主人公の義弟兼当て馬の俺は原作に巻き込まれないためにも旅にでたい

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光の国に転生した闇属性の俺!?

2)魔力

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まあまずは、魔力とは何ですか?という話ですね。はい、俺にも分かりません。

(出来れば教えて欲しいんだけど…)

「だー!あっあぅー!!」

「よしよし、すぐ終わるからねぇ~。怖くないわよぉ」

話が通じないので今の俺はただゴネてる赤ちゃんだ。ぷくーっと頬を膨らませて拗ねる。

(ゲームだったらチュートリアルで教えてくれるのに)

機嫌が悪くなった俺を母が天使のような笑顔で宥める。父と兄は何故かオロオロしていて子供の扱いには慣れていないようだ。というか、母の子供の扱いが上手すぎる。荒れている心を広い心で覆われているような感覚になる。ポンポンと背中を丁度いい力の強さで叩かれると少しウトウトしてくる。

(これが赤さん補正か…)

コンコン

眠たくなってきて目を閉じそうなところで部屋の扉が叩かれる。使用人のような人が入ってた。

「大神官様が到着されました。今すぐにでも魔力測定を行えます」

「ご苦労、大神官をここへ」

「はっ」

父は多分人を従える力があるのだろう。指示をする姿はとても堂々としていて威厳に満ち溢れている。母や兄、弟に見せていた姿とは違う姿でとても格好いい。

「失礼します。本日レイラー家の次男様、ナハト様の魔力鑑定、及び測定に参りましたアクリシスと申します」

「ああ、大神官殿よく来てくれた。今日はよろしく頼む」

「ええ、ではナハト様をこの鑑定機の前に」

「ナハトちゃん、この玉に触るだけだからね~♡少しだけ頑張りましょうね♡」

目の前に出された透明の丸い玉。どこか既視感があるが思い出せない。母曰く「ちょっと触るだけ♡」らしい。得体の知れないものを前に固まっていると大神官が目の前に来て俺の小さい手を取る。

「少し失礼します。1人だと怖いですよね、一緒に触りましょうか。少し触れるだけですので大丈夫ですよ」

「あぅー」

大神官の手はひんやりとしていて気持ちが良かった。男性だが女性的というのだろうか女神のような微笑みで俺のことを安心させてくれる。

そんなこんなで大神官に手を引かれ目の前の玉に手をかざす。瞬間、目の前がひかり出した。
目を開けるにも眩しすぎる光に俺は目をつぶって鑑定機から手を離す。

「…ご子息様の現在の属性、魔力量が判定致しました」

「あ、うーー?」

いつの間にか鑑定は終わったらしい。なんだ、本当に少し触れるだけじゃないか。だが、少し大神官の表情が曇っているような気がする。

「ーご子息さまの属性は…」



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