花、予防医療の妖精さん、飼育の妖精さんもペチ達の世話を忘れてやる気みたいです。
氷の妖精さんは、冷凍庫から出れないので不参加です。お掃除の妖精さんは、後片付けを楽しみにしている様です。
「あんたって、いつもこんな馬鹿な事してるの?」
妖精さんが見えない裕子ちゃんには、わかるまい。この妖精さん達のウキウキした笑顔、これだけで元気になれるのだよ!
ついでに買って来た豆を持って、妖精さん達は今か今かと待ち焦がれています。
本当は豆をまくのは夜なんでしょうけど、あんまり待たせちゃ悪いので豆まき開始! 飛び交う豆、飛び回る妖精さん達。一緒にはしゃぐ、ミィ、ペチ、モグ。狭いワンルームは、一気にお祭り騒ぎになります。
妖精さんが見えてない裕子ちゃんには、ポルターガイストに見えるのでしょうが、流石になれた様で気にも留めてません。むしろお料理の様子を凝視してました。
火、水、風、土の妖精さんがワンルームを所狭しと飛び回ります。お勉強の妖精さんと、お仕事、お花、予防医療の妖精さんが、ひらひらと舞い豆を投げます。
飼育の妖精さんは、ペチ達の事を気にかけつつも、楽しそうに豆を投げてます。音楽の妖精さん達は、豆を投げずに音楽を奏で始めます。
氷の妖精さんは、冷凍庫の隙間からみんなの様子を見て、クルクルと踊ってます。床に落ちた豆をペチ達が食べない様に、お掃除の妖精さんが即回収です。
飛び交う妖精さん達を追いかけ、ペチ達がジャンプします。
なんでしょこのファンシーな空間! 可愛さ満点です! おぅ、鼻血でそう……。
ひとしきり豆まきを堪能し、ペチ達が疲れ切った所で豆まきは終了です。妖精さん達は、大満足の笑みを浮かべています。良かった、良かった。
豆まきが終わる頃、丁度海鮮巻きが出来上がります。
うゎあ! なんて豪華な海鮮巻き!
なんたって食材に超お金をかけた上に、お料理の妖精さんが本気を出した海鮮巻きですよ。見た目だけで、意識が持ってかれそう!
裕子ちゃんは待ちきれずに、目をぎらつかせてます。私も待ちきれません。いざ実食です!
「「うぉいうぉい、うぉいし~い!」」
頑張って築地まで行ったかいが有った!
穴子はふっくらと炊かれ、口の中でほぐれます。流石の目利き、中トロは脂の乗りが最高です。プリプリの車海老は舌を喜ばせ、飛び子のプチプチした食感は、良いアクセントとなってます。だし巻き玉子やかんぴょうは主張し過ぎず、各素材の味を引き立てます。
因みに裕子ちゃんは、頬張りながらポロポロと涙を零していました。ペチ達も夢中で、特製猫ごはんを頬張ってます。
「幸せだ~!」
「うぉ~!」
二人で思わず叫んでしまいました。近所の方々すみません。美味しすぎる海鮮巻きが悪いのです。
「そう言えば、恵方を向いて無く無い?」
「あ~! でも食べちゃったね。先に言おうよ裕子ちゃん!」
「仕方ないでしょ! これを食べる為に今日一日あんたに付き合ったんだから」
そんなこんなで夜が更けていきました。最高の節分、この調子で福がやって来ると良いな。あれ? もう福がやって来てるのでは? ハハハ……。
「豆まきにはあまり興味が無いのですが、せっかくなので恵方巻きを作って貰おう!」
って事で、たまには私も本気出します。レッツ海鮮巻き! そしてやって来ました築地場外市場です! そして何故か一緒に居る、裕子ちゃんです。
裕子ちゃんって私の事好きなの? いや違うな。目当ては海鮮巻きだな! この食欲魔人め!
なんたって今回目利きをするのは、その道のプロ、お料理の妖精さんですよ! 裕子ちゃんが食いつかないはず無いですよ。
「私も行くわよ」
「何でさ」
「良いから行くの」
「はぁ、もう。仕方ないね」
そうなんです。仕方なく連れて来ました。今日の裕子ちゃんは、荷物持ちを兼ねてます。
流石は築地です、観光名所です。沢山の人で溢れかえってます。と~ても賑やかです。朝早くやって来たかいが有るってもんです。
「マグロ! 大トロが食べたい!」
「裕子ちゃん、馬鹿なの?」
「何がよ! 築地でしょ?」
「築地だね」
「ならマグロじゃない!」
いや、意味が分かりませんが。それに、そんな高い物を買える訳が無いでしょ!
