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光の国に転生した闇属性の俺!?
61)ドキドキピクニック
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王族とのピクニックの予定が急に入ってしまった関係で俺たちは急いで出かける準備をしていた。義兄は先ほどまで家庭教師と勉強をしており、一緒に行けないと思っていたがいつの間にか隣にいた。本当に気づかないうちに隣にいたのだ。怖い。
「ナハトがピクニックに行くと風の噂で聞いてね。何かあったら心配だからついて行くことにしたのさ」
(あなたといた方が危険な気がするんですけど!?)
「僕もお兄様と行くことができて嬉しいです」
今さっき決まったことがそんなすぐに伝わってたまるか。まさかまた何処かに盗聴器でも仕込んでいるんじゃ無いだろうな。この義兄であれば十分にあり得る。
俺たちは何故か事前に準備されていた外出用の服に着替えた。勿論ペアルックである。しかも俺に至ってはオーバーオールである。精神年齢が成人済みの俺には正直恥ずかしい。
「二人ともよく似合っているわ~♡やっぱりお母様の見立てに間違いは無かったわね」
「流石ルーナ。この子達の良いところをよく理解しているね」
両親が子供達の前で恥ずかしげも無くイチャイチャし出すこの光景は何回目だろうか。父も母もいつものようなきっちりとした格好ではなく、少しラフな格好だ。どうやら、皇后陛下が気分転換したいから気楽な格好で来て欲しいと言われたかららしい。
急すぎて気づいていなかったが、公爵領の外に出るのは初めてだ。改めて『リュミ騎士』の世界を見て回ることができるのだ。正直楽しみでワクワクしてきた。
「じゃあ、外に出るけどナハトはお兄様の近くから離れないように」
「はい」
「僕に任せてください。どんな相手でもナハトは命懸けで守ります」
「…頼むから命はかけないでくれ」
義兄の溺愛も今やコントのようだ。俺としても初めての外出で近くに義兄がいることは心強い。
「じゃあ、魔導車に乗ろうか」
「魔道車?」
「ああ、ナハトは見るのが初めてだったな」
そう言って目の前に現れたのは何の変哲もない馬車だった。しかし、馬車を引くための馬がいないではないか。
「馬車って馬が引いてくれるものだと思っていました」
ゲームの中ではワープ機能があったため、この国の移動手段なんて知らない。この世界での移動はナハトにとっても俺にとっても初めてなのだ。
「昔は馬が引いていたんだけど、事故が多かったらしくてね。今の王宮魔導士のトップであるナタリーが魔道車を開発したんだ。魔力を動力源としていてね。この馬車の開発には現皇后も加わって行われていたんだよ」
「皇后陛下ってすごい人なんですね」
「目立った才能は無かったが、凄い努力家なんだ。目標に向かって一歩一歩進む姿には私も感心していたし、そんな彼に陛下も惚れ込んだんだろうな」
「そうなんですね。何だか早くお会いしてみたいです」
(ん?今父は皇后陛下のことを”彼”と言ったか?まさかな、言い間違いだろう)
少しの違和感を覚えたが、出かけられる嬉しさからすぐに忘れてしまった。義兄が先に馬車に入り、こちらに手を伸ばしてくれている。
(さあ、初めての外出だ!)
「ナハトがピクニックに行くと風の噂で聞いてね。何かあったら心配だからついて行くことにしたのさ」
(あなたといた方が危険な気がするんですけど!?)
「僕もお兄様と行くことができて嬉しいです」
今さっき決まったことがそんなすぐに伝わってたまるか。まさかまた何処かに盗聴器でも仕込んでいるんじゃ無いだろうな。この義兄であれば十分にあり得る。
俺たちは何故か事前に準備されていた外出用の服に着替えた。勿論ペアルックである。しかも俺に至ってはオーバーオールである。精神年齢が成人済みの俺には正直恥ずかしい。
「二人ともよく似合っているわ~♡やっぱりお母様の見立てに間違いは無かったわね」
「流石ルーナ。この子達の良いところをよく理解しているね」
両親が子供達の前で恥ずかしげも無くイチャイチャし出すこの光景は何回目だろうか。父も母もいつものようなきっちりとした格好ではなく、少しラフな格好だ。どうやら、皇后陛下が気分転換したいから気楽な格好で来て欲しいと言われたかららしい。
急すぎて気づいていなかったが、公爵領の外に出るのは初めてだ。改めて『リュミ騎士』の世界を見て回ることができるのだ。正直楽しみでワクワクしてきた。
「じゃあ、外に出るけどナハトはお兄様の近くから離れないように」
「はい」
「僕に任せてください。どんな相手でもナハトは命懸けで守ります」
「…頼むから命はかけないでくれ」
義兄の溺愛も今やコントのようだ。俺としても初めての外出で近くに義兄がいることは心強い。
「じゃあ、魔導車に乗ろうか」
「魔道車?」
「ああ、ナハトは見るのが初めてだったな」
そう言って目の前に現れたのは何の変哲もない馬車だった。しかし、馬車を引くための馬がいないではないか。
「馬車って馬が引いてくれるものだと思っていました」
ゲームの中ではワープ機能があったため、この国の移動手段なんて知らない。この世界での移動はナハトにとっても俺にとっても初めてなのだ。
「昔は馬が引いていたんだけど、事故が多かったらしくてね。今の王宮魔導士のトップであるナタリーが魔道車を開発したんだ。魔力を動力源としていてね。この馬車の開発には現皇后も加わって行われていたんだよ」
「皇后陛下ってすごい人なんですね」
「目立った才能は無かったが、凄い努力家なんだ。目標に向かって一歩一歩進む姿には私も感心していたし、そんな彼に陛下も惚れ込んだんだろうな」
「そうなんですね。何だか早くお会いしてみたいです」
(ん?今父は皇后陛下のことを”彼”と言ったか?まさかな、言い間違いだろう)
少しの違和感を覚えたが、出かけられる嬉しさからすぐに忘れてしまった。義兄が先に馬車に入り、こちらに手を伸ばしてくれている。
(さあ、初めての外出だ!)
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