異世界で生きていく。

モネ

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第三章の話

隣の部屋

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「ケイさんの淹れるお茶好きです。ホッとします。」
「それはよかったです。」
「なんかドンドン雨風の激しさが増してきましたね。」
「あぁ、タイフーンだからな。」
「先程、ギルマスと連絡を取って状況を聞いたらピークは夜中だろあと言ってました。」
「そうか。ならこれからだな。」
「ん?あの。連絡ってどうやって取ったのですか?この雨風の中人は出れませんよね?」
「あぁ、連絡は魔石の水晶で。この宿にはあるので、簡単に連絡取れますよ。」
ケイさんが丁寧に説明してくれた。
「魔石ですか?」
「モエは知らなかったのか?」
ジェイドさんはびっくりしている。
「はい!そんなことができるなんて!」
「水晶があればそこに顔が映し出されて話すことができます。」
「一般民家はあまり持ってねぇかもな。ギルドには必ずある。一応俺も持ってる。」
そう言ってレンさんが見せてくれた。
「俺もあるよ」
ジェイドさんも。
「なんでみんな持ってるんですか?」
「ハハッ。なんかみんなの物羨む子供みたいだ。可愛すぎる。」
ジェイドさんが笑う。
「子供じゃありません!私だけ知らなかったことだからびっくりしてるんです!」
「知ってるのかと思ってた。悪りぃ。説明すればよかったな。」
「そんな便利なものが。そしたら離れている人とも連絡が取れるってことですよね?」
それはテレビ電話だ!なんて便利なんだ。
私も欲しい。
そしたらゴダの街のみんなと話せるかも。
「ギルドには必ずあります。連絡をとって情報を早く共有したりもしなきゃですからね。」
そっかだから、ゴダギルドと情報共有が。
「なるほど。私も欲しいです!」
「モエはこの間魔石が手に入っただろ、それを加工すればいい。今度加工しに行くか。」
「はい!ゴダの皆さんと話せます!」
「そうだな。」
「モエはゴダの街にいたのか?」
「はい!皆さんによくしていただきました!話せるの楽しみです!」
これはいいこと聞いた。
「よかったですね!モエさん凄く嬉しそうです。」
「クッ。確かに。ニヤケが止まらないな。」
「そんな嬉しいものなのか。」
男性3人は不思議そうに見ていたが、私にはとても嬉しい情報だ。

夜が遅くなるにつれてすごい風と雨の音がしてきた。
ビュンビュンいってる。
「すごいですね。」
「あぁ、外にいたら飛ばされそうだな。」
バタン!
ガン!
音がする。
フィン!
その時辺りが真っ暗になった、ついてるのは暖炉の火だけ。
「あっ、真っ暗。」
「灯りがつかなくなったな。」
「大丈夫です、ランプをつけますね。」
ランプをケイさんをつけてくれた。
「これはしばらくつかないかもな。」
「あぁ、灯りを灯してる魔石のとこがやられたな。多分街中暗いはずだ。」
「ちょっとスタッフに声をかけてお客様の様子確認してきますね。」
「はい、私もお手伝いします!」
「いえ、モエさんはこちらにいてください。大丈夫です、すぐすみます。ありがとうございます。」
そう言ってケイさんはいってしまった。
「モエはくらいの大丈夫なのか?」
「あっ、はい、なんとか。」
「暖炉もあるしな。」
3人で暖炉の前に座って話す。
「こりゃ、タイフーンが過ぎた後の街が気になるな。荒れてそうだ。」
「だな、手伝い作業に追われそうだ。祭前に大忙しだな。」
「あっそういえばお祭りの飾りなどは片付けてあるのですか?」
「あぁ、片付けたり結界張ったりしてるから大丈夫だ。」
「よかったです。私もタイフーンの後の片付けや準備手伝います!」
「忙しくなりそうだな。」
話しているとケイさんが戻ってきた。
「大丈夫そうでした。皆さんもそろそろお休みください。ダイニングはスタッフが交代でいるので何かあればきてください。お夜食を持って行きませんか?」
「夜食も弁当みたいになってる、俺はもらってくよ、あと飲み物も。」
「はい、追加も欲しければいつでもこちらへお越しください。」
ジェイドさんとケイさんがやりとりをしている。
「レンさんはいいのですか?」
「あぁ、飲み物はある。」
「今夜はグッスリは眠れなそうですね。」
「そうだな。俺の部屋、モエの隣の部屋だからいつでも訪ねてきて大丈夫だからな。」
「あっお隣ですか?わかりました!心強いです!」

そして3人でそれぞれの部屋に戻る。
ジェイドさんとは途中で別れて部屋に戻る。
「あの、レンさん!もしお腹空いたらこれ食べてください。」
私はそう言っておにぎり2つとパンを渡した。
「おっ、ありがとう。モエのおにぎり食べたかったんだ。腹が減った時に食べるよ。」
「よかったです!はい、そうしてください!」
「モエもこわくなったり、1人が嫌な時はいつでも来いよ。ノックしたら出るから。」
「はい、ありがとうございます!そうさせてもらいます。」
「あぁ、じゃぁゆっくりできる時に休んでおけ。」
「はい、おやすみなさい。」
「おやすみ。」
またまたお隣の部屋がレンさんでなんかいつもの感じでホッとして眠りについた。
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