ちなみに、何時も裕子ちゃんが食材を用意してくれるので、今日は私の奢りです。お料理の妖精さんには、私の予算を伝えて有ります。す~ごく、す~ごく頑張りました!
アルバイトとへそくりで溜めたお小遣いから一万円。これが今日の予算です。倹約家の私ですが、たまには贅沢するんです。
私もマグロが食べたい。確かにそう思いますよ。お料理の妖精さんは、単に食材を見繕うのでは有りません。素材の良し悪しや、作る料理をちゃんと想定して、食材を選んでいきます。
そして買ったのはマグロの中トロ、車海老、穴子、かんぴょう、飛び子、出汁用の昆布に鰹節と煮干し、そして海苔です。歩き回りましたし、そこそこ荷物になりました。
せっかくなので、場外市場で昼食を取った後、電車に乗って自宅へ戻ります。
定番のだし巻き卵は、出汁から手作りです。当然、すし酢から煮切り醤油まで、お料理の妖精さんが作ります。
「君達って、本当に色々と作れるよね。凄いね」
そう言うと、お料理の妖精さんは腕を組んで鼻をフンってさせてました。うん、頼もしいです。なんか、職人さんって感じです。
ペチ達用にも何か作って貰う様に、頼んでおきます。だって、可哀そうじゃないですか。
お料理の妖精さんが手際よく料理をしている中、私は妖精さん達を集合させます。
「あなた達、節分って知ってる?」
妖精さん達は、一斉に頷きます。まあ、知らない筈が無いんですよ。物知りなお勉強の妖精さんが居ますし。
「鬼役と豆を投げる役を決めて、みんなで豆を投げっこしよう!」
妖精さん達は一斉に話し合いを始めました。輪になってゴニョゴニョと暫く話し合っていました。
結局、四大元素の妖精さんが鬼に決まった様です。
豆を投げる役は、お勉強、お仕事、音楽、お花、予防医療の妖精さん、飼育の妖精さんもペチ達の世話を忘れてやる気みたいです。
氷の妖精さんは、冷凍庫から出れないので不参加です。お掃除の妖精さんは、後片付けを楽しみにしている様です。
「あんたって、いつもこんな馬鹿な事してるの?」
妖精さんが見えない裕子ちゃんには、わかるまい。この妖精さん達のウキウキした笑顔、これだけで元気になれるのだよ!
ついでに買って来た豆を持って、妖精さん達は今か今かと待ち焦がれています。
本当は豆をまくのは夜なんでしょうけど、あんまり待たせちゃ悪いので豆まき開始! 飛び交う豆、飛び回る妖精さん達。一緒にはしゃぐ、ミィ、ペチ、モグ。狭いワンルームは、一気にお祭り騒ぎになります。
妖精さんが見えてない裕子ちゃんには、ポルターガイストに見えるのでしょうが、流石になれた様で気にも留めてません。むしろお料理の様子を凝視してました。
火、水、風、土の妖精さんがワンルームを所狭しと飛び回ります。お勉強の妖精さんと、お仕事、お花、予防医療の妖精さんが、ひらひらと舞い豆を投げます。
飼育の妖精さんは、ペチ達の事を気にかけつつも、楽しそうに豆を投げてます。音楽の妖精さん達は、豆を投げずに音楽を奏で始めます。
氷の妖精さんは、冷凍庫の隙間からみんなの様子を見て、クルクルと踊ってます。床に落ちた豆をペチ達が食べない様に、お掃除の妖精さんが即回収です。
飛び交う妖精さん達を追いかけ、ペチ達がジャンプします。
なんでしょこのファンシーな空間! 可愛さ満点です! おぅ、鼻血でそう……。
ひとしきり豆まきを堪能し、ペチ達が疲れ切った所で豆まきは終了です。妖精さん達は、大満足の笑みを浮かべています。良かった、良かった。
豆まきが終わる頃、丁度海鮮巻きが出来上がります。
うゎあ! なんて豪華な海鮮巻き!
なんたって食材に超お金をかけた上に、お料理の妖精さんが本気を出した海鮮巻きですよ。見た目だけで、意識が持ってかれそう!
