~前世の知識を持つ少女、サーラの料理譚~

あおいろ

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2話 3章 玉葱ソースの鹿肉ハンバーグ

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 「…いやぁ、言葉にならない旨さだ!…柔らかいのに肉肉しい。…甘しょっぱい味のソースも合うのぉ。」
 さらにマーチスは、大絶賛している。食器を動かす手を止める事なく、ハンバーグも切り分けずに丸のまま食べて、瞬く間に完食してしまう。さらには、
 「おい、ブランモン。…おかわりをくれ!」
 と、空の皿を差し出した。
 「は、はい!…只今、用意します!」とブランモンも、すぐさま皿を受けとると、再び同じ料理を作り上げて提供する。
 「ど、どうぞ!」
 「んぐぐ、…おかわり!」
 それをマーチスは受けとると、また食事をしだすと、また一瞬のうちに平らげてしまい、お代わりを要求した。
 「どうぞ!」
 「お代わり!」
 「ど、どうぞ。」
 「お代わり!」
 「…ど、…どうぞ!」
 「お代わり!」
 「…ど、…どうぞ!」
 「お代わり!」
 その様な二人のやり取りは、何度も繰り返される。
 村人達は、目の前の光景に唖然としていた。全員が口が開いた状態のまま、微動だにしていない。
 サーラも驚きのあまりに、両目を見開いているのだった。
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