報われない恋はやめよう!…あれ?なんだか相手の様子がおかしいようです

発光食品

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3)報われない恋はやめた方がいい?

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「一度でいいんです。彼から一度離れてみてください。絶対に何かが変わるはずです」

ぐぐっと真剣な顔で俺の方に距離を詰めてくる。かなり酔っているようだ。確かに飲み始めてからもう2時間近く経っているし仕方がないのかもしれない。

「直人…少し酔ってるんじゃ…」

「酔ってないです。5年も経っているのに全く変わらないならこの先も変わらないんじゃないですか?朝陽さん本当に良い人だから見過ごせないんです。そんな男やめろと言ってもやめられないなら距離を取るだけでも良いんです。僕であればもっと朝陽さんを笑顔にさせてみせます」

「ほぼ告白みたいになってるよ。そんなに俺の心配をしてくれるなんてありがとう」

ここまで言われたら少しは考えなければいけないのかもしれない。

「そうだよね。少し考えてみるよ」

「じゃあ、今日は家に帰らないで僕に付き合ってくださいよ」

「ええ?でもそれは浮気に入るんじゃ…」

「相手もばちばちに浮気してるんだから気にしないですよ。ね?良いでしょ?飲み直しましょうよ」

「ま、まあ、そこまでいうのなら」

それから同じ店で少し飲んだ後はもう一軒お店をはしごして直人の家で飲み直すことになった。直人とはいろんな話で盛り上がった。同じ部署ということもあり、仕事の話で面白い出来事とか大変だった案件とかの話をした。その間だけは伊月のことを考えることなく過ごす事ができた。

…正直楽しかった。

そして俺はそのまま直人の家で寝落ちして気がついたら朝になっていた。今日が休みで本当に良かった。

ーーー

家に帰るとリビングの電気がついていた。自分は悪いことをしていないはずなのにドキッと心臓が嫌な音を立てた。そっとリビングのドアを開けると見慣れた人物がソファに座っていた。俺の大好きな彼氏だ。

「ただいま!もう帰ってたんだね」

「ん。朝陽も遅かったね。珍しい」

彼は俺に反応するとゆっくりとこっちを向いて少し気だるげな声で話しかけてきた。きっと帰ってきたばかりなのだろう。昨日家を出た時と同じスーツを着ていた。

「まだ着替えてなかったんだ。先にシャワーでも浴びてこれば?」

「うん?」

「どうしたの?あっ、先に俺が入っても良いってこと?」

「…いや。まあ、そうだよな。先に入るよ」

「??わかった。じゃあ伊月が出るまで待ってるね」

どうしたのだろう。いつも何を考えているのか分かりにくい彼だが、今回は特によくわからなかった。

ハッ、もしかしてご飯の方が先が良かったのか?もしかしたら朝から何も食べていないのかもしれない。

「早く朝ごはんの準備をしないと…」

いつものように伊月のご飯の準備をしようとする。まるで決められたルールであるかのように。そしてふと直人の言葉を思い出す。
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