裕子ちゃんは待ちきれずに、目をぎらつかせてます。私も待ちきれません。いざ実食です!
「「うぉいうぉい、うぉいし~い!」」
頑張って築地まで行ったかいが有った!
穴子はふっくらと炊かれ、口の中でほぐれます。流石の目利き、中トロは脂の乗りが最高です。プリプリの車海老は舌を喜ばせ、飛び子のプチプチした食感は、良いアクセントとなってます。だし巻き玉子やかんぴょうは主張し過ぎず、各素材の味を引き立てます。
因みに裕子ちゃんは、頬張りながらポロポロと涙を零していました。ペチ達も夢中で、特製猫ごはんを頬張ってます。
「幸せだ~!」
「うぉ~!」
二人で思わず叫んでしまいました。近所の方々すみません。美味しすぎる海鮮巻きが悪いのです。
「そう言えば、恵方を向いて無く無い?」
「あ~! でも食べちゃったね。先に言おうよ裕子ちゃん!」
「仕方ないでしょ! これを食べる為に今日一日あんたに付き合ったんだから」
そんなこんなで夜が更けていきました。最高の節分、この調子で福がやって来ると良いな。あれ? もう福がやって来てるのでは? ハハハ……。
1
あなたにおすすめの小説
14歳で定年ってマジ!? 世界を変えた少年漫画家、再起のノート
谷川 雅
児童書・童話
この世界、子どもがエリート。
“スーパーチャイルド制度”によって、能力のピークは12歳。
そして14歳で、まさかの《定年》。
6歳の星野幸弘は、将来の夢「世界を笑顔にする漫画家」を目指して全力疾走する。
だけど、定年まで残された時間はわずか8年……!
――そして14歳。夢は叶わぬまま、制度に押し流されるように“退場”を迎える。
だが、そんな幸弘の前に現れたのは、
「まちがえた人間」のノートが集まる、不思議な図書室だった。
これは、間違えたままじゃ終われなかった少年たちの“再スタート”の物語。
描けなかった物語の“つづき”は、きっと君の手の中にある。
星降る夜に落ちた子
千東風子
児童書・童話
あたしは、いらなかった?
ねえ、お父さん、お母さん。
ずっと心で泣いている女の子がいました。
名前は世羅。
いつもいつも弟ばかり。
何か買うのも出かけるのも、弟の言うことを聞いて。
ハイキングなんて、来たくなかった!
世羅が怒りながら歩いていると、急に体が浮きました。足を滑らせたのです。その先は、とても急な坂。
世羅は滑るように落ち、気を失いました。
そして、目が覚めたらそこは。
住んでいた所とはまるで違う、見知らぬ世界だったのです。
気が強いけれど寂しがり屋の女の子と、ワケ有りでいつも諦めることに慣れてしまった綺麗な男の子。
二人がお互いの心に寄り添い、成長するお話です。
全年齢ですが、けがをしたり、命を狙われたりする描写と「死」の表現があります。
苦手な方は回れ右をお願いいたします。
よろしくお願いいたします。
私が子どもの頃から温めてきたお話のひとつで、小説家になろうの冬の童話際2022に参加した作品です。
石河 翠さまが開催されている個人アワード『石河翠プレゼンツ勝手に冬童話大賞2022』で大賞をいただきまして、イラストはその副賞に相内 充希さまよりいただいたファンアートです。ありがとうございます(^-^)!
こちらは他サイトにも掲載しています。
極甘独占欲持ち王子様は、優しくて甘すぎて。
猫菜こん
児童書・童話
私は人より目立たずに、ひっそりと生きていたい。
だから大きな伊達眼鏡で、毎日を静かに過ごしていたのに――……。
「それじゃあこの子は、俺がもらうよ。」
優しく引き寄せられ、“王子様”の腕の中に閉じ込められ。
……これは一体どういう状況なんですか!?
静かな場所が好きで大人しめな地味子ちゃん
できるだけ目立たないように過ごしたい
湖宮結衣(こみやゆい)
×
文武両道な学園の王子様
実は、好きな子を誰よりも独り占めしたがり……?
氷堂秦斗(ひょうどうかなと)
最初は【仮】のはずだった。
「結衣さん……って呼んでもいい?
