~前世の知識を持つ少女、サーラの料理譚~

あおいろ

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2話 5章 蜂蜜レモン水/手作り素麺(そうめん)

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 「なら、安心したわい。…ワシ等は、話を聞いて、…心配だったんじゃよ。…」
 ほぼ同時に、村長も辿り着くと、安堵の息を漏らして、胸を撫で下ろすと、次第に独り言を呟いていた。
 その際に、サーラは両目をしばたかせて、ある事に気がつく。さらに首を傾げながら、問いかけだした。
 「あれ?…アリサちゃんは?」
 「ロンドが起きたから、順番に面倒を見てもらってるわい。…あの娘は、お前が出掛けてから、泣いて、寝て、起きたら、再び泣いてを繰り返していたんじゃよ。」
 と、村長が代表して説明をしてきた。やや疲れた様な表情をしだす。
 それをサーラは聞くと、「あぁ、…」と言いつつ、頷きながら遠い目をして頷いている。自分でも状況を容易く想像してしまい、納得していた。
 ふと屋敷の一階の廊下から、赤ん坊の泣き声が聞こえてくる。
 さらに、大人の足音がし、誰かの気配が此方に近づいてくる。
 すると曲がり角から、ロンドがアリサを抱えながら走って、やってきた。
 そちらへとサーラも自ずと歩きだして、近寄っていく。
 村長夫妻も同じく付いていき、ゆっくりと後ろを歩いていた。
 「あぁ!!…サーラちゃん!…此処に居たんだね!」
 やがてロンドも気がつき、笑顔を浮かべながら側まで来て、辿り着くとアリサを彼女の目の前に差し出すと、捲し立てる様に喋りだした。
 「…よかったよ。…アリサちゃんが泣き止まないんだよ。…もう、ずっと君を探していて、助けてよ。」
 「あ、はは。…」
 目の前の様子に、サーラは乾いた笑みを浮かべつつ、素直に両手を前にだした。すぐにアリサを抱えると、あやしだす。
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