だから、俺のことも名前で呼んでほしいな。」
「さっきので嫉妬したから、ちょっとだけ抱きしめられてて。」
「俺は前から結衣さんのことが好きだったし、
今もどうしようもないくらい好きなんだ。」
……でもいつの間にか、どうしようもないくらい溺れていた。
生贄姫の末路 【完結】
松林ナオ
児童書・童話
水の豊かな国の王様と魔物は、はるか昔にある契約を交わしました。
それは、姫を生贄に捧げる代わりに国へ繁栄をもたらすというものです。
水の豊かな国には双子のお姫様がいます。
ひとりは金色の髪をもつ、活発で愛らしい金のお姫様。
もうひとりは銀色の髪をもつ、表情が乏しく物静かな銀のお姫様。
王様が生贄に選んだのは、銀のお姫様でした。
お姫様の願い事
月詠世理
児童書・童話
赤子が生まれた時に母親は亡くなってしまった。赤子は実の父親から嫌われてしまう。そのため、赤子は血の繋がらない女に育てられた。 決められた期限は十年。十歳になった女の子は母親代わりに連れられて城に行くことになった。女の子の実の父親のもとへ——。女の子はさいごに何を願うのだろうか。
クールな幼なじみの許嫁になったら、甘い溺愛がはじまりました
藤永ゆいか
児童書・童話
中学2年生になったある日、澄野星奈に許嫁がいることが判明する。
相手は、頭が良くて運動神経抜群のイケメン御曹司で、訳あって現在絶交中の幼なじみ・一之瀬陽向。
さらに、週末限定で星奈は陽向とふたり暮らしをすることになって!?
「俺と許嫁だってこと、絶対誰にも言うなよ」
星奈には、いつも冷たくてそっけない陽向だったが……。
「星奈ちゃんって、ほんと可愛いよね」
「僕、せーちゃんの彼氏に立候補しても良い?」
ある時から星奈は、バスケ部エースの水上虹輝や
帰国子女の秋川想良に甘く迫られるようになり、徐々に陽向にも変化が……?
「星奈は可愛いんだから、もっと自覚しろよ」
「お前のこと、誰にも渡したくない」
クールな幼なじみとの、逆ハーラブストーリー。
隠れ御曹司は、最強女子を溺愛したい
藤永ゆいか
児童書・童話
過去のある出来事から、空手や合気道を習うようになった私。
そして、いつしか最強女子と言われるようになり、
男子が寄りつかなくなってしまった。
中学では恋がしたいと思い、自分を偽って
学校生活を送ることにしたのだけど。
ある日、ひったくり犯を撃退するところを
クラスメイトの男子に見られてしまい……。
「お願い。このことは黙ってて」
「だったら、羽生さん。
俺のボディーガード兼カノジョになってよ」
「はい!?」
私に無茶な要求をしてきた、冴えないクラスメイトの
正体はなんと、大財閥のイケメン御曹司だった!?
* * *
「ボディーガードなんて無理です!」
普通の学校生活を送りたい女子中学生
羽生 菜乃花
×
「君に拒否権なんてないと思うけど?」
訳あって自身を偽る隠れ御曹司
三池 彗
* * *
彗くんのボディーガード兼カノジョになった
私は、学校ではいつも彼と一緒。
彗くんは、私が彼のボディーガードだからそばにいるだけ。
そう思っていたのに。
「可愛いな」
「菜乃花は、俺だけを見てて」
彗くんは、時に甘くて。
「それ以上余計なこと言ったら、口塞ぐよ?」
私にだけ、少し意地悪で。
「俺の彼女を傷つける人は、
たとえ誰であろうと許さないから」
私を守ってくれようとする。
そんな彗くんと過ごすうちに私は、
彼とずっと一緒にいたいと思うようになっていた──。
「私、何があっても彗くんのことは絶対に守るから」
最強女子と隠れ御曹司の、秘密の初恋ストーリー。
【運命】と言われて困っています
桜 花音
児童書・童話
小6のはじまり。
遠山彩花のクラスである6年1組に転校生がやってきた。
男の子なのに、透き通るようにきれいな肌と、お人形さんみたいに、パッチリした茶色い瞳。
あまりにキレイすぎて、思わず教室のみんな、彼に視線が釘付けになった。
そんな彼が彩花にささやいた。
「やっと会えたね」
初めましてだと思うんだけど?
戸惑う彩花に彼はさらに秘密を教えてくれる。
彼は自らの中に“守護石”というものを宿していて、それがあると精霊と関われるようになるんだとか。
しかも、その彼の守護石の欠片を、なぜか彩花が持っているという。
どういうこと⁉
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる